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等
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とう
ふりがな文庫
“
等
(
とう
)” の例文
翻訳は、僕自身の作品に
徴
(
ちよう
)
すれば、中々正確に訳してある。その上、地名、官名、道具の名
等
(
とう
)
には、ちやんと註釈をほどこしてある。
日本小説の支那訳
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
また、一
等
(
とう
)
室
(
しつ
)
からも、
大臣
(
だいじん
)
や、
高等官
(
こうとうかん
)
の
顔
(
かお
)
がちょっとばかり
現
(
あらわ
)
れました。しかしその
人
(
ひと
)
たちの
顔
(
かお
)
は、じきに
引
(
ひ
)
っ
込
(
こ
)
んでしまいました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
出し
半合羽
(
はんがっぱ
)
日和下駄
(
ひよりげた
)
にて
浅草山
(
あさくさやま
)
の
宿辺
(
しゅくへん
)
の
住居
(
すまい
)
より木挽町楽屋へ通ひ衣裳
鬘
(
かつら
)
大小
(
だいしょう
)
の道具帳を書きまた番附表看板
等
(
とう
)
の下絵を綺麗に書く。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
これは彼が、
所謂
(
いわゆる
)
自己嫌悪、肉親憎悪、人間憎悪
等
(
とう
)
の
一聯
(
いちれん
)
の特殊な感情を、多分に
附与
(
ふよ
)
されていたことを語るものであるかも知れない。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
なほ
針葉樹
(
しんようじゆ
)
であつて
常緑
(
じようりよく
)
な
木
(
き
)
(まつ、すぎ
等
(
など
)
)を『
常緑針葉樹
(
じようりよくしんようじゆ
)
』といひ、
代濶葉樹
(
かかつようじゆ
)
であつて
常緑
(
じようりよく
)
な
木
(
き
)
(かし、くす
等
(
とう
)
)を『
常緑濶葉樹
(
じようりよくかつようじゆ
)
』
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
▼ もっと見る
夫婦
(
めおと
)
岩、
蓬莱
(
ほうらい
)
岩、岩戸不動滝、
垂釣潭
(
すいちょうたん
)
、宝船、重ね岩、宝塔
等
(
とう
)
等等の名はまたあらずもがな、真の
気魄
(
きはく
)
はただに天崖より
必逼
(
ひつひつ
)
する。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
先
(
ま
)
づこんな
有
(
あ
)
りふれた
問答
(
もんだふ
)
から、だん/\
談話
(
はなし
)
に
花
(
はな
)
がさいて
東京博覽會
(
とうきようはくらんくわい
)
の
噂
(
うはさ
)
、
眞鶴近海
(
まなづるきんかい
)
の
魚漁談
(
ぎよれふだん
)
等
(
とう
)
で
退屈
(
たいくつ
)
を
免
(
まぬか
)
れ、やつと
江
(
え
)
の
浦
(
うら
)
に
達
(
たつ
)
した。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
俺
(
お
)
ら
一日
(
いちんち
)
に十六
度
(
ど
)
手水場
(
てうづば
)
へ
行
(
い
)
つたの一
等
(
とう
)
だつけが、なあに
病氣
(
びやうき
)
なんぞにや
負
(
ま
)
けらツるもんかつちんだから、
其
(
そ
)
ん
時
(
とき
)
にや
村落中
(
むらぢう
)
かたではあ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
立てゝ三歳なる文藏を
守立
(
もりたて
)
て奉公人の
取締
(
とりしまり
)
も
行屆
(
ゆきとゞ
)
きしかば
漸次々々
(
しだい/\
)
に
勝手
(
かつて
)
宜
(
よく
)
なりし故所々へ貸金
等
(
とう
)
もいたし番頭に忠兵衞と
言者
(
いふもの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
先
(
ま
)
づ
検疫船
(
けんえきせん
)
が
来
(
き
)
て
検疫医
(
けんえきい
)
が
乗
(
の
)
り
込
(
こ
)
む。一
等
(
とう
)
船客
(
せんかく
)
一
同
(
どう
)
大食堂
(
だいしよくだう
)
に
呼
(
よ
)
び
集
(
あつ
)
められて、
事務長
(
じむちやう
)
が
変
(
へん
)
な
所
(
ところ
)
にアクセントをつけて
船客
(
