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はつ
ふりがな文庫
“
發
(
はつ
)” の例文
新字:
発
女同士
(
をんなどうし
)
はわあと
只
(
たゞ
)
笑
(
わら
)
ひ
聲
(
ごゑ
)
を
發
(
はつ
)
して
各自
(
てんで
)
に
對手
(
あひて
)
を
突
(
つ
)
いたり
叩
(
たゝ
)
いたりして
亂
(
みだ
)
れつゝ
騷
(
さわ
)
いだ。
突然
(
とつぜん
)
一人
(
ひとり
)
がおつぎの
髮
(
かみ
)
へひよつと
手
(
て
)
を
掛
(
か
)
けた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
是
(
ここ
)
に
於
(
おい
)
て
齊
(
せい
)
の
軍
(
ぐん
)
の
善
(
よ
)
く
射
(
い
)
る
者
(
もの
)
をして、
(五三)
萬弩
(
ばんど
)
、
道
(
みち
)
を
夾
(
はさ
)
んで
伏
(
ふく
)
せしめ、
(五四)
期
(
き
)
して
曰
(
いは
)
く、『
暮
(
くれ
)
に
火
(
ひ
)
の
擧
(
あ
)
がるを
見
(
み
)
ば
倶
(
とも
)
に
發
(
はつ
)
せよ』
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
大船
(
おほふな
)
を
發
(
はつ
)
して
了
(
しま
)
へば
最早
(
もう
)
國府津
(
こふづ
)
へ
着
(
つ
)
くのを
待
(
ま
)
つ
外
(
ほか
)
、
途中
(
とちゆう
)
何
(
なに
)
も
得
(
う
)
ることは
出來
(
でき
)
ないと
思
(
おも
)
ふと、
淺間
(
あさま
)
しい
事
(
こと
)
には
猶
(
な
)
ほ
殘念
(
ざんねん
)
で
堪
(
たま
)
らない。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
その後
間
(
ま
)
もない十二年の歳の
秋
(
あき
)
に、
私
(
わたし
)
は三つ時分からの持
病
(
べう
)
の
喘息
(
ぜんそく
)
に新しい
療法
(
れうほう
)
が
發
(
はつ
)
見されたといふので、母と
共
(
とも
)
にはる/″\上
京
(
けう
)
したが
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
一人彼是申
拒
(
こば
)
むは重役を
蔑
(
ないが
)
しろに致す
所行
(
しよぎやう
)
殊
(
こと
)
に再吟味は天下の
大法
(
たいはふ
)
に
背
(
そむ
)
く
間
(
あひだ
)
相成ぬとの上意なりと
嚴重
(
げんぢう
)
にこそ申渡しける越前守は
發
(
はつ
)
とばかり御受を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
この
現象
(
げんしよう
)
を
少年讀者
(
しようねんどくしや
)
に
向
(
むか
)
つて
説明
(
せつめい
)
することは
頗
(
すこぶ
)
る
難事
(
なんじ
)
であるが、
唯
(
たゞ
)
噴火
(
ふんか
)
の
際
(
さい
)
、
發
(
はつ
)
せられた
數回
(
すうかい
)
の
連續的爆發
(
れんぞくてきばくはつ
)
が
寫眞
(
しやしん
)
に
撮
(
と
)
れたものと
承知
(
しようち
)
して
貰
(
もら
)
ひたい。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
誠
(
まこと
)
にありがたがるくらゐでは
足
(
た
)
りないのである。
火
(
ひ
)
は、
亞鉛板
(
トタンいた
)
が
吹
(
ふ
)
つ
飛
(
と
)
んで、
送電線
(
そうでんせん
)
に
引掛
(
ひきかゝ
)
つてるのが、
風
(
かぜ
)
ですれて、
線
(
せん
)
の
外被
(
ぐわいひ
)
を
切
(
き
)
つたために
發
(
はつ
)
