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男心
読み方 | 割合 |
をとこごゝろ | 75.0% |
をとこごころ | 25.0% |
思ふに
男心の
頼みがたさよ
我れ
周旋する
身として
事整ふは
嬉しけれど
優子どのゝ
心宜く
見えたり三
郎喜こびしと
傳へ
給へとは
餘りといへど
昔しを
分ちもせず
面白きこと
面白げなる
男心の
淡泊なるにさしむかひては
何事のいはるべき
後世つれなく
我身うらめしく
春はいづこぞ
花とも
云はで
垣根の
若草おもひにもえぬ
卿はやはり
卿で、あの
愁歎は
卿の
愁歎であったなら、それは
皆ローザラインの
爲であったに、なりゃ、
其心が
變ったか? すれば、
此一
語を
唱へしめ……
女は
心の
移る
筈、
男心さへも
堅固にあらず。