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しようち
相述べ急ぎ登城あるべしとの事なり越前守
委細承知し則ち馬を急し家來に申付
火急の御用なり駕籠は跡より
廻せと申付
麻上下に服を
ふり
𢌞す
鍬の
柄をよけながら、いや、お
婆さんばかりぢやありません、
皆が
知つてるよ、と
言つても
醉つてるから
承知をしない。
あゝ
好い
心持ださつぱりしたお
前が
承知をしてくれゝば
最う千
人力だ、
信さん
有がたうと
常に
無い
優しき
言葉も
出るものなり。
この
現象を
少年讀者に
向つて
説明することは
頗る
難事であるが、
唯噴火の
際、
發せられた
數回の
連續的爆發が
寫眞に
撮れたものと
承知して
貰ひたい。
翁も
少し
安心して、
例の
五人の
人たちの
集つてゐるところに
行つて、そのことを
告げますと、みな
異存のあらうはずがありませんから、すぐに
承知しました。
恁る事は
円朝も
薩張存ぜずに
居りましたが、
彼の
談洲楼焉馬が
認めた文に
依て
承知いたしました。
其文に
A それだからいけないよ、
君は。
何でも
相手にさせるんだよ。
相手にしなけりや
承知しないと
云ふんだよ。それが
政治機關を
改造する
所以なんだらうぢやないか。
此愛ちやんはローリー
鳥が
果して
幾つ
年とつて
居るか、それを
聞かない
中は
承知しませんでした、がローリー
鳥が
何うしても
其年齡を
云ふのを
拒んだものですから
「
聟なんぞ、
承知するもんぢやねえ、あゝだ
泥棒野郎、
俺ら
嫌えだ、
畑でも
田でも
油斷なんねえから」
頭腦が
比較的明暸で、
理路に
感情を
注ぎ
込むのか、
又は
感情に
理窟の
枠を
張るのか、
何方か
分らないが、
兎に
角物に
筋道を
付けないと
承知しないし、また
一返筋道が
付くと
これを
讀むものも
亦た
其心して
讀ざる
可からず、
涙香子
探偵小説の
如く
俗を
喜ばすものにてなき由を
承知して一
讀せば
自ら
妙味を
發見すべきなり、余はこの
書を
讀者に
推薦するを
憚らず
海外に
充分の
資金を
持つて
居れば、
内地から
正貨を
積出す
場合に、
之を
爲替に
依つて
決濟し
得ると
云ふことは
何人も
承知の
事であるから、
何も
正貨の
流出を
心配することもないのみならず
親父といふは
煙管の
旋盤細工を
業として居る
者で、
鷄の
鳴く時から日の
晩るまで
旋盤の
前を
動いたことのない程の、ブリダア
市では
珍らしい
稼人であるから、
兒童の
言ふ
處を
承知する
筈もない。
「
承知いたしました」と
云つて、
道翹は
本堂に
附いて
西へ
歩いて
行く。
われは
己が
生涯のあまり
清くない
事を
心得てゐる、
路の
傍の
菩提樹下に
誘惑に
負けた
事も
知つてゐる。
偶われに
酒を
呑ませる
会友たちの、よく
承知してゐる
如く、さういふ
物は
滅多に
咽喉を
通らない。
得ず然らば途中の御用心こそ
專要なれど心付るを平兵衞は
承知せりと
暇を
告て立出れば早日は山の
端に
傾ぶき
稍暮なんとするに道を
其に、あゝ、
何とかの
端本か、と
部屋頭が
本の
名を
存じて
居りますから、
中の
歌も
此から
引出しましたのでは
先刻承知とやらでござりませう。
それに
余は
蠻勇を
以て
任じて
居るので、一
度採集した
物は、いくら
途中で
持重りがしても、それを
捨てるといふ
事を
爲ぬ。
肩の
骨が
折れても、
持つて
歸らねば
承知せぬ。
ゑゝ
大金でもある
事か、
金なら二
圓、しかも
口づから
承知して
置きながら十日とたゝぬに
耄ろくはなさるまじ、あれ
彼の
懸け
硯の
引出しにも、これは
手つかずの
分と一ト
束
帝はこれを
聞し
召されて、それならば
翁の
家にほど
近い
山邊に
御狩りの
行幸をする
風にして
姫を
見に
行くからと、そのことを
翁に
承知させて、きめた
日に
姫の
家におなりになりました。
四五日も
經つと
此事が
忽ち
親父の
耳に
入つた。
親父は
眞赤になつて
怒つた、店にあるだけの
櫻の木の皮を
剥せ(な脱カ)ければ
承知しないと
力味で
見たが、さて
一向に
效果がない。
少年は平氣で
閉て控へたり此時
名主甚左衞門進出て申す樣只今願の
趣き
委細承知致したり扨々驚き入たる
心底幼年には勝りし
發明天晴の心立なり斯迄
思込し事を
承知だよ、
承知だよ。お
鳥目がねえとか、
小遣は
持たねえとか
云ふんだらう。
働のねえ
奴は
極つて
居ら、と
恁う
云つては
濟まないのさ。
其處はお
秋さんだ。
お
前さまの
事は
宜しくお
民が
承知して
居れば
少しも
心配の
事はあらず、
唯これまでと
違ひて
段々と
大人になり
世間の
交際も
知らねばならず、
第一に六づかしきは
人の
機嫌なり
發掘を
承知せぬので、
腹が
立つたから
惡口を
吐いたら、
先方も
憤つたといふ
説明。
何と
言つても
女ですもの
口が
早いに
依つてお
務め
向きの
事などは
話してお
聞かせ
下さるわけには
行きますまい、
現に
今でも
隱していらつしやる
事は
夥しくあります、それは
承知で
いつでも
自分で
聞かせて
居る、が、
聞くものがなければ
独で、むゝ、ふむ、といつたやうな、
承知したやうなことを
独言のやうでなく、
聞かせるやうにいつてる
人で、
母様も
御存じで
顏を
見ねば
承知せぬぞと
威張たてるを
聞流しに二
階の
座敷へ
結城を
連れあげて、
今夜も
頭痛がするので
御酒の
相手は
出來ませぬ、
大勢の
中に
居れば
御酒の
香に
醉ふて
夢中になるも
知れませぬから
其処で、へい、
麓のものは
承知して、
私がことを
鷺の
船頭、
埒もない
芸当だあ。
何處で
始まつた
廓内は
鳥居前か、お
祭りの
時とは
違ふぜ、
不意でさへ
無くは
負けはしない、
己れが
承知だ
先棒は
振らあ、
正さん
膽ッ
玉をしつかりして
懸りねへ、と
競ひかゝるに、ゑゝ
氣の
早い
奴め
其に、あゝ、
何とかの
端本か、と
部屋頭が
本の
名を
存じて
居りますから、
中の
歌も、
此から
引出しましたのでは、
先刻承知とやらでござりませう。
其では
種あかしの
手品同樣、
慰みになりません。
ありましたれど
赤子に
着せる
物がないとか
聞きませば
平常の
心に
承知がならず
其の
夜通して
針仕事着るもの
二つ
遣はしましたと
得意顏の
物語り
徳は
陰なるこそよけれとか
聞しが
怪しのことよと
疑ふ
胸に
相談せばやの
心は
消えぬ
花子さま/″\の
患者の
話に
昨日往診し
同朋町とやら
若しやと
聞けばつゆ
違はぬ
樣子なりそれほどまでには
(
承知、
承知、おゝ、
嬢様何処さ
行かつしやる。)