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人達
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ひとたち
ふりがな文庫
“
人達
(
ひとたち
)” の例文
宮城の
人達
(
ひとたち
)
は天皇陛下や、皇后陛下や、皇太子、皇子、皇女殿下などを、それ/″\、危くない場所におつれ申すことになりました。
拾うた冠
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
あの
白
(
しろ
)
い
着物
(
きもの
)
に、
白
(
しろ
)
い
鉢巻
(
はちまき
)
をした
山登
(
やまのぼ
)
りの
人達
(
ひとたち
)
が、
腰
(
こし
)
にさげた
鈴
(
りん
)
をちりん/\
鳴
(
な
)
らしながら
多勢
(
おほぜい
)
揃
(
そろ
)
つて
通
(
とほ
)
るのは、
勇
(
いさま
)
しいものでした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
片
(
かた
)
ッ
方
(
ぽう
)
でもいけなけりゃ、せめて
半分
(
はんぶん
)
だけでも
揚
(
あ
)
げてやったら、
通
(
とお
)
りがかりの
人達
(
ひとたち
)
が、どんなに
喜
(
よろこ
)
ぶか
知
(
し
)
れたもんじゃねえんで。……
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
現代
(
いまのよ
)
の
人達
(
ひとたち
)
から
頭脳
(
あたま
)
が
古
(
ふる
)
いと
思
(
おも
)
われるか
存
(
ぞん
)
じませぬが、
古
(
ふる
)
いにも、
新
(
あた
)
らしいにも、それがその
時代
(
じだい
)
の
女
(
おんな
)
の
道
(
みち
)
だったのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
何
(
なん
)
の
為
(
ため
)
に
私
(
わたし
)
だの、そらここにいるこの
不幸
(
ふこう
)
な
人達
(
ひとたち
)
ばかりが
恰
(
あだか
)
も
献祭
(
けんさい
)
の
山羊
(
やぎ
)
の
如
(
ごと
)
くに、
衆
(
しゅう
)
の
為
(
ため
)
にここに
入
(
い
)
れられていねばならんのか。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
又
(
また
)
かや
此頃
(
このごろ
)
折
(
をり
)
ふしのお
宿
(
とま
)
り、
水曜會
(
すゐようくわい
)
のお
人達
(
ひとたち
)
や、
倶樂部
(
ぐらぶ
)
のお
仲間
(
なかま
)
にいたづらな
御方
(
おかた
)
の
多
(
おほ
)
ければ
夫
(
そ
)
れに
引
(
ひ
)
かれて
自
(
おの
)
づと
身持
(
みもち
)
の
惡
(
わる
)
う
成
(
な
)
り
給
(
たま
)
ふ
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
私
(
わたし
)
は
数人
(
すうにん
)
の
男女
(
だんじよ
)
のR
国人
(
こくじん
)
に
紹介
(
せうかい
)
されて、それらの
人達
(
ひとたち
)
の
力強
(
ちからつよ
)
い
手
(
て
)
と一
々
(
/\
)
握手
(
あくしゆ
)
をした。しかし
誰
(
たれ
)
が
誰
(
たれ
)
だか
覚
(
おぼ
)
えてもゐられなかつた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
橋
(
はし
)
の
上
(
うへ
)
は
河
(
かは
)
の
上
(
うへ
)
の
此
(
こ
)
の
賑
(
にぎは
)
ひを
見
(
み
)
る
人達
(
ひとたち
)
で
仲見世
(
なかみせ
)
や
映画街
(
えいぐわがい
)
にも
劣
(
おと
)
らぬ
混雑
(
こんざつ
)
。
欄干
(
らんかん
)
にもたれてゐる
人達
(
ひとたち
)
は
互
(
たがひ
)
に
肩
(
かた
)
を
摺
(
す
)
れ
合
(
あは
)
すばかり。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
『——でも
私
(
わたし
)
は
其
(
その
)
國
(
くに
)
が
何
(
なん
)
といふ
國
(
くに
)
だか
其
(
その
)
人達
(
ひとたち
)
に
訊
(
き
)
いてやりたいわ。ねえ
阿母
(
おかア
)
さん、ニューズィーランドでせう、それともオーストレリア?』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
それはそれは
皆
(
みん
)
ながおとなしいおとなしい
唯
(
ただ
)
黙
(
だま
)
つて一生懸命に働く
人達
(
ひとたち
)
ばかりになつたので国中がだん/\金持になりました。
蚊帳の釣手
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
