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語
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ご
ふりがな文庫
“
語
(
ご
)” の例文
どるめんといふ
語
(
ご
)
も、
石
(
いし
)
の
机
(
つくゑ
)
といふ
意味
(
いみ
)
の
言葉
(
ことば
)
であります。このてーぶるの
下
(
した
)
に
人間
(
にんげん
)
を
葬
(
はうむ
)
つたので、これは
疑
(
うたが
)
ひもなく
墓
(
はか
)
であります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
未
(
いま
)
だ
必
(
かなら
)
ずしも
(六四)
其身
(
そのみ
)
之
(
これ
)
を
泄
(
もら
)
さざるも、
而
(
しか
)
も((説者ノ))
語
(
ご
)
((適〻))
其
(
そ
)
の
匿
(
かく
)
す
所
(
ところ
)
の
事
(
こと
)
に
及
(
およ
)
ばんに、
是
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
き
者
(
もの
)
は
身
(
み
)
危
(
あやふ
)
し。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
中津藩
(
なかつはん
)
の
子
(
こ
)
どもばかりでなく、ほかからも
入門
(
にゅうもん
)
するものがあって、十
人
(
にん
)
あまりの
生徒
(
せいと
)
に、
諭吉
(
ゆきち
)
は、
毎日
(
まいにち
)
オランダ
語
(
ご
)
をおしえていました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
夏ももうおわりに近く、わたしはまもなくあのモスクワの町へ帰って、また、ひと冬じゅうフランス
語
(
ご
)
を
勉強
(
べんきょう
)
しなければならないのです。
百姓マレイ
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
多分是を渡るであろう。もう話声も聞えぬ。
何国
(
どこ
)
の
語
(
ご
)
で話ていたか、
薩張
(
さっぱり
)
聴分られなかったが、耳さえ今は遠くなったか。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
▼ もっと見る
あまさかるは、やはり
枕詞
(
まくらことば
)
で、ひなのひといふ
語
(
ご
)
を
起
(
おこ
)
してゐます。
意味
(
いみ
)
は、
天
(
てん
)
に
遠
(
とほ
)
くかゝつてゐる
日
(
ひ
)
といふことなんです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
右
(
みぎ
)
の
通
(
とほ
)
り、
津浪
(
つなみ
)
は
事實上
(
じじつじよう
)
に
於
(
おい
)
て
港
(
みなと
)
の
波
(
なみ
)
である。われ/\は
學術的
(
がくじゆつてき
)
にもこの
名前
(
なまへ
)
を
用
(
もち
)
ひてゐる。
實
(
じつ
)
に
津浪
(
つなみ
)
なる
語
(
ご
)
は、
最早
(
もはや
)
國際語
(
こくさいご
)
となつた
觀
(
かん
)
がある。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
仕立屋さんはこういって、よびもしないのにやってきたお
客
(
きゃく
)
さんたちを
追
(
お
)
っぱらいました。けれども、ハエたちには、ドイツ
語
(
ご
)
なんかわかりません。
いさましい ちびの仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
誠
(
せい
)
一は、
先生
(
せんせい
)
からといったら、お
母
(
かあ
)
さんは、
許
(
ゆる
)
してくださりはしないかと
思
(
おも
)
って、
先生
(
せんせい
)
という
語
(
ご
)
に
力
(
ちから
)
を
入
(
い
)
れたのです。
芽は伸びる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
〔評〕南洲人に
接
(
せつ
)
して、
妄
(
みだり
)
に
語
(
ご
)
を
交
(
まじ
)
へず、人之を
憚
(
はゞか
)
る。然れども其の人を知るに及んでは、則ち心を
傾
(
かたむ
)
けて之を
援
(
たす
)
く。其人に非ざれば則ち
終身
(
しゆうしん
)
言
(
い
)
はず。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
