“嬌瞋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けうしん63.6%
きょうしん27.3%
きやうしん9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
錢形平次の執拗しつあうな疑ひに對して、嬌瞋けうしんを發した姿です。それは怒つた孔雀くじやくのやうな、不思議な氣高さとはなやかさを持つたものです。
あの人が嬌瞋きょうしんを発して、喜田川三郎氏に涙乍ら訴えると、実業界であんなに鳴らした喜田川三郎氏は、全く海月くらげのようになってしまうのも有名な事でありました。
嬌瞋きやうしんはつしては屹度きつといことはあるまい、いま婦人をんな邪慳じやけんにされてはからちたさる同然どうぜんぢやと、おつかなびつくりで、おづ/\ひかへてたが、いやあんずるよりうむやすい。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)