四辺
(
あたり
)
が静かになった。女は側で寝ている。合奏はとっくに済んでいる。公園から後れて帰る
人達
(
ひとたち
)
が、声高に話しながら窓の下を通っている。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
勿論
(
もちろん
)
、
個個
(
ここ
)
に
遊
(
あそ
)
び
樂
(
たの
)
しんでゐた
人達
(
ひとたち
)
は
外
(
ほか
)
にもあつたらうが、
少
(
すくな
)
くとも
麻雀戲
(
マアジヤンぎ
)
の
名
(
な
)
を
世間的
(
せけんてき
)
に
知
(
し
)
らせたのはどうもあすこだつたやうに
思
(
おも
)
はれる。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
そこで
工芸
(
こうげい
)
学校の先生は、町の
紫紺染研究会
(
しこんぞめけんきゅうかい
)
の
人達
(
ひとたち
)
と
相談
(
そうだん
)
して、九月六日の
午后
(
ごご
)
六時から、
内丸西洋軒
(
うちまるせいようけん
)
で山男の
招待会
(
しょうたいかい
)
をすることにきめました。
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
多少
(
たせう
)
私達に
好意
(
かうい
)
を持つてくれる
人達
(
ひとたち
)
は、
日
(
ひ
)
に/\
氣遣
(
きづか
)
ひの眼をもつて私達に
臨
(
のぞ
)
みました。それは私達の
眞意
(
しんい
)
を
汲
(
く
)
み
取
(
と
)
り
得
(
え
)
なかつたからなのでした。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
ところで
藝者
(
げいしや
)
は、
娼妓
(
をやま
)
は?……をやま、
尾山
(
をやま
)
と
申
(
まを
)
すは、
金澤
(
かなざは
)
の
古稱
(
こしよう
)
にして、
在方
(
ざいかた
)
鄰國
(
りんごく
)
の
人達
(
ひとたち
)
は
今
(
いま
)
も
城下
(
じやうか
)
に
出
(
い
)
づる
事
(
こと
)
を、
尾山
(
をやま
)
にゆくと
申
(
まを
)
すことなり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
……(下人に)やい、
汝
(
そち
)
はヹローナ
中
(
ぢゅう
)
を
駈𢌞
(
かけまは
)
って(書附を渡し)
爰
(
こゝ
)
に
名前
(
なまへ
)
の
書
(
か
)
いてある
人達
(
ひとたち
)
を
見附
(
みつ
)
けて、
今宵
(
こよひ
)
我
(
わが
)
邸
(
やしき
)
で
懇
(
ねんごろ
)
に
御入來
(
ごじゅらい
)
をお
待
(
ま
)
ち
申
(
まう
)
すと
言
(
い
)
へ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
またこれらの
墓
(
はか
)
からたくさん
漆器
(
しつき
)
の
杯
(
さかづき
)
や
盆
(
ぼん
)
、
箱
(
はこ
)
などが
出
(
で
)
ましたが、その
漆器
(
しつき
)
には、これを
作
(
つく
)
つた
時
(
とき
)
の
年號
(
ねんごう
)
や
作
(
つく
)
つた
人達
(
ひとたち
)
の
名
(
な
)
が
細
(
こま
)
かく
彫
(
ほ
)
りつけてあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
十分な事を書く
訳
(
わけ
)
には行かんのでありますから、
其
(
そ
)
の
当時
(
たうじ
)
往来
(
わうらい
)
して
居
(
を
)
つた
人達
(
ひとたち
)
に
問合
(
とひあは
)
せて、
各方面
(
かくはうめん
)
から事実を
挙
(
あ
)
げなければ、
沿革
(
えんかく
)
と
云
(
い
)
ふべき者を書く事は
出来
(
でき
)
ません
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
坂井
(
さかゐ
)
の
主人
(
しゆじん
)
は
在宅
(
ざいたく
)
ではあつたけれども、
食事中
(
しよくじちゆう
)
だと
云
(
い
)
ふので、しばらく
待
(
ま
)
たせられた。
宗助
(
そうすけ
)
は
座
(
ざ
)
に
着
(
つ
)
くや
否
(
いな
)
や、
隣
(
となり
)
の
室
(
へや
)
で
小
(
ちひ
)
さい
夜具
(
やぐ
)
を
干
(
ほ
)
した
人達
(
ひとたち
)
の
騷
(
さわ
)
ぐ
聲
(
こゑ
)
を
耳
(
みゝ
)
にした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ごんごろ
鐘
(
がね
)
をおろすのは、
庭師
(
にわし
)
の
安
(
やす
)
さんが、
大
(
おお
)
きい
庭石
(
にわいし
)
を
動
(
うご
)
かすときに
使
(
つか
)
う
