御逢おんあひ)” の例文
召れ天下の一大事に付將軍へ御逢おんあひため登城に及べり此段このだん取次とりつぎ申せとの仰なれば主計頭其趣きを言上におよばれける將軍家聞し食させ大におどろかせ給ひ早速御裝束ごしやうぞく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
存命ぞんめいに御座候やと申さるに大隅守殿拙者儀せつしやぎは妾腹にて養母は存命いたし候へども當年八十五歳にて御逢おんあひなされ候とも物の役には立申さずといはるゝに越前守御老體御迷惑めいわくとは存候へども御目通り願ひ度候といはるゝに大隅守殿は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)