したので。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
コロボツクルは如何にして火を
發
(
はつ
)
したるか。余は
先
(
ま
)
づ
此事
(
このこと
)
を述べて後に煮燒の事に説き及ぼすべし。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
同時
(
どうじ
)
に
星火
(
せいくわ
)
を
發
(
はつ
)
する
榴彈
(
りうだん
)
二
發
(
はつ
)
三
發
(
ぱつ
)
空
(
くう
)
に
飛
(
と
)
び、つゞいて
流星
(
りうせい
)
の
如
(
ごと
)
き
火箭
(
くわせん
)
は一
次
(
じ
)
一
發
(
ぱつ
)
右方
(
うはう
)
左方
(
さはう
)
に
流
(
なが
)
れた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
日本
(
にほん
)
は
英佛米伊
(
えいふつべいい
)
の四
國
(
こく
)
と
共
(
とも
)
に
支那
(
しな
)
に
勸告
(
くわんこく
)
を
發
(
はつ
)
して、
早
(
はや
)
く
南北
(
なんほく
)
の
爭
(
あらそ
)
ひを
止
(
や
)
めて『
世界改造
(
せかいかいざう
)
の
偉業
(
ゐげふ
)
に
參加
(
さんか
)
せよ』とやつたね。
支那
(
しな
)
はお
蔭
(
かげ
)
で
南北合同
(
なんほくがふどう
)
の
大共和國
(
だいきようわこく
)
になるだらう。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
然
(
しかれ
)
どもこの
癖漢
(
へきかん
)
の
冷々
(
れい/\
)
たる
苦笑
(
くせう
)
を
起
(
おこ
)
すのみなる
事
(
こと
)
を
示
(
しめ
)
し、
實際家
(
じつさいか
)
を
卑
(
いや
)
しむの
念
(
ねん
)
をあらはし、「でなくば
生命
(
いのち
)
を
捨
(
す
)
てんのみ。
運命
(
うんめい
)
に
服從
(
ふくじゆう
)
し、
百事
(
ひやくじ
)
を
放擲
(
はうてき
)
し」、
云々
(
しか/″\
)
の
語
(
ご
)
を
發
(
はつ
)
せしむるに
至
(
いた
)
る。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
馳
(
は
)
すれば
鐵脚
(
てつきやく
)
火
(
ひ
)
を
發
(
はつ
)
して
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
「
發
(
はつ
)
。」
第二の接吻
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「どうせよ一つにや
成
(
な
)
れぬ
身
(
み
)
を、
別
(
わか
)
れたいとは
思
(
おも
)
へども……」と一
同
(
どう
)
の
耳
(
みゝ
)
に
響
(
ひゞ
)
いた
時
(
とき
)
「
出
(
で
)
た/\」と
靜
(
しづ
)
まつて
居
(
ゐ
)
た
群集
(
ぐんしふ
)
の
中
(
なか
)
から
聲
(
こゑ
)
が
發
(
はつ
)
せられた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
已
(
すで
)
にして
大夫
(
たいふ
)
鮑氏
(
はうし
)
・
高
(
かう
)
・
國
(
こく
)
の
屬
(
ぞく
)
、
之
(
これ
)
を
害
(
い
)
み、
景公
(
けいこう
)
に
譖
(
しん
)
す。
景公
(
けいこう
)
、
穰苴
(
じやうしよ
)
を
退
(
しりぞ
)
く。
苴
(
しよ
)
、
疾
(
やまひ
)
を
發
(
はつ
)
して
死
(
し
)
す。
田乞
(
でんきつ
)
・
田豹
(
でんへう
)
の
徒
(
と
)
、
此
(
これ
)
に
由
(
よ
)
つて
高
(
かう
)
・
國
(
こく
)
等
(
ら
)
を
怨
(
うら
)