せんかく
)
の
名
(
な
)
を
読
(
よ
)
み
上
(
あ
)
げる。
検疫と荷物検査
(新字旧仮名)
/
杉村楚人冠
(著)
煙草入
(
たばこいれ
)
にも入れてなく、
嚢
(
ふくろ
)
にも入れてなくして、
暖炉
(
ストーブ
)
枠の上、食器棚の上、ピアノの上
等
(
とう
)
至る所に
一塊
(
ひとかたまり
)
づゝにして載せてある。
作男・ゴーの名誉
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
東北地方
(
とうほくちほう
)
の
活火山
(
かつかざん
)
に
鳥海山
(
ちようかいざん
)
(
高
(
たか
)
さ
二千二百三十米
(
にせんにひやくさんじゆうめーとる
)
)、
岩手山
(
いはてさん
)
(
高
(
たか
)
さ
二千四十一米
(
にせんしじゆういちめーとる
)
)、
岩木山
(
いはきさん
)
(
高
(
たか
)
さ
千六百二十五米
(
せんろつぴやくにじゆうごめーとる
)
)
等
(
とう
)
がある。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
又
緑赤色
(
りよくせきしよく
)
をして南天の葉を
四
(
よ
)
枚横に並べた様な擬態を現して居るクロマリイ
等
(
とう
)
は
此
(
この
)
通信を書く時の記憶に鮮かに残つて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
機關兵
(
きくわんへい
)
は
機關室
(
きくわんしつ
)
を
護
(
まも
)
り、
信號兵
(
しんがうへい
)
は
戰鬪樓
(
せんとうらう
)
に
立
(
た
)
ち、一
等
(
とう
)
、二
等
(
とう
)
、三
等
(
とう
)
水兵等
(
すいへいら
)
は
士官
(
しくわん
)
の
指揮
(
しき
)
の
下
(
した
)
に、
今
(
いま
)
引揚
(
ひきあ
)
げた
端艇
(
たんてい
)
を
收
(
をさ
)
めつゝ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
第三
酒
(
さけ
)
茶
(
ちや
)
菓子
(
かし
)
の
類
(
るゐ
)
は
食時
(
しよくじ
)
の
節
(
せつ
)
少々
(
せう/\
)
用
(
もち
)
ゐて
飮食
(
いんしよく
)
の
消化
(
せうくわ
)
を
扶
(
たす
)
くるは
害
(
がい
)
なしと
雖
(
いへど
)
も、その
時限
(
じげん
)
の
外
(
ほか
)
退屈
(
たいくつ
)
の
時
(
とき
)
用
(
もちゆ
)
る
等
(
とう
)
は
害
(
がい
)
ある
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
子貢曰く、その礼を見れば
而
(
すなわ
)
ちその政を知り、その楽を聞けば
而
(
すなわ
)
ちその徳を知る。百世の後より百世の王を
等
(
とう
)
するに、これに
能
(
よ
)
く違うこと
莫
(
な
)
し。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
日蓮上人、
為兼卿
(
ためかねきやう
)
、遊女
初君
(
はつきみ
)
等
(
とう
)
の
古跡
(
こせき
)
もたづねばやとおもひしに、越後に入りてのち
気運
(
きうん
)
順
(
じゆん
)
を
失
(
うしな
)
ひ、
年
(
とし
)
稍
(
やゝ
)
倹
(
けん
)
して
穀
(
こく
)
の
価
(
ねだん
)
日々に
躍
(
あがり
)
、
人気
(
じんき
)
穏
(
おだやか
)
ならず。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
エヽ講談の方の読物は、多く記録、其の
他
(
た
)
古書
等
(
とう
)
、多少
拠
(
よりどころ
)
のあるものでござりますが、浄瑠璃や落語人情噺に至っては、
作物
(
さくぶつ
)
が多いようでござります。
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「だがね、うれしいどころか、
反対
(
はんたい
)
に
凄
(
すご
)
くなりやしないか
知
(
し
)
ら? 一
等
(
とう
)
だと二千円——
僕
(
ぼく
)
の二年分の
給料
(
きふれう
)
以上のお金がいきなり懷に
飛
(
と
)
びこんでくる……」
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
欧洲の政風人情政治上の事に
就
(
つい
)
ては
竜動
(
ロンドン
)
、
巴里
(
パリ
)
等
(
とう
)
に在留中、色々な人に逢うて色々な事を
聞
(
きい
)
たが、
固
(
もと
)
よりその事柄の由来を知らぬから
能
(
よ
)
く
分
