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假
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かり
ふりがな文庫
“
假
(
かり
)” の例文
新字:
仮
サン やい、グレゴリー、
誓言
(
せいごん
)
ぢゃ、こちとらは
石炭
(
コール
)
なんぞは
擔
(
かつ
)
ぐまいぞよ、
假
(
かり
)
にも。(不面目な賤しい
仕事
(
しごと
)
なんぞはすまいぞよ)
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「いや、
假
(
かり
)
にあなたが人殺しをしてそれが
露見
(
ろけん
)
したとあなたに知らしても、それ以上びつくりした顏付にはならないでせうよ。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「あれは良い方でございます。
假
(
かり
)
にも親御樣と名のつくものを、何うしようと言つた、大それた事をする人では御座いません」
銭形平次捕物控:178 水垢離
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
昭和
(
せうわ
)
五
年度
(
ねんど
)
の
豫算
(
よさん
)
に
於
(
おい
)
ても
府縣
(
ふけん
)
では
已
(
すで
)
に七千
萬圓
(
まんゑん
)
の
節減
(
せつげん
)
を
行
(
おこな
)
つたのであるが、
市町村
(
しちやうそん
)
の
分
(
ぶん
)
を
假
(
かり
)
に
昭和
(
せうわ
)
四
年度
(
ねんど
)
の
豫算
(
よさん
)
と
略
(
ほゞ
)
同額
(
どうがく
)
の
整理節約
(
せいりせつやく
)
と
見
(
み
)
れば
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
この
地震
(
ぢしん
)
の
時
(
とき
)
は、
丁度
(
ちようど
)
夏季休暇中
(
かききゆうかちゆう
)
であつたため、
一人
(
ひとり
)
の
生徒
(
せいと
)
もゐなかつたのであるが、
假
(
かり
)
に
授業中
(
じゆぎようちゆう
)
であつたとして、もしそれに
善處
(
ぜんしよ
)
せんとするならば
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
與
(
よ
)
四
郎
(
らう
)
が
假
(
かり
)
の
筆
(
ふで
)
ずさびに、
此樣
(
このやう
)
な
名
(
な
)
も
呼
(
よび
)
よい
物
(
もの
)
と
書
(
か
)
いて
入
(
い
)
れたる
町
(
まち
)
といふをば
引出
(
ひきいだ
)
しぬ、
女
(
をんな
)
は
容貌
(
きりよう
)
の
好
(
よ
)
きにこそ
諸人
(
しよにん
)
の
愛
(
あい
)
を
受
(
う
)
けて
果報
(
くわほう
)
この
上
(
うへ
)
も
無
(
な
)
き
物
(
もの
)
なれ
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
かくてあたかも
假面
(
めん
)
を
被
(
かう
)
むれる人々が、己を隱しゝ
假
(
かり
)
の姿を棄つるとき、前と異なりて見ゆる如く 九一—九三
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
隣
(
となり
)
の
主人
(
しゆじん
)
の
家族
(
かぞく
)
は
長屋門
(
ながやもん
)
の一
部
(
ぶ
)
に
疊
(
たゝみ
)
を
敷
(
し
)
いて
假
(
かり
)
の
住居
(
すまゐ
)
を
形
(
かたち
)
づくつて
居
(
ゐ
)
た。
主人夫婦
(
しゆじんふうふ
)
は
勘次
(
かんじ
)
の
目
(
め
)
からは
有繋
(
さすが
)
に
災厄
(
さいやく
)
の
後
(
あと
)
の
亂
(
みだ
)
れた
容子
(
ようす
)
が
少
(
すこ
)
しも
發見
(
はつけん
)
されなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
