“をんなどうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女同士33.3%
女同志33.3%
婦同士33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女同士をんなどうしはわあとたゞわらごゑはつして各自てんで對手あひていたりたゝいたりしてみだれつゝさわいだ。突然とつぜん一人ひとりがおつぎのかみへひよつとけた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おつぎがあわてゝうしろかうとするときふたゝはげしくつたがおつぎのはなあたつた。おつぎは兩手りやうてはなおさへてちゞまつた。女同士をんなどうしもみ木陰こかげそばめてやうもなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
女同志をんなどうしの愛を思はせる眼付めつき薔薇ばらの花よ、百合ゆりの花よりも白くて、女同志をんなどうしの愛を思はせる眼付めつき薔薇ばらの花、處女をとめに見せかけてゐるおまへの匂をおくれ、僞善ぎぜんの花よ、無言むごんの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
婦同士をんなどうし見惚みとれたげで、まへ𢌞まはり、背後うしろながめ、姿見すがたみかして、裸身はだかのまゝ、つけまはいて、黒子ほくろひとつ、ひだりちゝの、しろいつけぎはに、ほつりとあることまで、ようつたとはなし
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)