聞きしぞよもや白洲で話したでも有まいと尋ねられしかば節はハツと
語
(
ご
)
が
閉
(
ふさ
)
がり只もぢ/\して居る故藤八は又進み
出
(
いで
)
右の一件は一昨日
御慈悲
(
おじひ
)
願ひに節を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
現代の裁判制度は東京地図の煩雑なるが如く
大岡越前守
(
おおおかえちぜんのかみ
)
の
眼力
(
がんりき
)
は江戸絵図の如し。更に
語
(
ご
)
を
換
(
か
)
ゆれば東京地図は幾何学の如く江戸絵図は模様のようである。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
人接
(
ひとづき
)
のよさと一々に感服したる末は、何として、
綱雄
(
つなお
)
などのなかなか及ぶところでないと
独
(
ひと
)
り
語
(
ご
)
つ。
書記官
(新字新仮名)
/
川上眉山
(著)
駆落
(
かけお
)
ちたりと申す
語
(
ご
)
、
今日
(
こんにち
)
の
国民新聞
(
こくみんしんぶん
)
に見え
申候
(
まうしそろ
)
茶漬
(
チヤヅ
)
る
的
(
てき
)
筆法
(
ひつぱふ
)
の
脱化
(
だくわ
)
とも申すべく
候
(
そろ
)
。(十九日)
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
それだから
追分
(
おひわけ
)
が
何時
(
いつ
)
でもあはれに
感
(
かん
)
じらるゝ。つまる
處
(
ところ
)
、
卑怯
(
ひけふ
)
な、
臆病
(
おくびやう
)
な
老人
(
らうじん
)
が
念佛
(
ねんぶつ
)
を
唱
(
とな
)
へるのと
大差
(
たいさ
)
はないので、
語
(
ご
)
を
換
(
か
)
へて
言
(
い
)
へば、
不殘
(
のこらず
)
、
節
(
ふし
)
をつけた
不平
(
ふへい
)
の
獨言
(
つぶやき
)
である。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
言
(
い
)
ひながら、
但馬守
(
たじまのかみ
)
は『
生命
(
いのち
)
がない』の一
語
(
ご
)
を
口
(
くち
)
にするとともに、
少
(
すこ
)
し
顏
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
を
變
(
か
)
へた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
『
僕
(
ぼく
)
の
出
(
で
)
た
學校
(
がくかう
)
をお
尋
(
たづ
)
ねになるのですか。』と
兒玉
(
こだま
)
は
語
(
ご
)
を
續
(
つが
)
うとして、
更
(
さら
)
に
斯
(
か
)
う
問
(
と
)
ふた。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
こう
言
(
い
)
う
語
(
ご
)
がすきとおった風といっしょにハームキャの
城
(
しろ
)
の家々にしみわたりました。
四又の百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そして「自分を不実な男だと自分で思ふのが嫌だもんだから、強ひて人に自分を実のある者と思はせようとする厚かましくも。」とも云つたつけな。彼はほゝ笑みながら
独
(
ひと
)
り
語
(
ご
)
つた。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
往時
(
わうじ
)
を
顧
(
かへり
)
みて
感慨
(
かんがい
)
を
催
(
もよふ
)
すの
時
(
とき
)
、
換骨脱體
(
くわんこつだつたい
)
なる
語
(
ご
)
の
意味
(
いみ
)
を
始
(
はじ
)
めて
解
(
かい
)
したるの
思
(
おもひ
)
あり。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
おつぎは
數次
(
しば/\
)
さうして
村
(
むら
)
の
青年
(
せいねん
)
を
見
(
み
)
た。
然
(
しか
)
し一
語
(
ご
)
も
交換
(
かうくわん
)
する
機會
(
きくわい
)
を
有
(
も
)
たなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
然
(
しかれ
)
どもこの
癖漢
(
へきかん
)
の
冷々
(
れい/\
)
たる
苦笑
(
くせう
)
を
起
(
おこ
)
すのみなる
事
(
こと
)
を
示
(
しめ
)
し、
實際家
(
じつさいか
)
を
卑
(
いや
)
しむの
念
(
ねん
)