親の如くに
尊敬
(
うやまひ
)
假
(
かり
)
にも其意に
背
(
そむ
)
く事なく五節句其外何事によらず自分が門弟中より申受たる金子有時は兄半作へ
遣
(
つか
)
はして
田地
(
でんぢ
)
田畑
(
でんばた
)
を
買求
(
かひもと
)
めさせ兄半作の身代を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あとに
頼
(
たの
)
むは
老人夫婦
(
らうじんふうふ
)
、
之
(
これ
)
が
又
(
また
)
、
補陀落山
(
ふだらくさん
)
から
假
(
かり
)
にこゝへ、
庵
(
いほり
)
を
結
(
むす
)
んで、
南無
(
なむ
)
大悲
(
だいひ
)
民子
(
たみこ
)
のために
觀世音
(
くわんぜおん
)
。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
假
(
かり
)
に家庭の事情を打破ツて、結婚したとしてからが、お房が美術家の妻として、また
子爵
(
ししやく
)
家の
夫人
(
ふじん
)
として
品位
(
ひんゐ
)
を保ツて行かれるかどうかといふことが
疑問
(
ぎもん
)
である。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
そこへ
今朝
(
けさ
)
、
片山
(
かたやま
)
の
假
(
かり
)
出獄
(
しゆつごく
)
を
頼
(
たの
)
む
爲
(
ため
)
に
辯護士
(
べんごし
)
の
處
(
ところ
)
へ
出
(
で
)
かけて
行
(
い
)
つたK
氏
(
し
)
が
戻
(
もど
)
つて
來
(
き
)
た。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
「今日は
此處
(
ここ
)
に留まりて、まづ大臣の位を賜ひて、明日上りまさむ」とのりたまひて、その山口に留まりて、すなはち
假
(
かり
)
宮を造りて、俄に豐の
樂
(
あかり
)
して、その隼人に大臣の位を賜ひて
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
假
(
かり
)
に今のレフレツクスのやうなのが、そのころの
私
(
わたし
)
に
授
(
さづ
)
けられてゐたとしたら?
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
而
(
さう
)
して
死
(
し
)
が
各人
(
かくじん
)
の
正當
(
せいたう
)
な
終
(
をはり
)
であるとするなれば、
何
(
なん
)
の
爲
(
ため
)
に
人々
(
ひと/″\
)
の
死
(
し
)
の
邪魔
(
じやま
)
をするのか。
假
(
かり
)
にある
商人
(
しやうにん
)
とか、ある
官吏
(
くわんり
)
とかゞ、五
年
(
ねん
)
十
年
(
ねん
)
餘計
(
よけい
)
に
生延
(
いきの
)
びたとして
見
(
み
)
た
所
(
ところ
)
で、
其
(
そ
)
れが
何
(
なん
)
になるか。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
何故
(
なぜ
)
といつて、
今
(
いま
)
まあ
假
(
かり
)
にある
禍
(
わざは
)
ひが來て、あなたのその要らない子供を
奪
(
うば
)
つて
行
(
い
)
くとしませう、その
時
(
とき
)
あなたは
必
(
きつ
)
と、
身
(
み
)
も
世
(
よ
)
もあげてそのお子さんを
救
(
すく
)
はうとなさるにちがひありませんもの。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
脅
(
おびやか
)
す
假
(
かり
)
裝
(
よそほ
)
ひに
松明
(
たいまつ
)
の
焔
(
ほのほ
)
つづきぬ。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
一緒にして見た人は誰だつて
假
(
かり
)
