“嬌艶”の読み方と例文
読み方割合
きょうえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、云いふくませて、嬌艶きょうえんこびをきそわせたりした。関羽も美人は嫌いでないとみえ、めずらしく大酔して十名の美姫にとり巻かれながら
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
フランスの美文体、フランスの優美、フランスの嬌艶きょうえん、フランスの精神——摂政時代の風俗、赤踵あかかかとくつ、ローザン式の人物——などの花形だった。
朦朧とした写真の乾板かんぱん色の意識の板面に、真佐子の白い顔が大きく煙る眼だけをつけてぽっかり現れたり、金魚のひれだけが嬌艶きょうえんな黒斑を振り乱して宙に舞ったり
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)