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翌日
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よくじつ
ふりがな文庫
“
翌日
(
よくじつ
)” の例文
おさよは、
夜
(
よる
)
、
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
て、だれが
車
(
くるま
)
を
引
(
ひ
)
いてゆくか
見
(
み
)
たのを、
家
(
うち
)
の
人
(
ひと
)
たちに
気
(
き
)
づかれなかったと
思
(
おも
)
ったのに、
翌日
(
よくじつ
)
、みんなの
前
(
まえ
)
で
少女がこなかったら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これで
病附
(
やみつ
)
いた
東皐子
(
とうくわうし
)
は、
翌日
(
よくじつ
)
徒弟
(
とてい
)
及
(
およ
)
び
穴掘
(
あなほり
)
の
老爺
(
おやぢ
)
を
同行
(
どうかう
)
して、
盛
(
さか
)
んに
發掘
(
はつくつ
)
し、
朝貌形完全土器
(
あさがほがたくわんぜんどき
)
を
出
(
だ
)
したなどは、
茶氣
(
ちやき
)
滿々
(
まん/\
)
である。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
翌日
(
よくじつ
)
見まわると、ロボの
足跡
(
あしあと
)
はわなからわなへと続いていたが、わなはみなほじり出されて、
鉄鎖
(
てっさ
)
も
丸太
(
まるた
)
もむきだしになっている。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
先生
(
せんせい
)
を
訪
(
と
)
ふた、
翌日
(
よくじつ
)
でした、
使者
(
しゝや
)
が
手紙
(
てがみ
)
を
持
(
もつ
)
て
來
(
き
)
て
今
(
いま
)
から
生徒
(
せいと
)
十
數名
(
すうめい
)
を
連
(
つ
)
れて
遠足
(
ゑんそく
)
にゆくが
君
(
きみ
)
も
仲間
(
なかま
)
に
加
(
くは
)
はらんかといふ
誘引
(
さそひ
)
です。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
通
(
つう
)
じけるに名主も
駈來
(
かけきた
)
り
四邊
(
あたり
)
近所
(
きんじよ
)
の者も
追々
(
おひ/\
)
に
集
(
あつま
)
り改め見れば
何樣
(
いかさま
)
酒に
醉倒
(
ゑひたふ
)
れ
轉込
(
まろびこみ
)
死したるに
相違
(
さうゐ
)
なき
體
(
てい
)
なりと評議一決し
翌日
(
よくじつ
)
此趣
(
このおもむ
)
きを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
けれどその
翌日
(
よくじつ
)
も、巡査はまたやって来た。そうしてわたしたちの
芝居小屋
(
しばいごや
)
の
囲
(
かこ
)
いのなわをとびこえて、
興行
(
こうぎょう
)
なかばにかけこんで来た。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
翌日
(
よくじつ
)
は
別當
(
べつたう
)
の
好意
(
かうい
)
で、
玄竹
(
げんちく
)
は
藥箱
(
くすりばこ
)
を
葵
(
あふひ
)
の
紋
(
もん
)
の
附
(
つ
)
いた
兩掛
(
りやうが
)
けに
納
(
をさ
)
め、『
多田院御用
(
ただのゐんごよう
)
』の
札
(
ふだ
)
を、
兩掛
(
りやうがけ
)
けの
前
(
まへ
)
の
方
(
はう
)
の
蓋
(
ふた
)
に
立
(
た
)
てて
貰
(
もら
)
つた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
すると
翌日
(
よくじつ
)
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
て
大層
(
たいそう
)
謝罪
(
しやざい
)
をされるから
何故
(
なにゆゑ
)
返事
(
へんじ
)
をしなかつたと
尋
(
たづ
)
ねると
返事
(
へんじ
)
は
端書
(
はがき
)
で
出
(
だ
)
して
置
(
お
)
きましたといふのです。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
翌日
(
よくじつ
)
文鳥がまた鳴かなくなった。留り木を下りて籠の底へ腹を
圧
(
お
)
しつけていた。胸の所が少し
膨
(
ふく
)
らんで、小さい毛が
漣
(
さざなみ
)
のように乱れて見えた。
文鳥
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
翌日
(
よくじつ
)
の
新聞
(
しんぶん
)
には、
此
(
こ
)
の
闇
(
やみ
)
の
中
(
なか
)
に
摸摸
(
すり
)
が