(
わか
)
る
訳
(
わ
)
けもない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
高岩岳を外輪山とする西雲仙火山と、普賢岳を中央火口丘とし、国見、妙見、
江丸
(
えまる
)
山
等
(
とう
)
を外輪山とする東雲仙火山との交錯から出来上っている連峰を指すのである。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
私
(
わたくし
)
は
第
(
だい
)
二
等
(
とう
)
のスタニスラウの
勳章
(
くんしやう
)
を
貰
(
もら
)
ひました。
此
(
こ
)
の
第
(
だい
)
二
等
(
とう
)
の
勳章
(
くんしやう
)
は、
全體
(
ぜんたい
)
なら
外國人
(
ぐわいこくじん
)
でなければ
貰
(
もら
)
へないのですが、
私
(
わたくし
)
には
其
(
そ
)
の、
特別
(
とくべつ
)
を
以
(
もつ
)
てね、
例外
(
れいぐわい
)
と
見
(
み
)
えます。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
トルストイ、ツルゲネーフ
等
(
とう
)
の
名
(
な
)
は
吾人
(
ごじん
)
久
(
ひさ
)
しく
之
(
これ
)
を
聞
(
き
)
けども、ドストイヱフスキーの
名
(
な
)
と
著書
(
ちよしよ
)
に
至
(
いた
)
りては
吾文界
(
わがぶんかい
)
に
之
(
これ
)
を
紹介
(
せうかい
)
するの
功
(
こう
)
不知庵
(
フチアン
)
に
多
(
おほ
)
しと
言
(
い
)
はざる
可
(
べ
)
からず。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
彼
(
か
)
れ其妻に向いては殆ど
柔
(
やわら
)
か過るほど柔かにして全く鼻の先にて使われ居し者なり、
斯
(
かく
)
も妻孝行の男は此近辺に二人と見出し難し、
等
(
とう
)
の事柄にして殆ど異口同音なり
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
そして風雅人鑑賞家として知られた
孫七峯
(
そんしちほう
)
とつゞき合で、七峯は当時の名士であつた
楊文襄
(
やうぶんじやう
)
、
文太史
(
ぶんたいし
)
、
祝京兆
(
しゆくけいてう
)
、
唐解元
(
たうかいげん
)
、
李西涯
(
りせいがい
)
等
(
とう
)
と
朋友
(
ともだち
)
で、七峯の居たところの南山で
骨董
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
イギリスやドイツやフランス
等
(
とう
)
にもあまり
劣
(
おと
)
らない
博物館
(
はくぶつかん
)
があつて、よし
國
(
くに
)
は
小
(
ちひ
)
さくても
博物館
(
はくぶつかん
)
や
圖書館
(
としよかん
)
だけは、
大國
(
だいこく
)
と
肩
(
かた
)
を
竝
(
なら
)
べることが
出來
(
でき
)
るくらゐのものがあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
棚の上には小さき、
柄
(
え
)
の長き
和蘭陀
(
オランダ
)
パイプを
斜
(
ななめ
)
に一列に置きあり。その外小さき彫刻品、人形、浮彫の
品
(
しな
)
等
(
とう
)
あり。寝椅子の
末
(
すえ
)
の処に一枚戸の戸口あり。これより
寝間
(
ねま
)
に
入
(
い
)
る。
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
百合の香に堪へられない人、赤薔薇の香に堪へられない人、リラの香に堪へられない人
等
(
とう
)
が出てくる。そして、いよいよ香気の「ほのかさ」に向つて、心が誘はれるやうになる。
「香水の表情」に就いて:――漫談的無駄話――
(新字旧仮名)
/
大手拓次
(著)
大講会総奉行
(
だいこうえそうぶぎょう
)
の
大久保石見守長安
(
おおくぼいわみのかみながやす
)
、その
家臣
(
かしん
)
、その
目付役
(
めつけやく
)
、その
介添役
(
かいぞえやく
)
、
等
(
とう
)
、等、等。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自然お客様のお
越
(
こし
)
も御座りませんゆゑ、何分用意
等
(
とう
)
も致し置きませんやうな次第で、然し、
一両日
(
いちりようにち
)
中にはお
麁末
(
そまつ
)
ながら何ぞ差上げまするやうに取計ひまするで御座いますで、どうぞ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それから一
方
(
ぱう
)