にもさうは想像いたしません。ロチスターさまはまるで二十五位の方みたいにお若く見え、またお若いのです。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
著者
(
ちよしや
)
の
想像
(
そう/″\
)
では、
假
(
かり
)
に
地震豫報
(
ぢしんよほう
)
が
出來
(
でき
)
る
日
(
ひ
)
が
來
(
き
)
ても、それは
地震
(
ぢしん
)
の
起
(
おこ
)
りそうな
或
(
ある
)
特別
(
とくべつ
)
の
地方
(
ちほう
)
を
指摘
(
してき
)
し
得
(
う
)
るのみで
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
近頃は若旦那の金之助さんのことで
揉
(
も
)
め、踊りの
假
(
かり
)
舞臺をこのうちと、お組さんの家の間の
空地
(
あきち
)
へ建て、一言も挨拶をしなかつたと、ひどく怒つてをりました
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
も
勤
(
つと
)
むる者の心得は萬事
斯
(
かく
)
の如し此事我々の
上
(
うへ
)
にある時は
自然
(
しぜん
)
面倒
(
めんだう
)
なりとて
他人
(
ひと
)
の物にても
錠前
(
ぢやうまへ
)
を
叩
(
たゝ
)
き
開
(
あけ
)
よなど云事なしとも
云難
(
いひがた
)
し
假
(
かり
)
にも
錠前
(
ぢやうまへ
)
を破るは
關所
(
せきしよ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
猫
(
ねこ
)
の
死骸
(
しがい
)
を
繩
(
なわ
)
にくゝりてお
役目
(
やくめ
)
なれば
引導
(
いんだう
)
をたのみますと
投
(
な
)
げつけし
事
(
こと
)
も
有
(
あ
)
りしが、それは
昔
(
むかし
)
、
今
(
いま
)
は
校内
(
かうない
)
一の
人
(
ひと
)
とて
假
(
かり
)
にも
侮
(
あなど
)
りての
處業
(
しよげう
)
はなかりき、
歳
(
とし
)
は十五
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
毒
(
どく
)
がまだ
殘
(
のこ
)
って
居
(
ゐ
)
たら、それこそは
假
(
かり
)
の
命
(
いのち
)
から
實
(
まこと
)
の
命
(
いのち
)
へ
囘
(
かへ
)
らする
大妙藥
(
だいめうやく
)
!……まだ
温
(
ぬく
)
い、お
前
(
まへ
)
の
脣
(
くちびる
)
!
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
燒木杙
(
やけぼつくひ
)
を
地
(
ち
)
に
建
(
た
)
てゝ
彼
(
かれ
)
に
第
(
だい
)
一の
要件
(
えうけん
)
たる
假
(
かり
)
の
住居
(
すまゐ
)
を
造
(
つく
)
つた。
近所
(
きんじよ
)
から
聚
(
あつ
)
めた
粟幹
(
あはがら
)
の
僅少
(
きんせう
)
な
材料
(
ざいれう
)
が
葺草
(
ふきぐさ
)
であつた。それは
漸
(
やつ
)
と
雨
(
あめ
)
の
洩
(
も
)
るか
洩
(
も
)
らないだけの
薄
(
うす
)
い
葺方
(
ふきかた
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
假
(
かり
)
に
茲
(
こゝ
)
に
外國
(
ぐわいこく
)
から
輸入
(
ゆにふ
)
する
羅紗
(
ラシヤ
)
一ヤールの
値段
(
ねだん
)
が五
圓
(
ゑん
)
とすると、
爲替相場
(
かはせさうば
)
が一
割
(
わり
)
一
分
(
ぶ
)
下
(
さが
)
つて
居
(
を
)
ればそれを五
圓
(
ゑん
)
五十五
錢
(
せん
)
でなければ
買
(
か
)
へぬのである。
棉花
(
めんくわ
)
も
同樣
(
どうやう
)
である。
輸入
(
ゆにふ
)
の
鐵
(
てつ
)
も
同樣
(
どうやう
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
那樣事
(
そんなこと
)
