“指摘”の読み方と例文
読み方割合
してき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次はさう言ひましたが、その頃の岡つ引警察制度の缺陷けつかんを一盲人に指摘してきされたやうな氣がして、何んとはなしに小鬢こびんを掻きます。
すれば、ツルの方で意外のところから花のありかを指摘してきしてみせるのが当然なのだがツルはそうしなかった。「そいじゃ明日あしたさがしな」といった。
花をうめる (新字新仮名) / 新美南吉(著)
と安部君は一々材料を指摘してきしてくれたが、自分丈けは全然棚へ上げていた。「平凡人の平凡生活」を説く牧師にしてさとらざること尚おこの通りだ。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)