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嬌瞋
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きょうしん
ふりがな文庫
“
嬌瞋
(
きょうしん
)” の例文
あの人が
嬌瞋
(
きょうしん
)
を発して、喜田川三郎氏に涙乍ら訴えると、実業界であんなに鳴らした喜田川三郎氏は、全く
海月
(
くらげ
)
のようになってしまうのも有名な事でありました。
奇談クラブ〔戦後版〕:01 第四の場合
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
柳眉
(
りゅうび
)
をキリキリと釣り上げて、『騒々しいねえ』と
嬌瞋
(
きょうしん
)
をいただくわけのものでもなし、人間は至極柔和に出来ていらっしゃるに、無類のお話好きとおいでなさる。
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
馴々
(
なれなれ
)
しくて犯し
易
(
やす
)
からぬ品のいい、いかなることにもいざとなれば驚くに足らぬという身に
応
(
こたえ
)
のあるといったような風の
婦人
(
おんな
)
、かく
嬌瞋
(
きょうしん
)
を発してはきっといいことはあるまい
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
嬌
漢検1級
部首:⼥
15画
瞋
漢検1級
部首:⽬
15画
“嬌”で始まる語句
嬌態
嬌
嬌羞
嬌声
嬌笑
嬌名
嬌艶
嬌然
嬌嗔
嬌娜