“初會惚”の読み方と例文
新字:初会惚
読み方割合
しよくわいぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父親ちゝおや合點がてん母親はゝおや承知しようちで、向島むかうじま花見はなみかへりが夜櫻見物よざくらけんぶつつて、おいらんが、初會惚しよくわいぼれ、と寸法すんぱふるのであるが、耕地かうち二十石にじつこく百姓ひやくしやう次男じなんではうはかない。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
初會惚しよくわいぼれして、わしや恥かしや」と低い調子で歌ひながら這入つて來た。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)