愚息ぐそく)” の例文
小松殿まゆを顰め、『何事ぞ』と問ひ給えば、茂頼は無念の顏色にて、『愚息ぐそく時頼』、と言ひさして涙をはらはらと流せば、重景は傍らより膝を進め、『時頼殿に何事の候ひしぞ』。『遁世とんせい致して候』。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「はあ、ただ愚息ぐそくに勤まりましょうかどうかと案じております」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
愚息ぐそくでつとまることならまことに光栄のぞんじます」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)