“古籐椅子”の読み方と例文
読み方割合
ふるとういす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日よくじつの日曜日の日暮れである。保吉は下宿の古籐椅子ふるとういすの上に悠々と巻煙草へ火を移した。彼の心は近頃にない満足のじょうあふれている。溢れているのは偶然ではない。
十円札 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)