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愚息
ふりがな文庫
“愚息”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぐそく
50.0%
せがれ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐそく
(逆引き)
小松殿
眉
(
まゆ
)
を顰め、『何事ぞ』と問ひ給えば、茂頼は無念の顏色にて、『
愚息
(
ぐそく
)
時頼』、と言ひさして涙をはらはらと流せば、重景は傍らより膝を進め、『時頼殿に何事の候ひしぞ』。『
遁世
(
とんせい
)
致して候』。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
「はあ、ただ
愚息
(
ぐそく
)
に勤まりましょうかどうかと案じております」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
愚息(ぐそく)の例文をもっと
(2作品)
見る
せがれ
(逆引き)
その問いの見当を定めかねたる山木はしきりに
頭
(
かしら
)
を下げつつ「はッ。
愚息
(
せがれ
)
が
一人
(
ひとり
)
に——娘が一人でございまして、何分お引き立てを——」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
ラクダルは
無言
(
むごん
)
のまゝ
手眞似
(
てまね
)
で
其處
(
そこ
)
へ
坐
(
すわ
)
らした。
親父
(
おやぢ
)
は
當前
(
あたりまへ
)
に
坐
(
すわ
)
る、
愚息
(
せがれ
)
はゴロリ
臥
(
ね
)
ころんで
足
(
あし
)
を
蹈伸
(
ふみのば
)
す、この
臥轉
(
ねころ
)
び
方
(
かた
)
が
第一
(
だいゝち
)
上出來
(
じやうでき
)
であつた。
三人
(
さんにん
)
は
其
(
その
)
まゝ
一言
(
ひとこと
)
も
發
(
はつ
)
しない。
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
愚息(せがれ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“愚息”の意味
《名詞》
自分の息子の謙称。
(出典:Wiktionary)
愚
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
“愚”で始まる語句
愚
愚痴
愚弄
愚昧
愚鈍
愚図愚図
愚図
愚物
愚図々々
愚者
“愚息”のふりがなが多い著者
高山樗牛
徳冨蘆花
佐々木邦
国木田独歩