“胸苦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むなぐる87.5%
むねぐる12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おかみさん、この胸苦むなぐるしいほど恨めしい花が、今日丁度にも置いてあつた花屋の前を通りすがつたとは、よほど廻合が惡かつたのだ。
わるい花 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
隆夫は急に胸苦むなぐるしさをおぼえた。はっとおどろくと、あやしい影が隆夫のくびをしめつけているではないか。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
されども渠はいささかも心にましきことなかりけむ、胸苦むねぐるしき気振けぶりもなく、静に海野に打向うちむかひて
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)