をあらはし、「でなくば
生命
(
いのち
)
を
捨
(
す
)
てんのみ。
運命
(
うんめい
)
に
服從
(
ふくじゆう
)
し、
百事
(
ひやくじ
)
を
放擲
(
はうてき
)
し」、
云々
(
しか/″\
)
の
語
(
ご
)
を
發
(
はつ
)
せしむるに
至
(
いた
)
る。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
独
(
ひと
)
り
語
(
ご
)
ちを
洩
(
もら
)
しながら、権内は、両わきの帳面と、算盤の珠とを見くらべて
雲霧閻魔帳
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
当国三河で下々の者共が申す
戯
(
ざ
)
れ
語
(
ご
)
でな、つまりはお茶の濃い薄いじゃ、
飴
(
あめ
)
のごとくにどろどろと致した濃い奴を所望致す
砌
(
みぎ
)
りに、ねじ切って腰にさすがごとき奴と、このように申すのでな
旗本退屈男:05 第五話 三河に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
葡
(
ほ
)
等
(
とう
)
の
諸國
(
しよこく
)
の
語
(
ご
)
から
轉訛
(
てんくわ
)
したもの、
及
(
およ
)
び
梵語系
(
ぼんごけい
)
その
他
(
た
)
のものも
多少
(
たせう
)
ある。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
なにを
問
(
と
)
うても、かれは、はあというきりで、なんらの
語
(
ご
)
もつづらない。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
狂人ながら、絶えず心にあることを、思わずひとり
語
(
ご
)
ちたというわけ。
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
卿
(
そなた
)
はやはり
卿
(
そなた
)
で、あの
愁歎
(
なげき
)
は
卿
(
そなた
)
の
愁歎
(
なげき
)
であったなら、それは
皆
(
みな
)
ローザラインの
爲
(
ため
)
であったに、なりゃ、
其
(
その
)
心
(
こゝろ
)
が
變
(
かは
)
ったか? すれば、
此
(
この
)
一
語
(
ご
)
を
唱
(
とな
)
へしめ……
女
(
をんな
)
は
心
(
こゝろ
)
の
移
(
うつ
)
る
筈
(
はず
)
、
男心
(
をとこごころ
)
さへも
堅固
(
けんご
)
にあらず。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
明治四十年の
日月
(
じつげつ
)
は、明治開化の初期である。さらに
語
(
ご
)
を
換
(
か
)
えてこれを説明すれば今日の
吾人
(
ごじん
)
は過去を
有
(
も
)
たぬ開化のうちに生息している。したがって吾人は過去を伝うべきために生れたのではない。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
めづらしや、人間の
語
(
ご
)
を引いて、
匂
(
にほひ
)
はげしき
空焚
(
そらだき
)
の
薫
(
くん
)
じたる
エロディヤッド
(旧字旧仮名)
/
ステファヌ・マラルメ
(著)
語
(
ご
)
を
継
(
つ
)
いで言いました、——
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
終日
(
しゅうじつ
)
語
(
かた
)
って一
語
(
ご
)
も
語
(
かた
)
らず。
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
何
(
なん
)
だとヱ
良
(
りやう
)
さんに
失礼
(
しつれい
)
だがお
帰
(
か
)
へり
遊
(
あそ
)
ばしていたゞきたいとあゝさう
申
(
まを
)
すよ
良
(
りやう
)
さんおきゝの
通
(
とほり
)
ですからとあはれや
母
(
はゝ
)
は
身
(
み
)
も
狂
(
きやう
)
するばかり
娘
(
むすめ
)
は一
語
(
ご
)
一
語
(
ご
)
呼吸
(
こきふ
)
せまりて
見
(
み
)
る/\
顔色
(
かほいろ
)
青
(
あほ
)
み
行
(
ゆ
)
くは
露
(
つゆ
)
の
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
今宵
(
こよひ
)
はよもと
思
(
おも
)
ふに
良之助
(
りやうのすけ
)
起
(
た
)
つべき
心
(
こゝろ
)
はさらにもなけれど
臨終
(
いまは
)
に
迄
(
まで
)
も
心
(
こゝろ
)
づかひさせんことのいとを
