“御逢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おあ62.5%
おあひ12.5%
おんあひ12.5%
おんあは12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「那古井の嬢様にも二人の男がたたりました。一人は嬢様が京都へ修行に出て御出おいでの頃御逢おあいなさったので、一人はここの城下で随一の物持ちで御座んす」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かけたりけるかくて七すけとおうめは家主へあづ粂之進くめのしん揚屋あがりやいり喜八伊兵衞いへゑらうもどされけりさて翌日よくじつ大岡殿登城とじやうありて月番の御老中ごらうぢう松平右近將監殿まつだひらうこんしやうげんどの御逢おあひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
召れ天下の一大事に付將軍へ御逢おんあひため登城に及べり此段このだん取次とりつぎ申せとの仰なれば主計頭其趣きを言上におよばれける將軍家聞し食させ大におどろかせ給ひ早速御裝束ごしやうぞく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
住吉すみよし町忠八店吉兵衞申上奉つり候私しむすめしまと申者三年以前より御旗本おんはたもと嘉川主税之助樣御屋敷へ腰元こしもと奉公に差出さしいだおき候處當人へ用事之あり昨年冬中より度々たび/\御屋敷へ罷出候へ共なに御取込おんとりこみの儀御座候由にて一向に御逢おんあはくださらず何共合點がてんゆかざる事と存じ居候中世間の風説ふうせつあしき儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)