む。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
掘出
(
ほりだ
)
されし由を
慥
(
たしか
)
に
承
(
うけた
)
まはり
及
(
および
)
たり
扨々
(
さて/\
)
浦山敷
(
うらやましき
)
事なり何卒其古金の内を少々
拙者
(
せつしや
)
へ
配分
(
はいぶん
)
致し賜れと云ふに兵助は
發
(
はつ
)
と思へど
然有
(
さあら
)
ぬ
風情
(
ふぜい
)
にて貴殿には
然
(
さる
)
ことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それは、子
供
(
とも
)
向
(
む
)
きに
寫眞
(
しやしん
)
の
沿革
(
えんかく
)
から
撮影
(
さつえい
)
、
現像
(
げんぞう
)
、燒
付
(
つけ
)
の
法
(
ほう
)
、それに
簡單
(
かんたん
)
な
暗箱
(
あんはこ
)
の
作
(
つく
)
り方までを
説明
(
せつめい
)
してある。たしか
博文館
(
はくぶんくわん
)
發
(
はつ
)
行の
少
(
せう
)
年
理科
(
りくわ
)
叢
(
そう
)
書の一
册
(
さつ
)
だつたかと
思
(
おも
)
ふ。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
臺所
(
だいどころ
)
の
豪傑儕
(
がうけつばら
)
、
座敷方
(
ざしきがた
)
の
僭上
(
せんじやう
)
、
榮耀榮華
(
えいえうえいぐわ
)
に
憤
(
いきどほり
)
を
發
(
はつ
)
し、しや
討
(
う
)
て、
緋縮緬小褄
(
ひぢりめんこづま
)
の
前
(
まへ
)
を
奪取
(
ばひと
)
れとて、
竈將軍
(
かまどしやうぐん
)
が
押取
(
おつと
)
つた
柄杓
(
ひしやく
)
の
采配
(
さいはい
)
、
火吹竹
(
ひふきだけ
)
の
貝
(
かひ
)
を
吹
(
ふ
)
いて、
鍋釜
(
なべかま
)
の
鎧武者
(
よろひむしや
)
が
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一隊
(
いつたい
)
三十
有餘名
(
いうよめい
)
の
三年
(
さんねん
)
以來
(
いらい
)
の
馴染
(
なじみ
)
の
水兵等
(
すいへいら
)
は、
別
(
わかれ
)
を
惜
(
をし
)
まんとて、
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
の
周圍
(
ぐるり
)
を
取卷
(
とりま
)
いたが、
誰
(
たれ
)
も
一言
(
いちごん
)
も
發
(
はつ
)
する
者
(
もの
)
が
無
(
な
)
い、
中
(
なか
)
には
感慨
(
かんがい
)
極
(
きはま
)
つて、
涙
(
なみだ
)
を
流
(
なが
)
した
者
(
もの
)
もあつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
ラクダルは
無言
(
むごん
)
のまゝ
手眞似
(
てまね
)
で
其處
(
そこ
)
へ
坐
(
すわ
)
らした。
親父
(
おやぢ
)
は
當前
(
あたりまへ
)
に
坐
(
すわ
)
る、
愚息
(
せがれ
)
はゴロリ
臥
(
ね
)
ころんで
足
(
あし
)
を
蹈伸
(
ふみのば
)
す、この
臥轉
(
ねころ
)
び
方
(
かた
)
が
第一
(
だいゝち
)
上出來
(
じやうでき
)
であつた。
三人
(
さんにん
)
は
其
(
その
)
まゝ
一言
(
ひとこと
)
も
發
(
はつ
)
しない。
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
ヴェスヴィオの
千九百六年
(
せんくひやくろくねん
)
の
大噴火
(
だいふんか
)
に
於
(
おい
)
て、
非常
(
ひじよう
)
に
強
(
つよ
)
い
電氣
(
でんき
)
を
帶
(
お
)
びた
噴煙
(
ふんえん
)
を
認
(
みと
)
めたこともあり、その
