“世語”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヨガタ50.0%
せわ16.7%
よがた16.7%
よがたり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物語りにも、うき世語ヨガタりにも申します。お聞き及びかえ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
はじめて花前はなまえに笑わせた下女げじょは、おせっかいにも花前にぜひ象牙ぞうげのはしの話をさせるといって、いろいろしんせつに世語せわをしたり、話をしかけたりしたけれど、しろりとわらわせるのがせい一ぱいで
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
世に言ふ「天若あめわかみこ」と言ふのが、其で御座ります。天若みこ、物語にも、うき世語よがたりにも申します。お聞き及びかえ。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
今は車中の客も漸く互に打解けて、はかなき世語よがたりなどしつゝ拿破里のまちに近づきぬ。偶〻うさぎうまりたる一群の過ぐるあり。我友はこれを見て、いたくめでたがりたり。