丸太
(
まるた
)
や
滑車
(
せみ
)
を
使
(
つか
)
ってやった。
若
(
わか
)
い
人達
(
ひとたち
)
が
手伝
(
てつだ
)
った。
馴
(
な
)
れないことだからだいぶん
時間
(
じかん
)
がかかった。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
酒手
(
さかて
)
を
得
(
え
)
る
爲
(
ため
)
には、
疑
(
うたが
)
うべき
土器
(
どき
)
さへ
他
(
た
)
から
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
さうな
人達
(
ひとたち
)
である。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
付て
遣
(
や
)
るに若い
人達
(
ひとたち
)
と云ふものは仕方がない後先の
勘辨
(
かんべん
)
もなく
困
(
こま
)
りしものなりと申けるに下男の
彌助
(
やすけ
)
も氣の
毒面
(
どくがほ
)
に
然
(
さ
)
やうさ惡い奴に
引罹
(
ひきかゝ
)
りましたが夫ならとて知らせる
譯
(
わけ
)
には參らず實に氣の毒な事で御座ると申を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
優秀
(
ゆうしゆう
)
な
人達
(
ひとたち
)
であつたことも
數
(
かぞ
)
へなければならぬ。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
ハイ、
御覽
(
ごらん
)
の
通
(
とほ
)
り、
村
(
むら
)
では
大
(
おほ
)
きな
建物
(
たてもの
)
です。しかしこのお
寺
(
てら
)
は
村中
(
むらぢう
)
の
人達
(
ひとたち
)
の
爲
(
た
)
めにあるのです。
私
(
わたし
)
はこゝに
御奉公
(
ごほうこう
)
して
居
(
ゐ
)
るのです。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
良人
(
おっと
)
との
再会
(
さいかい
)
の
模様
(
もよう
)
を
物語
(
ものがた
)
りました
序
(
ついで
)
に、
同
(
おな
)
じ
頃
(
ころ
)
私
(
わたくし
)
がこちらで
面会
(
めんかい
)
を
遂
(
と
)
げた二三の
人達
(
ひとたち
)
のお
話
(
はなし
)
をつづけることに
致
(
いた
)
しましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
兎角
(
とかく
)
男は不愉快らしく、人家の壁に沿うて歩いていて、面白げに
往来
(
ゆきき
)
する
人達
(
ひとたち
)
に触れないようにしているので、
猶更
(
なおさら
)
押し隔てられ
易
(
やす
)
いのである。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
飴売
(
あめうり
)
土平
(
どへい
)
の
道化
(
どうけ
)
た
身振
(
みぶ
)
りに、われを
忘
(
わす
)
れて
見入
(
みい
)
っていた
人達
(
ひとたち
)
は、
降
(
ふ
)
って
湧
(
わ
)
いたような「おせんが
来
(
き
)
た」という
声
(
こえ
)
を
聞
(
き
)
くと、一
齊
(
せい
)
に
首
(
くび
)
を
東
(
ひがし
)
へ
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
けた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
下人 こゝに
名前
(
なまへ
)
の
書
(
か
)
いてある
人達
(
ひとたち
)
を
見附
(
みつ
)
けい! えゝと、
靴屋
(
くつや
)
は
尺
(
ものさし
)
で
稼
(
かせ
)
げか、
裁縫師
(
したてや
)
は
足型
(
あしかた
)
で
稼
(
かせ
)
げ、
漁夫
(
れふし
)
は
筆
(
ふで
)
で
稼
(
かせ
)
げ、
畫工
(
ゑかき
)
は
網
(
あみ
)
で
稼
(
かせ
)
げと
書
(
か
)
いてあるわい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
こちらはその大きな西瓜をうゑた
人達
(
ひとたち
)
です。その人達は
奈良
(
なら
)
の大仏を二つも合した程の
巨人
(
おほびと
)
でありました。
漁師の冒険
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
村の
人達
(
ひとたち
)
は、もう和尚様は、京都の町で電車か自動車かに
轢
(
ひ
)
かれて、死んでしまつたものだと思ひました。
愚助大和尚
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
女
(
をんな
)
と、ばくちと、
阿片
(
あへん
)
と、
支那人
(
しなじん
)
の一
生
(
しやう