靡
(
なび
)
いた
煙
(
けむり
)
に
近
(
ちか
)
づいた
時
(
とき
)
、
服裝
(
ふくそう
)
につけてゐた
金屬
(
きんぞく
)
の
各尖端
(
かくせんたん
)
から
電光
(
でんこう
)
を
發
(
はつ
)
したことも
經驗
(
けいけん
)
せられてゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
巫女
(
くちよせ
)
はかなりの
婆
(
ばあ
)
さんであつたので、
白粉
(
おしろい
)
つけた
瞽女等
(
ごぜら
)
に
向
(
むか
)
つて
揶揄
(
からか
)
ふ
樣
(
やう
)
な
言辭
(
ことば
)
は
彼等
(
かれら
)
の
間
(
あひだ
)
には
發
(
はつ
)
せられなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
受よと双方より詰寄るは是なんお花友次郎忠八等の三人なり其時吾助は
發
(
はつ
)
と
驚
(
おどろ
)
きしが元來
強氣
(
がうき
)
の
曲者
(
くせもの
)
なれば
呵々
(
から/\
)
と打笑ひヤア
小癪
(
こしやく
)
なり我を敵と云汝等こそ兄親の目を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
龐涓
(
はうけん
)
、
果
(
はた
)
して
夜
(
よる
)
、
斫木
(
しやくぼく
)
の
下
(
もと
)
に
至
(
いた
)
り、
白書
(
はくしよ
)
を
見
(
み
)
、
乃
(
すなは
)
ち
(五五)
火
(
ひ
)
を
鑽
(
き
)
りて
之
(
これ
)
を
燭
(
てら
)
す。
其書
(
そのしよ
)
を
讀
(
よ
)
み
未
(
いま
)
だ
畢
(
をは
)
らざるに、
齊
(
せい
)
の
軍
(
ぐん
)
の
萬弩
(
ばんど
)
倶
(
とも
)
に
發
(
はつ
)
す。
魏
(
ぎ
)
の
軍
(
ぐん
)
大
(
おほひ
)
に
亂
(
みだ
)
れ、
(五六)
相失
(
あひしつ
)
す。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
去
(
い
)
にし
年
(
とし
)
秋
(
あき
)
のはじめ、
汽船
(
きせん
)
加能丸
(
かのうまる
)
の
百餘
(
ひやくよ
)
の
乘客
(
じようかく
)
を
搭載
(
たふさい
)
して、
加州
(
かしう
)
金石
(
かないは
)
に
向
(
むか
)
ひて、
越前
(
ゑちぜん
)
敦賀港
(
つるがかう
)
を
發
(
はつ
)
するや、
一天
(
いつてん
)
麗朗
(
うらゝか
)
に
微風
(
びふう
)
船首
(
せんしゆ
)
を
撫
(
な
)
でて、
海路
(
かいろ
)
の
平穩
(
へいをん
)
を
極
(
きは
)
めたるにも
關
(
かゝ
)
はらず
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
肋骨材等
(
ろくこつざいとう
)
諸般
(
しよはん
)
の
構造
(
こうざう
)
を
眺
(
なが
)
め、また
千變萬化
(
せんぺんばんくわ
)
なる
百種
(
ひやくしゆ
)
の
機關
(
きくわん
)
の
説明
(
せつめい
)
を
聽
(
き
)
いた
時
(
とき
)
は、
殆
(
ほと
)
んど
之
(
これ
)
が
人間
(
にんげん
)
の
業
(
わざ
)
かと
疑
(
うたが
)
はるゝばかりで、
吾知
(
われし
)
らず
驚嘆
(
きやうたん
)
の
叫聲
(
さけび
)
を
發
(
はつ
)
する
事
(
こと
)
を
禁
(
きん
)
じ
得
(
え
)
なかつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
……
巳刻半
(
みのこくはん
)
、
神田
(
かんだ
)
佐久間町河岸
(
さくまちやうがし
)
の
材木納屋
(
ざいもくなや
)
から
火
(
ひ
)
を
發
(
はつ
)
して、
廣
(
ひろ
)
さ
十一里
(
