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愚息
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せがれ
ふりがな文庫
“
愚息
(
せがれ
)” の例文
その問いの見当を定めかねたる山木はしきりに
頭
(
かしら
)
を下げつつ「はッ。
愚息
(
せがれ
)
が
一人
(
ひとり
)
に——娘が一人でございまして、何分お引き立てを——」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
ラクダルは
無言
(
むごん
)
のまゝ
手眞似
(
てまね
)
で
其處
(
そこ
)
へ
坐
(
すわ
)
らした。
親父
(
おやぢ
)
は
當前
(
あたりまへ
)
に
坐
(
すわ
)
る、
愚息
(
せがれ
)
はゴロリ
臥
(
ね
)
ころんで
足
(
あし
)
を
蹈伸
(
ふみのば
)
す、この
臥轉
(
ねころ
)
び
方
(
かた
)
が
第一
(
だいゝち
)
上出來
(
じやうでき
)
であつた。
三人
(
さんにん
)
は
其
(
その
)
まゝ
一言
(
ひとこと
)
も
發
(
はつ
)
しない。
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
實
(
じつ
)
は
今日
(
けふ
)
お
願
(
ねがひ
)
があつてお
邪魔
(
じやま
)
に
出
(
で
)
ました。これは
手前
(
てまへ
)
の
愚息
(
せがれ
)
で
御座
(
ござ
)
います、
是非
(
ぜひ
)
貴樣
(
あなた
)
のお
弟子
(
でし
)
になりたいと
本人
(
ほんにん
)
の
望
(
のぞみ
)
ですから
連
(
つれ
)
て
參
(
まゐ
)
りましたが、
一
(
ひと
)
つ
試驗
(
しけん
)
をして
見
(
み
)
て
下
(
くだ
)
さいませんか。
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
“愚息”の意味
《名詞》
自分の息子の謙称。
(出典:Wiktionary)
愚
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
“愚”で始まる語句
愚
愚痴
愚弄
愚昧
愚鈍
愚図愚図
愚図
愚物
愚図々々
愚者