何人
(
なんにん
)
とやら
入
(
い
)
り
込
(
こ
)
んで、
何々
(
なに/\
)
の
品
(
しな
)
が
盗
(
ぬす
)
まれたとのことを
挙
(
あ
)
げて、
盛
(
さかん
)
に
会社
(
くわいしや
)
の
不行届
(
ふゆきとどき
)
を
攻撃
(
こうげき
)
したのがあつた。
検疫と荷物検査
(新字旧仮名)
/
杉村楚人冠
(著)
翌日
(
よくじつ
)
は
晩
(
ばん
)
とも
言
(
い
)
はず、
午
(
ひる
)
からの
御馳走
(
ごちそう
)
。
杉野氏
(
すぎのし
)
の
方
(
はう
)
も、
通勤
(
つうきん
)
があるから
留主
(
るす
)
で、
同夫人
(
どうふじん
)
と、
夫人同士
(
ふじんどうし
)
の
御招待
(
ごせうだい
)
で、
即
(
すなは
)
ち(
二
(
に
)
の
膳
(
ぜん
)
出
(
い
)
づ。)である。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お
蓮
(
れん
)
は
翌日
(
よくじつ
)
の
午
(
ひる
)
過ぎまでも、二階の寝室を離れなかった。が、四時頃やっと
床
(
とこ
)
を出ると、いつもより念入りに化粧をした。
奇怪な再会
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
其
(
その
)
翌日
(
よくじつ
)
から、
私
(
わたくし
)
は
朝
(
あさ
)
は
東雲
(
しのゝめ
)
の
薄暗
(
うすくら
)
い
時分
(
じぶん
)
から、
夕
(
ゆふべ
)
は
星影
(
ほしかげ
)
の
海
(
うみ
)
に
落
(
お
)
つる
頃
(
ころ
)
まで、
眞黒
(
まつくろ
)
になつて
自動鐵檻車
(
じどうてつおりのくるま
)
の
製造
(
せいぞう
)
に
從事
(
じゆうじ
)
した。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
サア
其
(
そ
)
の
翌日
(
よくじつ
)
から
教頭
(
けうとう
)
の
宅
(
たく
)
に
葉書
(
はがき
)
が
盛
(
さか
)
んに
舞
(
ま
)
ひこむ。
初
(
はじめ
)
は二十
枚
(
まい
)
か三十
枚
(
まい
)
だつたが、
追々
(
おひ/\
)
五十
枚
(
まい
)
となり、百
枚
(
まい
)
となり、二百
枚
(
まい
)
となり、三百
枚
(
まい
)
となつた。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
すでにその日は、
天龍川
(
てんりゅうがわ
)
のほとりに
暮
(
く
)
れた三騎のひとびと、はたして、
翌日
(
よくじつ
)
の午後までに、
刑場
(
けいじょう
)
の
矢来
(
やらい
)
ぎわまで、
馳
(
か
)
けつけることができるのであろうか?
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし、死んでも勝たねばならぬこの一戦! 富田六段はその
翌日
(
よくじつ
)
、モンクスへ試合の
約束
(
やくそく
)
を申し送った。
柔道と拳闘の転がり試合
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
一
翌日
(
よくじつ
)
牛込改代町
(
うしごめかいたいちやう
)
へ
倒
(
たふ
)
れ
候
(
さふらふ
)
節
(
せつ
)
は、
銭
(
ぜに
)
一
貫文
(
くわんもん
)
、
海苔鮨
(
のりずし
)
三
本
(
ぼん
)
、
夫
(
それ
)
より
午過
(
ひるすぎ
)
下谷上野町
(
したやうへのまち
)
へ
倒
(
たふ
)
れ
候
(
さふらふ
)
節
(
せつ
)
は
唯
(
たゞ
)
お
灸
(
きう
)
。
行倒の商売
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
翌日
(
よくじつ
)
の
午前
(
ごぜん
)
に
來
(
き
)
て
醫者
(
いしや
)
は
復
(
また
)
注射
(
ちうしや
)
をして
大抵
(
たいてい
)
此
(
こ
)
れでよからうといつて
去
(
さ
)
つた。
然
(
しか
)
しお
品
(
しな
)
の
容態
(
ようだい
)
は
依然
(
いぜん
)
として
恢復
(
くわいふく
)
の
徴候
(
ちようこう
)
がないのみでなく
次第
(
しだい
)
に
大儀相
(
たいぎさう
)
に
見
(
み
)
えはじめた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
翌日
(
よくじつ
)
、
同志達
(
どうしたち
)
は
皆
(
みんな
)
から
醵金
(
きよきん
)
した
入院料
(
にふゐんれう
)
を
持
(
も
)
つて、
彼女
(
かのぢよ
)
の
屍體
(
したい
)
を
受
(
う
)
け
取
(
と
)
りに
來
(
き
)
た。すると、
黒衣
(
こくい
)
の
坊
(
ばう
)
さん
達
(
たち
)
が、
彼女
(
かのぢよ
)
の
周圍
(
しうゐ
)
を
取