じふいちり
)
三十二町半
(
さんじふにちやうはん
)
を
燒
(
や
)
き、
幾千
(
いくせん
)
の
人
(
ひと
)
を
殺
(
ころ
)
した、
橋
(
はし
)
の
燒
(
や
)
けた
事
(
こと
)
も、
船
(
ふね
)
の
燒
(
や
)
けた
事
(
こと
)
も、
今度
(
こんど
)
の
火災
(
くわさい
)
によく
似
(
に
)
て
居
(
ゐ
)
る。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
或
(
あるひ
)
は
地
(
ち
)
を
擇
(
えら
)
んで
之
(
これ
)
を
蹈
(
ふ
)
み、
時
(
とき
)
にして
然
(
しか
)
る
後
(
のち
)
言
(
こと
)
を
出
(
いだ
)
し、
行
(
ゆ
)
くに
(五六)
徑
(
こみち
)
に
由
(
よ
)
らず、
(五七)
公正
(
こうせい
)
に
非
(
あら
)
ざれば
憤
(
いきどほり
)
を
發
(
はつ
)
せず、
而
(
しか
)
も
禍災
(
くわさい
)
に
遇
(
あ
)
ふ
者
(
もの
)
、
勝
(
あ
)
げて
數
(
かぞ
)
ふ
可
(
べ
)
からざる
也
(
なり
)
。
余
(
よ
)
甚
(
はなは
)
だ
惑
(
まど
)
ふ。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
一向
(
いつかう
)
、
此
(
こ
)
の
變則
(
へんそく
)
の
名所
(
めいしよ
)
に
就
(
つ
)
いて、
知識
(
ちしき
)
も
經驗
(
けいけん
)
も
無
(
な
)
かつた
彼
(
かれ
)
は、
次第
(
しだい
)
に
暗
(
くら
)
く
成
(
な
)
り、
愈々
(
いよ/\
)
深
(
ふか
)
くなり、もの
凄
(
すさま
)
じく
成
(
な
)
つて、
搖
(
ゆすぶ
)
れ/\
轟然
(
ぐわうぜん
)
たる
大音響
(
だいおんきやう
)
を
發
(
はつ
)
して、
汽車
(
きしや
)
は
天窓
(
あたま
)
から、
鈍
(
にぶ
)
き
錐
(
きり
)
と
變
(
へん
)
じて
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これ
大弓場
(
だいきうば
)
の
爺樣
(
ぢいさん
)
なり。
人
(
ひと
)
に
逢
(
あ
)
へば
顏相
(
がんさう
)
をくづし、
一種
(
いつしゆ
)
特有
(
とくいう
)
の
聲
(
こゑ
)
を
發
(
はつ
)
して、「えひゝゝ。」と
愛想
(
あいさう
)
笑
(
わらひ
)
をなす、
其顏
(
そのかほ
)
を
見
(
み
)
ては
泣出
(
なきだ
)
さぬ
嬰兒
(
こども
)
を——、「あいつあ
不思議
(
ふしぎ
)
だよ。」とお
花主
(
とくい
)
は
可愛
(
かはい
)
がる。
神楽坂七不思議
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
小母
(
をば
)
さんも
變
(
へん
)
だ、
第一
(
だいいち
)
「
嬌瞋
(
けうしん
)
」を
發
(
はつ
)
しようし……そこンところが
何
(
なん
)
となく、いつのまにか、むかうが、
姉
(
あね
)
が、
姉
(
あね
)
が、といふから、
年紀
(
とし
)
は
私
(
わたし
)
が
上
(
うへ
)
なんだが、
姉
(
あね
)
さんも、うちつけがましいから、そこで
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“發(
発
)”の解説
発(發、はつ)は、夏朝の第16代帝。『史記』などにあるように、一般には帝桀の父は帝発とされているが、一説には帝桀の兄という。
即位後、諸々の夷が発の門前に来て、舞を披露したという。
第16代
(出典:Wikipedia)
發
部首:⽨
12画
“發”を含む語句
發見
出發
發表
發言
發掘
發揮
利發
發端
發心
大發掘
新發意
發熱
蒸發
發足
發明者
發起
發火
誘發
挑發
發奮
...