)
はその三つの
享樂
(
きやうらく
)
の
達成
(
たつせい
)
に
捧
(
さゝ
)
げられる——などと
言
(
い
)
ふと、
近頃
(
ちかごろ
)
の
若
(
わか
)
い
新
(
あたら
)
しい
中華民國
(
ちうくわみんこく
)
の
人達
(
ひとたち
)
から
叱
(
しか
)
られるかも
知
(
し
)
れないが
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
白粉
(
おしろい
)
つけて
美
(
い
)
い
衣類
(
きもの
)
きて
迷
(
まよ
)
ふて
來
(
く
)
る
人
(
ひと
)
を
誰
(
た
)
れかれなしに
丸
(
まる
)
めるが
彼
(
あ
)
の
人達
(
ひとたち
)
が
商買
(
しやうばい
)
、あゝ
我
(
お
)
れが
貧乏
(
びんぼう
)
に
成
(
な
)
つたから
搆
(
かま
)
いつけて
呉
(
く
)
れぬなと
思
(
おも
)
へば
何
(
なん
)
の
事
(
こと
)
なく
濟
(
すみ
)
ましよう
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
暫く滞在してゐた大阪の
人達
(
ひとたち
)
と、強ひて
袂
(
たもと
)
を分つて、お寺から直ぐに梅田へ向つたのであつた。
閾
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
中
(
なか
)
にも
有名
(
ゆうめい
)
なのは、
今
(
いま
)
から
百年
(
ひやくねん
)
ばかり
前
(
まへ
)
に、
近江
(
あふみ
)
に
木内石亭
(
きのうちせきてい
)
といふ
人
(
ひと
)
で、これらの
人達
(
ひとたち
)
も
多
(
おほ
)
く
集
(
あつ
)
めてゐる
間
(
あひだ
)
に、これは
天狗
(
てんぐ
)
の
使
(
つか
)
つたものだとか
神樣
(
かみさま
)
のものとかではなくて
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「
左
(
さ
)
う云ふ意味があるのか、
些
(
ちつ
)
とも知らなかつた。それで君が発起人だと云ふんだが、
会
(
くわい
)
をやる時、君の名前で通知を
出
(
だ
)
して、さう云ふ
偉
(
えら
)
い
人達
(
ひとたち
)
がみんな
寄
(
よ
)
つて
来
(
く
)
るのかな」
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
貴方
(
あなた
)
が
例證
(
れいしよう
)
に
引
(
ひ
)
きなすつたストア
派
(
は
)
の
哲學者等
(
てつがくしやら
)
は
立派
(
りつぱ
)
な
人達
(
ひとたち
)
です。
然
(
しか
)
しながら
彼等
(
かれら
)
の
學説
(
がくせつ
)
は
已
(
すで
)
に二千
年以前
(
ねんいぜん
)
に
廢
(
すた
)
れて
了
(
しま
)
ひました、もう一
歩
(
ぽ
)
も
進
(
すゝ
)
まんのです、
是
(
これ
)
から
先
(
さき
)
、
又
(
また
)
進歩
(
しんぽ
)
する
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
い。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ごんごろ
鐘
(
がね
)
ができたのは、わたしのお
祖父
(
じい
)
さんの
若
(
わか
)
かったじぶんで、わたしもまだ
生
(
う
)
まれていなかった
昔
(
むかし
)
のことだが、その
頃
(
ころ
)
は
村
(
むら
)
の
人達
(
ひとたち
)
はみなお
金
(
かね
)
というものを
少
(
すこ
)
ししか
持
(
も
)
っていなかったので
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
山
(
やま
)
が
夏
(
なつ
)
らしくなると、
鈴
(
すゞ
)
の
音
(
おと
)
が
聞
(
きこ
)
えるやうに
成
(
な
)
ります。
御嶽山
(
おんたけさん
)
に
登
(
のぼ
)
らうとする
人達
(
ひとたち
)
が
幾組
(
いくくみ
)
となく父さんのお
家
(
うち
)
の
前
(
まへ
)
を
通
(
とほ
)
るのです。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
縁
(
えん
)
もゆかりもない
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
人達
(
ひとたち
)
には、さして
興味
(
きょうみ
)
もあるまいと
思
(
おも
)
いますが、
私自身
(
わたくしじしん
)
には、なかなか
忘
(
わす
)
れられない
事柄
(
ことがら
)
だったのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
不運
(
ふうん
)
な
人達
(
ひとたち
)
が
臥
(
ね
)
