“女同士”の読み方と例文
読み方割合
をんなどうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女同士(をんなどうし)はわあと只(たゞ)笑(わら)ひ聲(ごゑ)を發(はつ)して各自(てんで)に對手(あひて)を突(つ)いたり叩(たゝ)いたりして亂(みだ)れつゝ騷(さわ)いだ。突然(とつぜん)一人(ひとり)がおつぎの髮(かみ)へひよつと手(て)を掛(か)けた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おつぎが慌(あわ)てゝ後(うしろ)を向(む)かうとする時(とき)、復(ふたゝ)び劇(はげ)しく打(う)つた手(て)がおつぎの鼻(はな)に當(あた)つた。おつぎは兩手(りやうて)で鼻(はな)を抑(おさ)へて縮(ちゞ)まつた。女同士(をんなどうし)は樅(もみ)の木陰(こかげ)に身(み)を峙(そば)めて手(て)の出(だ)し樣(やう)もなかつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
お品(しな)は十九の春(はる)に懷胎(くわいたい)した。自分(じぶん)でもそれは暫(しばら)く知(し)らずに居(ゐ)た。季節(きせつ)が段々(だん/\)ぽかついて、仕事(しごと)には單衣(ひとへもの)でなければならぬ頃(ころ)に成(な)つたので女同士(をんなどうし)の目(め)は隱(かく)しおほせないやうに成(な)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)