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
店
(
みせ
)
の
主人
(
しゅじん
)
がすすめたオランダ
語
(
ご
)
と
英語
(
えいご
)
との
会話
(
かいわ
)
の
本
(
ほん
)
など、二、三さつを
買
(
か
)
うと、
諭吉
(
ゆきち
)
は、おもい
足
(
あし
)
をひきずって、
江戸
(
えど
)
へかえってきました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
(六九)
語
(
ご
)
に
曰
(
いは
)
く『
其美
(
そのび
)
を
(七〇)
將順
(
しやうじゆん
)
し、
其惡
(
そのあく
)
を
(七一)
匡救
(
きやうきう
)
す、
故
(
ゆゑ
)
に
上下
(
しやうか
)
能
(
よ
)
く
相親
(
あひした
)
しむ』と。
豈
(
あ
)
に
管仲
(
くわんちう
)
の
謂
(
いひ
)
乎
(
か
)
。
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
それだから
追分
(
おいわけ
)
が
何時
(
いつ
)
でもあわれに感じらるる。つまる
処
(
ところ
)
、
卑怯
(
ひきょう
)
な、臆病な老人が念仏を唱えるのと大差はないので、
語
(
ご
)
を換えて言えば、
不残
(
のこらず
)
、
節
(
ふし
)
をつけた不平の
独言
(
つぶやき
)
である。
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
なべにといふ
語
(
ご
)
は、それと
共
(
とも
)
にと
同時
(
どうじ
)
になどいふ
意味
(
いみ
)
ですが、この
頃
(
ころ
)
の
人
(
ひと
)
は、
輕
(
かる
)
くゆゑにといふくらゐの
意味
(
いみ
)
にも
用
(
もち
)
ひたのです。
以上
(
いじよう
)
の
人々
(
ひと/″\
)
で、
江戸時代
(
えどじだい
)
の
歌人
(
かじん
)
を
代表
(
だいひよう
)
させたつもりです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
そして「自分を不実な男だと自分で思うのがいやなもんだから、しいて人に自分を
実
(
じつ
)
のある者と思わせようとする。厚かましくも。」ともいったっけな。彼はほほえみながらひとり
語
(
ご
)
った。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死――
(新字新仮名)
/
長与善郎
(著)
おつぎは
嘗
(
かつ
)
て
青年
(
せいねん
)
との
間
(
あひだ
)
に一
語
(
ご
)
を
交
(
まじ
)
へることさへ
其
(
その
)
權能
(
けんのう
)
を
抑
(
おさ
)
へられて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「人よりも空、
語
(
ご
)
よりも
黙
(
もく
)
。……肩に来て人
懐
(
なつ
)
かしや
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
」
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
語
(
ご
)
をかりて、御胸中のものをいえば、こうもあろうか。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
奧津棄戸
(
おきつすたへ
)
といふ
語
(
ご
)
は
即
(
すなは
)
ちこれである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
外国人
(
がいこくじん
)
どうしがはなしていることばも、
諭吉
(
ゆきち
)
のとくいなオランダ
語
(
ご
)
とはちがっているようで、なにがなにやら、すこしもいみがわかりません。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
若
(
も
)
し
之
(
これ
)
に
説
(
と
)
くに
厚利
(
こうり
)
を
以
(
もつ
)
てせば、
則
(
すなは
)
ち
陰
(
ひそか
)
に
其言
(
そのげん
)
を
用
(
もち
)
ひて
顯
(
あらは
)
に
其身
(
そのみ
)
を
棄
(
す
)
てん。
此
(
これ
)
を
之
(
こ
)
れ
知
(
し
)
らざる
可
(
べ
)
からざるなり。
夫
(
そ
)
れ
事
(
こと
)
は
密
(
みつ
)
を
以
(
もつ
)
て
成
(
な
)
り、
語
(
ご
)
は
泄
(
も
)
るるを
以
(
もつ
)
て
敗
(
やぶ
)
