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嬌名
ふりがな文庫
“嬌名”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きょうめい
60.0%
けうめい
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうめい
(逆引き)
芳町
(
よしちょう
)
の
奴
(
やっこ
)
と
嬌名
(
きょうめい
)
高かった妓は、
川上音次郎
(
かわかみおとじろう
)
の妻となって、新女優の始祖マダム
貞奴
(
さだやっこ
)
として、我国でよりも欧米各国にその名を
喧伝
(
けんでん
)
された。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
お梶は、もう四十に近かったが、宮川町の
歌妓
(
うたいめ
)
として、若い頃に
嬌名
(
きょうめい
)
を
謳
(
うた
)
われた面影が、そっくりと白い細面の顔に、ありありと残っている。
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
嬌名(きょうめい)の例文をもっと
(6作品)
見る
けうめい
(逆引き)
曾
(
かつ
)
て上野から下谷へかけて、一代の
嬌名
(
けうめい
)
を馳せた美女が、さながら
藍隈
(
あゐくま
)
を取つた鬼女の姿に變貌して居るのです。
銭形平次捕物控:223 三つの菓子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
婀娜
(
あだ
)
たる容姿は陽春三月の桜花をして艶を失はしめ、腕の
凄
(
すご
)
さは厳冬半夜のお月様をして
面
(
おもて
)
を
掩
(
おほ
)
はしめたり、新橋両畔の美形雲の如き間に立ちて、独り
嬌名
(
けうめい
)
を
専
(
もつぱ
)
らにせる新春野屋の花吉が
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
嬌名(けうめい)の例文をもっと
(4作品)
見る
“嬌名”の意味
《名詞》
芸者などが艶かしく美しいなど高い評判であること。
(出典:Wiktionary)
嬌
漢検1級
部首:⼥
15画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
“嬌”で始まる語句
嬌態
嬌
嬌羞
嬌声
嬌瞋
嬌笑
嬌艶
嬌然
嬌嗔
嬌娜
“嬌名”のふりがなが多い著者
木下尚江
長谷川時雨
谷崎潤一郎
柳田国男
菊池寛
野村胡堂
芥川竜之介