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御逢
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おあ
ふりがな文庫
“
御逢
(
おあ
)” の例文
「那古井の嬢様にも二人の男が
祟
(
たた
)
りました。一人は嬢様が京都へ修行に出て
御出
(
おい
)
での頃
御逢
(
おあ
)
いなさったので、一人はここの城下で随一の物持ちで御座んす」
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
畢竟
(
つまり
)
貴方が其程苦しい目に
御逢
(
おあ
)
ひなすつたから、それで瀬川君の為にも
哭
(
な
)
いて下さるといふものでせう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
梅子は
僅
(
わづか
)
に
頭
(
かしら
)
を
擡
(
もた
)
げぬ「——篠田さん——私、
貴所
(
あなた
)
に
御逢
(
おあ
)
ひ致しまする面目が無いので御座いますけれど——今晩容易ならぬことを、耳に致しましたものですから——」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「
安
(
やす
)
さんには、
御逢
(
おあ
)
ひなさらなかつたの」と
御米
(
およね
)
が
聞
(
き
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
余はどうぞ
御逢
(
おあ
)
いの節は
宜
(
よろ
)
しくと
挨拶
(
あいさつ
)
した。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
「
昨日
(
きのう
)
は山で源兵衛に
御逢
(
おあ
)
いでしたろう」
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
逢
漢検準1級
部首:⾡
11画
“御逢”で始まる語句
御逢成