(
と
)
り
捲
(
ま
)
いたが、K
氏
(
し
)
は
斷然
(
だんぜん
)
それを
拒絶
(
きよぜつ
)
した。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
その
翌日
(
よくじつ
)
より倫理学、心理学の書をかたづけ、急に経済学の書を読み始めたという
談
(
はなし
)
を聞いた。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
ところが
翌日
(
よくじつ
)
厩
(
うまや
)
へ
行
(
い
)
つてその
赤馬
(
あかうま
)
を
見
(
み
)
ますと、
驚
(
おどろ
)
いたことには、それは
土
(
つち
)
の
馬
(
うま
)
でありました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
そして
翌日
(
よくじつ
)
からは、
踊
(
おど
)
りや
鳴
(
な
)
き声を前からきめておいて、それだけをやることにしました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
一周年前彼等が斗満に着いた其
翌日
(
よくじつ
)
も雨だった。彼はこんな出たらめを翁に書き送った。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
これを
見
(
み
)
た
王子
(
おうじ
)
は、
心
(
こころ
)
の
中
(
うち
)
で、「あれが
梯子
(
はしご
)
になって、
人
(
ひと
)
が
登
(
のぼ
)
って
行
(
い
)
かれるなら、おれも一つ
運試
(
うんだめ
)
しをやって
見
(
み
)
よう」と
思
(
おも
)
って、その
翌日
(
よくじつ
)
、
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れかかった
頃
(
ころ
)
に、
塔
(
とう
)
の
下
(
した
)
へ
行
(
い
)
って
ラプンツェル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
こう
快諾
(
かいだく
)
してくれた人は四、五人もあったが、
翌日
(
よくじつ
)
になると
悄然
(
しょうぜん
)
としてこういう。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
が、新平は
翌日
(
よくじつ
)
の明け方、お
尻
(
しり
)
や
背中
(
せなか
)
の肉をさんざんに食い
破
(
やぶ
)
られ、命からがら
逃
(
に
)
げ帰って来た。新平は
驚
(
おどろ
)
きのあまり、死んだようになって、鬼退治の様子を話すことさえ出来なかった。
鬼退治
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
そうして
彼
(
かれ
)
は一
日中
(
にちじゅう
)
、また
一晩中
(
ひとばんじゅう
)
、
穴蔵
(
あなぐら
)
の
中
(
なか
)
に
立尽
(
たちつく
)
し、その
翌日
(
よくじつ
)
もやはり
出
(
で
)
ぬ。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
翌日
(
よくじつ
)
は
意外
(
いがい
)
な
好天気
(
こうてんき
)
で、シギが朝早くから
例
(
れい
)
のせんだんの木に
鳴
(
な
)
いている。
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
翌日
(
よくじつ
)
から
袖子
(
そでこ
)
はお
初
(
はつ
)
に
教
(
おし
)
えられたとおりにして、
例
(
れい
)
のように
学校
(
がっこう
)
へ
出掛
(
でか
)
けようとした。その
年
(
とし
)
の三
月
(
がつ
)
に
受
(
う
)
け
損
(
そこ
)
なったらまた一
年
(
ねん
)
待
(
ま
)
たねばならないような、
大事
(
だいじ
)
な
受験
(
じゅけん
)
の
準備
(
じゅんび
)
が
彼女
(
かのじょ
)
を
待
(
ま
)
っていた。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それはたしか
去年
(
きよねん
)
の
春頃
(
はるごろ
)
、
池谷
(
いけのや
)
信
(
しん
)
三
郎
(
らう
)
の
家
(
うち
)
でのことで、
前日
(
ぜんじつ
)
の
晝頃
(
ひるごろ
)
はじめて
翌日
(
よくじつ
)
の
夕方過
(
ゆふがたす
)
ぎまで八
圈戰
(
けんせん
)
を五
回
(
くわい
)
ぐらゐ
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
したやうに
思
(
おも
)
ふが、
終
(
をは
)
りには
頭
(
あたま
)
朦朧
(
もうろう
)
として
體
(
からだ
)
はぐたぐたになつてしまつた。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