る。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
夏
(
なつ
)
の
初
(
はじ
)
めではあるけれども、
夜
(
よる
)
の
此
(
こ
)
の
時分
(
じぶん
)
に
成
(
な
)
ると
薄
(
うす
)
ら
寒
(
さむ
)
いのに、
細君
(
さいくん
)
の
出
(
で
)
は
縞
(
しま
)
のフランネルに
絲織
(
いとおり
)
の
羽織
(
はおり
)
、
素足
(
すあし
)
に
蹈臺
(
ふみだい
)
を
俯着
(
うツつ
)
けて
居
(
ゐ
)
る、
語
(
ご
)
を
換
(
か
)
へて
謂
(
い
)
へば、
高
(
たか
)
い
駒下駄
(
こまげた
)
を
穿
(
は
)
いたので
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「どうしたえ、
口寄
(
くちよせ
)
一
(
ひと
)
つやつて
見
(
み
)
ねえかえ」
大勢
(
おほぜい
)
の
中
(
うち
)
から
切
(
き
)
り
出
(
だ
)
したものがあつた。
葦
(
あし
)
の
葉末
(
はずゑ
)
が
微風
(
びふう
)
にも
靡
(
なび
)
けられる
樣
(
やう
)
に
此
(
この
)
一
語
(
ご
)
の
爲
(
ため
)
に
皆
(
みな
)
ぞよ/\と
復
(
また
)
騷
(
さわ
)
いだ。
群集
(
ぐんしふ
)
の
中
(
うち
)
にはおつぎも
交
(
まじ
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
と、
菊池半助
(
きくちはんすけ
)
が
語
(
ご
)
をつよめていった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(一一三)
語
(
ご
)
に
曰
(
いは
)
く、『
能
(
よ
)
く
之
(
これ
)
を
行
(
おこな
)
ふ
者
(
もの
)
は、
未
(
いま
)
だ
必
(
かなら
)
ずしも
能
(
よ
)
く
言
(
い
)
はず、
能
(
よ
)
く
之
(
これ
)
を
言
(
い
)
ふ
者
(
もの
)
は、
未
(
いま
)
だ
必
(
かなら
)
ずしも
能
(
よ
)
く
行
(
おこな
)
はず』と。
孫子
(
そんし
)
、
龐涓
(
はうけん
)
を
(一一四)
籌策
(
ちうさく
)
すること
明
(
あきら
)
かなり。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
鸚鵡
(
あうむ
)
は
多年
(
たねん
)
馴
(
な
)
らしてあつて、
土地
(
とち
)
の
言語
(
げんご
)
は
固
(
もと
)
よりだし、
瓜哇
(
ジヤワ
)
、
勃泥亞
(
ボルネヲ
)
の
訛
(
なまり
)
から、
馬尼剌
(
マニラ
)
、
錫蘭
(
セイロン
)
、
澤山
(
たんと
)
は
未
(
ま
)
だなかつた、
英吉利
(
イギリス
)
の
語
(
ご
)
も
使
(
つか
)
つて、
其
(
それ
)
は……
怜悧
(
りこう
)
な
娘
(
むすめ
)
をはじめ、
誰
(
だれ
)
にも、よく
解
(
わか
)
るのに
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(六六)
周澤
(
しうたく
)
未
(
いま
)
だ
渥
(
あつ
)
からざるに、
而
(
しか
)
も
(六七)
語
(
ご
)
極
(
きは
)
めて
知
(
ち
)
なれば、
説
(
せつ
)
行
(
おこな
)
はれて
功
(
こう
)
有
(
あ
)
るときは
則
(
すなは
)
ち
(六八)
徳
(
とく
)
亡
(
な
)
く、
説
(
せつ
)
行
(
おこな
)
はれずして
敗
(
はい
)
有
(
あ
)
るときは
則
(
すなは
)
ち
疑
(
うたが
)
はれん、
是
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
き
者
(
もの
)
は
身
(
み
)
危
(
あやふ
)
し。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
“語”の解説
語(ご)、単語(たんご)とは、一つ以上の形態素から構成される、言語の構成単位の一つである。語が集まることで句、節、文が作られる。語の先頭を語頭(ごとう)、末尾を語末(ごまつ)、その中間を語中(ごちゅう)という。
(出典:Wikipedia)
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“語”を含む語句
私語
物語
言語
囈語
耳語
語調
語彙
譫語
独語
標語
当麻語部
昔語
細語
一語
語部
獨語
語合
歓語
世語
密語
...