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主
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しゆ
ふりがな文庫
“
主
(
しゆ
)” の例文
別に好い声ではないが、円みのある、落着いた温かい声である。『——
主
(
しゆ
)
ウのー手エにーすーがーれエるー、身イはー
安
(
やす
)
ウけエしー』
葉書
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
其
(
その
)
理由は接吻に不便だと云ふのが
主
(
しゆ
)
で、装飾としても野蛮時代の遺風であり、又
寧
(
むし
)
ろ
之
(
これ
)
あるが為に男を醜くして居ると云ふのである。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
小村も
流石
(
さすが
)
にムツとした。「然し僕等は降誕や奇蹟を離れても基督を信ずる事が出来ます。
主
(
しゆ
)
の生涯が既に絶大な詩です、宗教です。」
茗荷畠
(新字旧仮名)
/
真山青果
(著)
最
(
さい
)
近廣津和郎氏が「さまよへる
琉球
(
りうきう
)
人」といふ
作
(
さく
)
の
主
(
しゆ
)
人
公
(
こう
)
にした青年がどうもその青年と同一人らしいので、
私
(
わたし
)
はちよつと
驚
(
おどろ
)
いてゐる。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
幼児
(
をさなご
)
たちは
皆
(
みな
)
十字架
(
クルス
)
を
背負
(
しよ
)
つて、
主
(
しゆ
)
の
君
(
きみ
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
たてまつ
)
る。してみるとその
体
(
からだ
)
も
主
(
しゆ
)
の
御体
(
おんからだ
)
、あたしに
分
(
わ
)
けて
下
(
くだ
)
さらなかつたその
御体
(
おんからだ
)
だ。
癩病やみの話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
▼ もっと見る
然
(
しか
)
し
彼等
(
かれら
)
は一
方
(
ぱう
)
に
有
(
いう
)
して
居
(
ゐ
)
る
矛盾
(
むじゆん
)
した
羞耻
(
しうち
)
の
念
(
ねん
)
に
制
(
せい
)
せられて
燃
(
も
)
えるやうな
心情
(
しんじやう
)
から
竊
(
ひそか
)
に
果敢
(
はか
)
ない
目
(
め
)
の
光
(
ひかり
)
を
主
(
しゆ
)
として
夜
(
よ
)
に
向
(
むか
)
つて
注
(
そゝ
)
ぐのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
主は
爰
(
こゝ
)
に、難くして且つ
酷
(
むご
)
き多くの他の
主
(
しゆ
)
に就けるものを招き玉ふ。彼等は重きを負ふて長途を行きたれば痛く疲れてあり。
主のつとめ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
今
(
いま
)
まで
述
(
の
)
べた
土器
(
どき
)
の
話
(
はなし
)
は、
主
(
しゆ
)
として
關東
(
かんとう
)
から
奧羽地方
(
おううちほう
)
において
出
(
で
)
る
土器
(
どき
)
について
申
(
まを
)
したのでありますが、
關西地方
(
かんさいちほう
)
、あるひはその
他
(
た
)
の
地方
(
ちほう
)
から
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
偶〻「
主
(
しゆ
)
」が廊下傳ひに歩いてこられて、この囚人を熟視し給ひ、さて、「此の男を二度と監禁してはならぬ。此の男は余の許に
來
(
く
)
べきものだ。」
罪・苦痛・希望・及び真実の道についての考察
(旧字旧仮名)
/
フランツ・カフカ
(著)
「
主
(
しゆ
)
に於いて眠り給へる帝室評議員アントン・フオン・ヰツク殿の為めに祈祷せしめ給へ。主よ。御身の敬虔なる
奴僕
(
ぬぼく
)
アントニウスに慈愛を垂れ給へ。」
祭日
(新字旧仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
『
主
(
しゆ
)
憐
(
あはれめ
)
よ、
主
(
しゆ
)
憐
(
あはれめ
)
よ、
主
(
しゆ
)
憐
(
あはれめ
)
よ!』と、
敬虔
(
けいけん
)
なるセルゲイ、セルゲヰチは
云
(
い
)
ひながら。ピカ/\と
磨上
(
みがきあ
)
げた
靴
(
くつ
)
を
汚
(
よご
)
すまいと、
庭
(
には
)
の
水溜
(
みづたまり
)
を
避
(
よ
)
け/\
溜息
(
ためいき
)
をする。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
〔譯〕人心の
靈
(
れい
)
は、
氣
(
き
)
を
主
(
しゆ
)
とす。氣は
體
(
たい
)
に之れ
充
(
み
)
つるものなり。凡そ事を爲すに、氣を以て
先導
(
せんだう
)
と爲さば、則ち
擧體
(
きよたい
)
失措
(
しつそ
)
無し。
技能
(
ぎのう
)
工藝
(
こうげい
)
も、亦皆
此
(
かく
)
の如し。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
己を悦ばす事を聞く
主
(
しゆ
)
が、
僕
(
しもべ
)
やがて
默
(
もだ
)
すとき、その
報知
(
しらせ
)
にめでゝ、直ちにこれを抱くごとく 一四八—一五〇
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
一々
(
いち/\
)
名状
(
めいじやう
)
すべからず。大は口徑一尺餘。小は口徑一寸許り。
高
(
たか
)
さ
厚
(
あつ
)
