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打向
ふりがな文庫
“打向”の読み方と例文
読み方
割合
うちむか
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちむか
(逆引き)
と
呟
(
つぶや
)
いて
一
(
ひと
)
ツ
溜息
(
ためいき
)
する。……
橋詰
(
はしづめ
)
から
打向
(
うちむか
)
ふ
眞直
(
まつすぐ
)
な
前途
(
ゆくて
)
は、
土塀
(
どべい
)
の
續
(
つゞ
)
いた
場末
(
ばすゑ
)
の
屋敷町
(
やしきまち
)
で、
門
(
かど
)
の
軒
(
のき
)
もまばらだけれども、
其
(
それ
)
でも
兩側
(
りやうがは
)
は
家續
(
いへつゞ
)
き……
月夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
も
繼
(
つが
)
ず歩行續けし事なれば友次郎は夜前の
始末
(
しまつ
)
を話すべき
隙
(
ひま
)
なかりしが最早惡者の追ひ來るべき心
遣
(
づか
)
ひなしとてお花は友次郎に
打向
(
うちむか
)
ひ昨日大野とやら云
建場
(
たてば
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
斯
(
かく
)
も不規則なる
所夫
(
おっと
)
に仕え細君が
能
(
よ
)
く苦情を
鳴
(
なら
)
さぬと思えば余は益々
訝
(
いぶか
)
しさに
堪
(
た
)
えず、
終
(
つい
)
に帳番に
打向
(
うちむか
)
いて
打附
(
うちつけ
)
に問いたる所、目科の名前が余の口より離れ切るや切らぬうち帳番は
怫然
(
ふつぜん
)
と色を
作
(
な
)
し
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
打向(うちむか)の例文をもっと
(6作品)
見る
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀
“打向”のふりがなが多い著者
黒岩涙香
作者不詳
泉鏡太郎
泉鏡花