前日予選が行なわれましたが、
仏
(
ふつ
)
、
英
(
えい
)
各三人、
独
(
どく
)
、
露
(
ろ
)
各
二人
(
ふたり
)
、
伊
(
い
)
、
西
(
スペイン
)
、
日
(
にち
)
各
一人
(
ひとり
)
が選にはいっただけでありました。この予選にはいった十三人が、
翌日
(
よくじつ
)
晴れの競技を行なうことになったのであります。
国際射的大競技
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
翌日
(
よくじつ
)
の
朝
(
あさ
)
、
番頭
(
ばんとう
)
は、
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
て、ゆっくり
看板
(
かんばん
)
を
見
(
み
)
ようとして
仰
(
あお
)
ぐと、あっ! と
声
(
こえ
)
をたて、
驚
(
おどろ
)
きました。
彼
(
かれ
)
は、あわてて
家
(
うち
)
へはいると
生きている看板
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
翌日
(
よくじつ
)
、代助が
朝食
(
あさめし
)
の
膳
(
ぜん
)
に
向
(
むか
)
つて、例の如く紅茶を
呑
(
の
)
んでゐると、
門野
(
かどの
)
が、
洗
(
あら
)
ひ
立
(
た
)
ての
顔
(
かほ
)
を
光
(
ひか
)
らして茶の
間
(
ま
)
へ這入つて
来
(
き
)
た。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぞ
掛
(
かけ
)
たりける
斯
(
かく
)
て七
助
(
すけ
)
とお
梅
(
うめ
)
は家主へ
預
(
あづ
)
け
粂之進
(
くめのしん
)
揚屋
(
あがりや
)
入
(
いり
)
喜八
伊兵衞
(
いへゑ
)
は
牢
(
らう
)
へ
戻
(
もど
)
されけり
偖
(
さて
)
翌日
(
よくじつ
)
大岡殿
登城
(
とじやう
)
有
(
あり
)
て月番の
御老中
(
ごらうぢう
)
松平右近將監殿
(
まつだひらうこんしやうげんどの
)
へ
御逢
(
おあひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「おしいことだった。ブランカを殺さずに、いけどっておいておとりにしたら、
翌日
(
よくじつ
)
の
晩
(
ばん
)
には、きっとロボをつかまえることができたであろう。」
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
櫻
(
さくら
)
の
皮
(
かは
)
を
剥
(
むか
)
されては
大變
(
たいへん
)
と、
兒童
(
こども
)
は
早速
(
さつそく
)
親父
(
おやぢ
)
の
言
(
い
)
ふ
通
(
とほ
)
りになつて
其
(
その
)
翌日
(
よくじつ
)
から
平常
(
いつも
)
の
如
(
ごと
)
く
學校
(
がくかう
)
へ
行
(
ゆ
)
く
風
(
ふう
)
で
家
(
うち
)
を
出
(
で
)
た。けれども
決
(
けつ
)
して
學校
(
がくかう
)
には
行
(
い
)
かない。
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
初
(
はじ
)
めは
人皆
(
ひとみな
)
懊惱
(
うるさゝ
)
に
堪
(
た
)
へずして、
渠等
(
かれら
)
を
罵
(
のゝし
)
り
懲
(
こ
)
らせしに、
爭
(
あらそ
)
はずして
一旦
(
いつたん
)
は
去
(
さ
)
れども、
翌日
(
よくじつ
)
驚
(
おどろ
)
く
可
(
べ
)
き
報怨
(
しかへし
)
を
蒙
(
かうむ
)
りてより
後
(
のち
)
は、
見
(
み
)
す/\
米錢
(
べいせん
)
を
奪
(
うば
)
はれけり。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
櫻木大佐等
(
さくらぎたいさら
)
は二十四
日
(
か
)
の
夜半
(
やはん
)
に
電光艇
(
でんくわうてい
)
に
乘
(
じやう
)
じて、
本島
(
ほんたう
)
を
離
(
はな
)
れ、
其
(
その
)
翌日
(
よくじつ
)
の
拂曉
(
ふつぎよう
)
には、
橄欖島
(
かんらんたう
)
の
島蔭
(
しまかげ
)
に
到着
(
たうちやく
)
する
約束
(
やくそく
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
翌日
(
よくじつ
)
の日曜日の日暮れである。保吉は下宿の
古籐椅子
(
ふるとういす
)
の上に悠々と巻煙草へ火を移した。彼の心は近頃にない満足の
情
(
じょう
)
に
溢
(
あふ
)
れている。溢れているのは偶然ではない。
十円札
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ところがその
翌日
(
よくじつ
)
、秀吉は木の
香
(
か
)
のあたらしい
本丸
(
ほんまる