の
小
(
せう
)
なる
横穴
(
よこあな
)
のシキからは、
人
(
ひと
)
の
大腿骨
(
だいたいこつ
)
と
指骨
(
しこつ
)
の一
小部分
(
せうぶぶん
)
とが
出
(
い
)
で、
直刀
(
ちよくたう
)
の
折片
(
せつべん
)
、
鍔
(
つば
)
(
鐵製
(
てつせい
)
、
寶珠形
(
ほうじゆがた
)
、
透
(
すか
)
し)
脛巾金
(
はゞき
)
、
及
(
およ
)
び
朱塗
(
しゆぬり
)
の
土器
(
どき
)
(
彌生式土器
(
やよひしきどき
)
に
類似
(
るゐじ
)
す)
等
(
とう
)
が
出
(
い
)
でた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
庚
(
かのえ
)
申
(
さる
)
甲
(
きのえ
)
子
(
ね
)
等
(
とう
)
のいろいろの
講
(
こう
)
、あるいは
二十三夜講
(
にじゅうさんやこう
)
のようなものを組織し、また継続して、その講中だけは一人も
脱
(
ぬ
)
け落ちず、
我
(
われ
)
人
(
ひと
)
おなじ心に信心をやしなって行こうとしているのである。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
緋縮緬などを用ゐ裏には
紅絹
(
もみ
)
甲斐絹
(
かひき
)
等
(
とう
)
を
合
(
あは
)
す、すなわち一枚にて幾種の半襦袢と
継合
(
つぎあ
)
はすことを
得
(
え
)
、なほ且長襦袢の如く白き
脛
(
はぎ
)
にて蹴出すを得るなり、半襦袢と継合はすために紐を着けたり
当世女装一斑
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
葡
(
ほ
)
等
(
とう
)
の
諸國
(
しよこく
)
の
語
(
ご
)
から
轉訛
(
てんくわ
)
したもの、
及
(
およ
)
び
梵語系
(
ぼんごけい
)
その
他
(
た
)
のものも
多少
(
たせう
)
ある。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
剰
(
あまつ
)
さえ人夫らの
中
(
うち
)
に、寒気と風雨とに恐れ、ために物議を生じて、四面
朦朧
(
もうろう
)
咫尺
(
しせき
)
を
弁
(
べん
)
ぜざるに乗じて、
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか下山せしものありたるため、翌日落成すべき建築もなお
竣工
(
しゅんこう
)
を
告
(
つ
)
ぐる
能
(
あた
)
わざる
等
(
とう
)
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
阿姪
(
あてつ
)
阿甥
(
あせい
)
書生
等
(
とう
)
の眼を避けて、鏡に
背
(
そむ
)
いて
澄
(
すま
)
し居たり。
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
急行列車
(
きふかうれつしや
)
は一二
等
(
とう
)
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
この外にもまだ、
島崎藤村
(
しまざきとうそん
)
、
里見弴
(
さとみとん
)
、
谷崎潤一郎
(
たにざきじゆんいちらう
)
、
加能作次郎
(
かのうさくじらう
)
、
佐藤俊子
(
さとうとしこ
)
等
(
とう
)
の如き幾多の作家があつて、本来選に入るべきであるけれども
日本小説の支那訳
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それ故私は
唯
(
たゞ
)
代官町
(
だいくわんちやう
)
の
蓮池御門
(
はすいけごもん
)
、
三宅坂下
(
みやけざかした
)
の
桜田御門
(
さくらだごもん
)
、
九段坂下
(
くだんざかした
)
の
牛
(
うし
)
ヶ
淵
(
ふち
)
等
(
とう
)
古来人の称美する場所の名を挙げるに
留
(
とゞ
)
めて置く。
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
五、
屋外
(
おくがい
)
に
於
(
おい
)
ては
屋根瓦
(
やねがはら
)
、
壁
(
かべ
)
の
墜落
(
ついらい
)
、
或
(
あるひ
)
は
石垣
(
いしがき
)
、
煉瓦塀
(
れんがべい
)
、
煙突
(
えんとつ
)
等
(
とう
)
の
倒潰
(
とうかい
)
し
來
(
きた
)
る
虞
(
おそれ
)
ある
區域
(
くいき
)
から
遠
(
とほ
)
ざかること。
特
(
とく
)
に
石燈籠
(
いしどうろう
)
に
近寄
(
ちかよ
)
らざること。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
