“假名書”のいろいろな読み方と例文
新字:仮名書
読み方割合
かながき66.7%
かなが33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お君が取出したのは、鼻紙一枚へ、灰をいたやうな粗惡な墨で書いた、假名書かながきの手紙でした。恐ろしい惡筆で、容易には讀めませんが、大骨折で辨慶讀べんけいよみにすると
「すると、この假名書かながきの手紙——犬くゞりから忍べ——とは書かなかつたわけで?」
「氣をつけて見るが宜い、亂暴に書きなぐつては居るが、角々の滑らかな、假名書かながきのくせと、妙に優しいところがあるだらう。これは間違ひもなく女の書いたものだ」