)
の一
室
(
しつ
)
へ、
福島市松
(
ふくしまいちまつ
)
をひとりだけ
呼
(
よ
)
んで
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大學側
(
だいがくがは
)
でも、
其
(
その
)
翌日
(
よくじつ
)
、
新發見
(
しんはつけん
)
の
横穴
(
よこあな
)
に
就
(
つひ
)
て
調査
(
てうさ
)
を
續
(
つゞ
)
けられたのみで、それ
限
(
かぎ
)
り、
他
(
た
)
の
發掘
(
はつくつ
)
を
中止
(
ちうし
)
され、十一
日
(
にち
)
には
坪井博士
(
つぼゐはかせ
)
の
講演
(
かうえん
)
があつたゞけで、
瓢箪山大發掘
(
ひやうたんやまだいはつくつ
)
の一
段落
(
だんらく
)
は
著
(
つ
)
いた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
けれどもそのサラダの
味
(
あじ
)
が、どうしても
忘
(
わす
)
れられない
程
(
ほど
)
、
旨
(
うま
)
かったので、
翌日
(
よくじつ
)
になると、
前
(
まえ
)
よりも
余計
(
よけい
)
に
食
(
た
)
べたくなって、それを
食
(
た
)
べなくては、
寝
(
ね
)
られないくらいでしたから、
男
(
おとこ
)
は、もう一
度
(
ど
)
ラプンツェル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
翌日
(
よくじつ
)
ハバトフは
代診
(
だいしん
)
を
伴
(
つ
)
れて
別室
(
べっしつ
)
に
来
(
き
)
て、
玄関
(
げんかん
)
の
間
(
ま
)
でまたも
立聞
(
たちぎき
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
翌日
(
よくじつ
)
もざる
碁
(
ご
)
をたのしんだ。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
ある
夜
(
よ
)
のこと、
庭先
(
にわさき
)
でねこがたいへんにないて、けんかをしました。
翌日
(
よくじつ
)
、
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けてみると、ぼけの
枝
(
えだ
)
が一
本
(
ぽん
)
折
(
お
)
れていました。
びっこのお馬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
毎度
(
まいど
)
亂心
(
らんしん
)
之者有り家業ならざる中は養生
牢
(
らう
)
とて入牢仰付らるゝ故則ち願書取上となり
翌日
(
よくじつ
)
本郷三丁目徳兵衞
組合
(
くみあひ
)
名主付添へ白洲へ罷り出控居るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
翌日
(
よくじつ
)
代助は但馬にゐる友人から長い手紙を受取つた。此友人は学校を卒業すると、すぐ国へ
帰
(
かへ
)
つたぎり、
今日迄
(
こんにちまで
)
ついぞ東京へ
出
(
で
)
た事のない男であつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其日
(
そのひ
)
も
暮
(
く
)
れ、
翌日
(
よくじつ
)
は
來
(
きた
)
つたが
矢張
(
やはり
)
水
(
みづ
)
や
空
(
そら
)
なる
大洋
(
たいやう
)
の
面
(
おもて
)
には、
一點
(
いつてん
)
の
島影
(
しまかげ
)
もなく、
滊船
(
きせん
)
の
煙
(
けむり
)
も
見
(
み
)
えぬのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
背戸
(
せど
)
に
蓄
(
か
)
つて
御覽
(
ごらん
)
なさい、と
一向
(
いつかう
)
色氣
(
いろけ
)
のなささうな、
腕白
(
わんぱく
)
らしいことを
言
(
い
)
つて
歸
(
かへ
)
んなすつた。——
翌日
(
よくじつ
)
だつけ、
御免下
(
ごめんくだ
)
さアい、と
耄
(
ぼ
)
けた
聲
(
こゑ
)
をして
音訪
(
おとづ
)
れた
人
(
ひと
)
がある。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
翌日
(
よくじつ
)
から
私
(
わたし
)
は地形を見にまわった。なるほどカランポーの谷は、土地の高低があって、川の流れも多く、とても馬や
猟犬
(
りょうけん
)
でおおかみを追いまわせそうもないところだ。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
“翌日”の意味
《名詞》
翌日(よくじつ)
基準の暦日の次の日。
(出典:Wiktionary)
翌
常用漢字
小6
部首:⽻
11画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“翌日”で始まる語句
翌日舗
翌日午後