相場
(
さうば
)
が
下
(
さ
)
げ
氣味
(
ぎみ
)
の
時
(
とき
)
にやうつかりすつと
損物
(
そんもの
)
だかんな、なんでも
百姓
(
ひやくしやう
)
して
穀
(
こく
)
積
(
つ
)
んで
置
(
お
)
く
者
(
もの
)
が一
等
(
とう
)
だよ、
卵拾
(
たまごひろ
)
ひもなあ、
赤痢
(
せきり
)
でも
流行
(
はや
)
つて
來
(
き
)
てな
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
日蓮上人、
為兼卿
(
ためかねきやう
)
、遊女
初君
(
はつきみ
)
等
(
とう
)
の
古跡
(
こせき
)
もたづねばやとおもひしに、越後に入りてのち
気運
(
きうん
)
順
(
じゆん
)
を
失
(
うしな
)
ひ、
年
(
とし
)
稍
(
やゝ
)
倹
(
けん
)
して
穀
(
こく
)
の
価
(
ねだん
)
日々に
躍
(
あがり
)
、
人気
(
じんき
)
穏
(
おだやか
)
ならず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
新嘉坡
(
シンガポオル
)
へ輸入する石炭の総額は一年に六千万
頓
(
とん
)
だが、
此
(
この
)
半額は日本炭と撫順炭で占め、
他
(
た
)
の半額は濠洲炭、英国のカアジフ、ボルネオ炭
等
(
とう
)
である
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
唐物
(
からもの
)
の
籠
(
かご
)
に
芙蓉
(
ふよう
)
に
桔梗
(
ききょう
)
刈萱
(
かるかや
)
など秋草を十分に
活
(
い
)
けまして、床脇の棚
等
(
とう
)
にも結構な飛び青磁の
香炉
(
こうろ
)
がございまして、左右に
古代蒔絵
(
こだいまきえ
)
の料紙箱があります。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
(現今クンベツ)且つ
行
(
ゆ
)
く処として倒れたる大樹ありて、其上を飛越え、或は曲り或は迂回する
等
(
とう
)
は、
迚
(
とて
)
も言語を以て語り筆紙を以て尽すべからざるあり。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
見れば外科医
等
(
とう
)
の切断したものでないことが判明したが附近には右に該当する殺人事件又は婦人の失踪
届出
(
とどけいで
)
なく今のところ何者の死体なるや不明であるが
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
小学の科を五等に分ち、吟味を経て
等
(
とう
)
に登り、五等の科を終る者は中学校に入るの法なれども、学校の起立いまだ久しからざれば、中学に入る者も多からず。
京都学校の記
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
或日
(
あるひ
)
學校
(
がくかう
)
で
生徒
(
せいと
)
の
製作物
(
せいさくぶつ
)
の
展覽會
(
てんらんくわい
)
が
開
(
ひら
)
かれた。
其
(
その
)
出品
(
しゆつぴん
)
は
重
(
おも
)
に
習字
(
しふじ
)
、
※畫
(
づぐわ
)
、
女子
(
ぢよし
)
は
仕立物
(
したてもの
)
等
(
とう
)
で、
生徒
(
せいと
)
の
父兄姉妹
(
ふけいしまい
)
は
朝
(
あさ
)
からぞろ/\と
押
(
おし
)
かける。
取
(
と
)
りどりの
評判
(
ひやうばん
)
。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「さうださうだ。イスやテエブルは
第
(
だい
)
一番だな。だが、さうなると、
紅茶器
(
こうちやき
)
なんかの上
等
(
とう
)
も
欲
(
ほ
)
しくなる……」
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
大根
(
だいこん
)
や、ねぎや、
豆
(
まめ
)
や、
芋
(
いも
)
などを
昨日
(
きのう
)
から、
近在
(
きんざい
)
の百
姓
(
しょう
)
だちが
会場
(
かいじょう
)
に
持
(
も
)
ち
込
(
こ
)
んでいますよ。そして、一
等
(
とう
)
と二
等
(
とう
)
とは、たいした
賞品
(
しょうひん
)
がもらえるということです。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“等”を含む語句
汝等
私等
俺等
我等
何等
平等
等閑
彼等
上等
彼奴等
吾等
己等
奴等
等身
此等
此奴等
此処等
前等
一等
彼女等
...