“粟幹”の読み方と例文
読み方割合
あはがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
低(ひく)い粟幹(あはがら)の屋根(やね)から其(その)括(くゝ)りつけた萱(かや)や篠(しの)の葉(は)には冴(さ)えた耳(みゝ)に漸(やつ)と聞(きゝ)とれるやうなさら/\と微(かす)かに何(なに)かを打(う)ちつけるやうな響(ひゞき)が止(や)まない。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼(かれ)は少(すこ)しばかり餘(あま)してあつた蓄(たくは)へから蝕(むしくひ)でも何(なん)でも柱(はしら)になる木(き)やら粟幹(あはがら)やらを求(もと)めて、家(いへ)の横手(よこて)へ小(ちひ)さな二間(けん)四方(はう)位(ぐらゐ)な掘立小屋(ほつたてごや)を建(た)てる計畫(けいくわく)をした。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
其(そ)の藁(わら)や粟幹(あはがら)は近所(きんじよ)の手(て)から與(あた)へられた。彼(かれ)は住居(すまゐ)を失(うしな)つた第(だい)二日目(かめ)に始(はじ)めて近隣(きんりん)の交誼(かうぎ)を知(し)つた。南(みなみ)の女房(にようばう)は古(ふる)い藥鑵(やくわん)と茶碗(ちやわん)とを持(も)つて來(き)てくれた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)