ておりゃる
地盤
(
グラウンド
)
だけは
善
(
よ
)
う
見
(
み
)
えるが、
此
(
この
)
不運
(
ふうん
)
の
眞
(
ほん
)
の
原因
(
グラウンド
)
は、よう
査
(
しら
)
べて
見
(
み
)
ぬうちは
分
(
わか
)
らぬわい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
けれど、
實際
(
じつさい
)
はそれこそ
麻雀
(
マージヤン
)
が
人達
(
ひとたち
)
を
魅惑
(
みわく
)
する
面白
(
おもしろ
)
さなので、
誰
(
だれ
)
しも
少
(
すこ
)
しそれに
親
(
した
)
しんでくるといつとなくその
日
(
ひ
)
その
時
(
とき
)
の
縁起
(
えんぎ
)
まで
擔
(
かつ
)
ぐやうになるのも
愉快
(
ゆくわい
)
である。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
吉
(
きち
)
ちゃん。おかみさんや、ほかの
人達
(
ひとたち
)
にお
願
(
ねが
)
いして、あたしがたった
一人
(
ひとり
)
、お
前
(
まえ
)
の
枕許
(
まくらもと
)
へ
残
(
のこ
)
してもらったのは、十
年前
(
ねんまえ
)
の、
飯事遊
(
ままごとあそ
)
びが、
忘
(
わす
)
れられないからでござんす。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
和尚様は村の
人達
(
ひとたち
)
に、お寺を改築するやうにと、何度も何度も、お話いたしましたが、村の人達は、お金のいる事は御免だと言つて、和尚様の言ふ事を聞入れませんでした。
愚助大和尚
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
けれども
無慾
(
むよく
)
で慈悲心の深い
人達
(
ひとたち
)
ですから、さうして取つた
黄金
(
きん
)
も隣近所の貧乏人なんかに多くは恵みますから、人は皆この二人の年寄を
褒
(
ほ
)
めないものはありませんでした。
竜宮の犬
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
「とにかくあの
人達
(
ひとたち
)
の
仕方
(
しかた
)
は
賢
(
かしこ
)
かつた。」
彼
(
かれ
)
は
時々
(
とき/″\
)
思
(
おも
)
つた。
大久保
(
おほくぼ
)
のやうな
稚気
(
ちき
)
の
多
(
おほ
)
い
狂人
(
きちがひ
)
を
相手取
(
あいてど
)
ることに、
何
(
なん
)
の
意味
(
いみ
)
のあらう
筈
(
はず
)
もなかつた。(大正14年7月「婦人の国」)
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
この
一册
(
いつさつ
)
の
本
(
ほん
)
によつて
若
(
わか
)
い
人達
(
ひとたち
)
に
考古學
(
こうこがく
)
の
大體
(
だいたい
)
のお
話
(
はな
)
しをすることにいたしました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
隨
(
した
)
がつてやかましくもあらう六づかしくもあろう
夫
(
それ
)
を
機嫌
(
きげん
)
の
好
(
い
)
い
樣
(
やう
)
にとゝのへて
行
(
ゆ
)
くが
妻
(
つま
)
の
役
(
やく
)
、
表面
(
うわべ
)
には
見
(
み
)
えねど
世間
(
せけん
)
の
奧樣
(
おくさま
)
といふ
人達
(
ひとたち
)
の
何
(
いづ
)
れも
面白
(
おもしろ
)
くをかしき
中
(
なか
)
ばかりは
有
(
あ
)
るまじ
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
貴方
(
あなた
)
が
例証
(
れいしょう
)
に
引
(
ひ
)
きなすったストア
派
(
は
)
の
哲学者等
(
てつがくしゃら
)
は
立派
(
りっぱ
)
な
人達
(
ひとたち
)
です。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
村の
人達
(
ひとたち
)
は、
皆
(
みん
)
な
麓
(
ふもと
)
まで
駈
(
か
)
けつけて来ましたが、何様何千年も
斧
(
おの
)
を入れた事のない大きな森の大木が燃え出したのですから、見る/\うちに、山一面が火の海になりました。
馬鹿七
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
変なこともあるものだと、
家
(
うち
)
の
人達
(
ひとたち
)
を呼んで、捜してみても神主さんの姿はどこへ行つたか見えません。衣物や袴をといてみますと、そのあとには水が沢山
溜
(
たま
)
つてをりました。
蛇いちご
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
達
常用漢字
小4
部首:⾡
12画
“人達”で始まる語句
人達計