“かながき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仮名書40.0%
假名書40.0%
仮名垣20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と言い懸けて向直り、左側の焼芋屋の店へ、正面を切ってゆるいで入る。この店は古いもので、とッつきの行燈あんどうに、——おいしくば買いに来て見よ川越かわごえの、と仮名書かながきして、本場○焼俵藤助たわらとうすけ——となん。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「すると、この假名書かながきの手紙——犬くゞりから忍べ——とは書かなかつたわけで?」
転ぶ噂もきのふと過ぎ、今日けふ迄すましてゐられたが、東京にゐた其の頃は、毎度いろはの新聞で、仮名垣かながきさんに叩かれても、のんこのしやアで押通し、山猫やまねこおきつと名を取つた
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)