は
無
(
な
)
い、
例
(
たと
)
へば
御覽
(
ごらん
)
なさい、
貴方
(
あなた
)
が
中風
(
ちゆうぶ
)
にでも
罹
(
かゝ
)
つたとか、
或
(
あるひ
)
は
假
(
かり
)
に
愚者
(
ぐしや
)
が
自分
(
じぶん
)
の
位置
(
ゐち
)
を
利用
(
りよう
)
して
貴方
(
あなた
)
を
公然
(
こうぜん
)
辱
(
はづか
)
しめて
置
(
お
)
いて、
其
(
そ
)
れが
後
(
のち
)
に
何
(
なん
)
の
報
(
むくい
)
も
無
(
な
)
しに
濟
(
す
)
んで
了
(
しま
)
つたのを
知
(
し
)
つたならば
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
されば
爰
(
こゝ
)
に
忌
(
い
)
むべく
恐
(
おそ
)
るべきを(おう)に
譬
(
たと
)
へて、
假
(
かり
)
に(
應
(
おう
)
)といへる
一種
(
いつしゆ
)
異樣
(
いやう
)
の
乞食
(
こつじき
)
ありて、
郷
(
がう
)
屋敷田畝
(
やしきたんぼ
)
を
徘徊
(
はいくわい
)
す。
驚破
(
すは
)
「
應
(
おう
)
」
來
(
きた
)
れりと
叫
(
さけ
)
ぶ
時
(
とき
)
は、
幼童
(
えうどう
)
婦女子
(
ふぢよし
)
は
遁隱
(
にげかく
)
れ、
孩兒
(
がいじ
)
も
怖
(
おそ
)
れて
夜泣
(
よなき
)
を
止
(
とゞ
)
む。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
地震
(
ぢしん
)
の
豫知問題
(
よちもんだい
)
が
假
(
かり
)
に
都合
(
つごう
)
よく
解決
(
かいけつ
)
されたとしても、
震災防止
(
しんさいぼうし
)
については
猶
(
なほ
)
重大
(
じゆうだい
)
な
問題
(
もんだい
)
が
多分
(
たぶん
)
に
殘
(
のこ
)
るであらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
鶴
(
つる
)
千年
(
せんねん
)
龜
(
かめ
)
萬年
(
まんねん
)
人間
(
にんげん
)
常住
(
じやうぢう
)
いつも
月夜
(
つきよ
)
に
米
(
こめ
)
の
飯
(
めし
)
ならんを
願
(
ねが
)
ひ
假
(
かり
)
にも
無常
(
むじやう
)
を
觀
(
くわん
)
ずるなかれとは
大福
(
だいふく
)
長者
(
ちやうじや
)
と
成
(
な
)
るべき
人
(
ひと
)
の
肝心
(
かんじん
)
肝要
(
かんえう
)
かなめ
石
(
いし
)
の
固
(
かた
)
く
執
(
と
)
つて
動
(
うご
)
かぬ
所
(
ところ
)
なりとか
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
けれども未だ居間に着いたときには、彼女が見たものを
假
(
かり
)
にも誤解しはしないかと思つて
心苦
(
こゝろぐる
)
しく感じた。しかし直ぐに喜びはあらゆる他の感情を消してしまつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
其方儀天一坊身分
聢
(
しか
)
と存ぜずとは申ながら常樂院に
頼
(
たの
)
まれ
假
(
かり
)
住居の世話申候段
不埓
(
ふらち
)
に付重追放申付る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ロミオ
信仰
(
しんかう
)
の
堅
(
かた
)
い
此
(
この
)
眼
(
まなこ
)
に、
假
(
かり
)
にも
其樣
(
そのやう
)
な
不信心
(
ふしんじん
)
が
起
(
おこ
)
るならば、
涙
(
なみだ
)
は
炎
(
ほのほ
)
とも
變
(
かは
)
りをれ!
何度
(
なんど
)
溺
(
おぼ
)
れても
死
(
し
)
にをらぬ
此
(
この
)
明透
(
すきとほ
)
る
異端
(
げだう
)
め、
譃
(
うそ
)
を
言
(
い
)
うた
科
(
とが
)
で
火刑
(
ひあぶり
)
にせられをれ!
