“土足”の読み方と例文
読み方割合
どそく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぢいやは御飯ごはんときでも、なんでも、草鞋わらぢばきの土足どそくのまゝで片隅かたすみあしれましたが、夕方ゆふがた仕事しごところから草鞋わらぢをぬぎました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
神慮しんりょをおそれぬばちあたり、土足どそく、はだかの皎刀こうとうを引っさげたまま、酒気しゅきにまかせてバラバラッと八神殿しんでん階段かいだんをのぼりかけた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「白」と声をかくるより早く、土足どそくで座敷に飛び上り、膝行しっこう匍匐ほふくして、忽ち例の放尿をやって、旧主人に恥をかゝした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)