何
(
なん
)
ぢゃ
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
假
(
かり
)
にも親分とか何んとか言はれる俺を路地に待たせて置いてよ、不精者の八五郎が、
髷
(
まげ
)
を直したり、
鬢
(
びん
)
を
撫
(
な
)
でつけたり、襟を直したり、帶を締め代へたり、大變なおめかしだつたぢやないか。
銭形平次捕物控:287 血塗られた祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
假
(
かり
)
に
本年
(
ほんねん
)
輸入超過
(
ゆにふてうくわ
)
があつて、さうして
差引
(
さしひき
)
一
億圓
(
おくゑん
)
の
金貨
(
きんくわ
)
を
外國
(
ぐわいこく
)
に
拂
(
はら
)
はなければならぬとすると、
日本銀行
(
にほんぎんかう
)
の十一
億圓
(
おくゑん
)
の
金貨
(
きんくわ
)
が十
億圓
(
おくゑん
)
に
減
(
へ
)
り、
兌換劵
(
だくわんけん
)
の
平均流通高
(
へいきんりうつうだか
)
は十二
億
(
おく
)
五千
萬圓
(
まんゑん
)
に
減
(
へ
)
る
譯
(
わけ
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
其
(
そ
)
れは
私
(
わたし
)
の
權内
(
けんない
)
に
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
なのです。まあ、
考
(
かんが
)
へて
御覽
(
ごらん
)
なさい、
私
(
わたし
)
が
假
(
かり
)
に
貴方
(
あなた
)
を
此
(
こゝ
)
から
出
(
だし
)
たとして、
甚麼利益
(
どんなりえき
)
が
有
(
あ
)
りますか。
先
(
ま
)
づ
出
(
で
)
て
御覽
(
ごらん
)
なさい、
町
(
まち
)
の
者
(
もの
)
か、
警察
(
けいさつ
)
かが
又
(
また
)
貴方
(
あなた
)
を
捉
(
とら
)
へて
連
(
つ
)
れて
參
(
まゐ
)
りませう。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
目白鳥
(
めじろ
)
などの
假
(
かり
)
の
塒
(
ねぐら
)
を
驚
(
おどろ
)
いて
起
(
た
)
つのであつた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
四季
(
しき
)
押通
(
おしとほ
)
し
油
(
あぶら
)
びかりする
目
(
め
)
くら
縞
(
じま
)
の
筒袖
(
つゝそで
)
を
振
(
ふ
)
つて
火
(
ひ
)
の
玉
(
たま
)
のやうな
子
(
こ
)
だと
町内
(
ちやうない
)
に
恐
(
こわ
)
がられる
亂暴
(
らんばう
)
も
慰
(
なぐさ
)
むる
人
(
ひと
)
なき
胸苦
(
むなぐる
)
しさの
餘
(
あま
)
り、
假
(
かり
)
にも
優
(
やさ
)
しう
言
(
い
)
ふて
呉
(
く
)
れる
人
(
ひと
)
のあれば
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
寧
(
いつ
)
そ
賃仕事
(
ちんしごと
)
してもお
傍
(
そば
)
で
暮
(
くら
)
した
方
(
はう
)
が
餘
(
よ
)
つぽど
快
(
こゝろ
)
よう
御座
(
ござ
)
いますと
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
すに、
馬鹿
(
ばか
)
、
馬鹿
(
ばか
)
、
其樣
(
そのやう
)
な
事
(
こと
)
を
假
(
かり
)
にも
言
(
い
)
ふてはならぬ、
嫁
(
よめ
)
に
行
(
い
)
つた
身
(
み
)
が
實家
(
さと
)
の
親
(
おや
)
の
貢
(
みつぎ
)
をするなどゝ
思
(
おも
)
ひも
寄
(
よ
)
らぬこと
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“假”の解説
假(け/か)とは、律令制における貴族・官人の休日のこと。
(出典:Wikipedia)
假
部首:⼈
11画
“假”を含む語句
假令
假名
假面
假寢
假聲
假粧
假名書
假睡
假託
假初
假借
假病
假牢
假名文字
假寐
假裝
假定
假宅
假死
假親
...