さ亦區々なり。圖版中右の上に畫く所は
形状
(
けいじやう
)
を
主
(
しゆ
)
とす、大小の比例は必しも眞の如くならず。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
西の国からお
主
(
しゆ
)
の使ひ、風
蕭
(
せう
)
々として易水寒し壮士一たび去つて又還らず、ならにや動かぬ武士の道
千里駒後日譚
(新字旧仮名)
/
川田瑞穂
、
楢崎竜
、
川田雪山
(著)
主
(
しゆ
)
は昔
御力
(
みちから
)
を示して
孟西
(
モオゼ
)
を驚かし給ひぬ、されど、わが心には、罪なき
一
(
いつ
)
の
實有
(
じつう
)
とこそ見えたれ。
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
大陸
(
たいりく
)
は
主
(
しゆ
)
として
花崗岩質
(
かこうがんしつ
)
のもので
出來
(
でき
)
てゐて、
大體
(
だいたい
)
十里
(
じゆうり
)
程度
(
ていど
)
の
深
(
ふか
)
さを
持
(
も
)
つてゐるようである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
我
(
わ
)
れ
主
(
しゆ
)
に
倚
(
よ
)
り、
主
(
しゆ
)
我
(
わ
)
れに
宿
(
やど
)
る
時
(
とき
)
は我は
勉
(
つと
)
めずして光を
放
(
はな
)
つなり、而して
世
(
よ
)
は
我
(
われ
)
より出る
主
(
しゆ
)
の
光
(
ひかり
)
を
見
(
み
)
て
我
(
われ
)
を
信
(
しん
)
ぜずして
主
(
しゆ
)
を
信
(
しん
)
ずるに
至
(
いた
)
る、
是
(
こ
)
れ
余
(
よ
)
の
信
(
しん
)
ずる
基督教的
(
きりすとけうてき
)
伝道
(
でんだう
)
なる者なり。
問答二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
この
帶
(
たい
)
には
主
(
しゆ
)
として、
白檜
(
しらべ
)
、とゞまつ、えぞまつ、あをもりとゞまつといつた
常緑針葉樹林
(
じようりよくしんようじゆりん
)
でなり
立
(
た
)
つてゐますが、
本州
(
ほんしゆう
)
では
高山
(
こうざん
)
の
頂
(
いたゞ
)
き
近
(
ちか
)
くにしらべやあをもりとゞまつが
多
(
おほ
)
く
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
文
(
ぶん
)
曰
(
いは
)
く、『
主
(
しゆ
)
少
(
わか
)
うして
國
(
くに
)
疑
(
うたが
)
ひ、
大臣
(
だいじん
)
未
(
いま
)
だ
附
(
つ
)
かず、百
姓
(
せい
)
信
(
しん
)
ぜず、
是
(
こ
)
の
時
(
とき
)
に
方
(
あた
)
つて
之
(
これ
)
を
子
(
し
)
に
屬
(
ぞく
)
せん
乎
(
か
)
、
之
(
これ
)
を
我
(
われ
)
に
屬
(
ぞく
)
せん
乎
(
か
)
』と。
起
(
き
)
、
默然
(
もくぜん
)
たること
良
(
やや
)
久
(
ひさ
)
しうして
曰
(
いは
)
く、『
之
(
これ
)
を
子
(
し
)
に
屬
(
ぞく
)
せん』
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
さう、其處に僕の光榮と
喜悦
(
きえつ
)
があります。僕は全能の
主
(
しゆ
)
の
僕
(
しもべ
)
です。僕は人間の導きで——僕と同じ被造物の缺點だらけな法則と間違ひだらけな統御を受けて行くんぢやありません。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
惡
(
わ
)
るくお
聞
(
き
)
き
遊
(
あそ
)
ばせば
夫
(
そ
)
れまで、さりとは
方圖
(
はうづ
)
のなきお
我
(
わが
)
まヽと
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つて
呵
(
しか
)
りつけしが
是
(
こ
)
れも
主
(
しゆ
)
思
(
おも
)
ひの一
部
(
ぶ
)
なり、もとよりお
園
(
その
)
に
惡
(
わ
)
る
氣
(
ぎ
)
のあるではなく
唯
(
たゞ
)
おさな
子
(
ご
)
の
人
(
ひと
)
ぎらひして
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
只だ御互に気を付けたいのは、
斯様
(
かやう
)
なる
紛擾
(
ごた/\
)
の時に真実、神の子らしく、
基督
(
キリスト
)
の信者らしく
謙遜
(
けんそん
)
に
柔和
(
にうわ
)
に、
主
(
しゆ
)
の栄光を
顕
(
あわ
)
はすことです——私の名が永阪教会の名簿に
在
(
あ
)
ると無いとは
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
顫へる唇をあり/\見る事が出來、其れ等の人の云ふ言葉、「なむあみだぶつ」や、Pardonnez-nous, Seigneur(
主
(
しゆ
)
よ許させ給へ)の聲を聞くやうに思つた。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
何事
(
なにごと
)
も
自分
(
じぶん
)
で
勇氣
(
ゆうき
)
を
起
(
おこ
)
し、
難
(
むづか
)
しい
事
(
こと
)
でも
分
(
わか
)
らない
事
(
こと
)
でも
何
(
なん
)
でも
自分
(
じぶん
)
が
主
(
しゆ
)
に
成
(
なつ
)
てする
氣
(
き
)
でなければ
决
(
けつ
)
して
物
(
もの
)
は
上達
(
じやうたつ
)
しません。どうも
今日
(
こんにち
)
の
女學生
(
ぢよがくせい
)
には
兎角
(
とかく
)
、
自主獨立
(
じしゆどくりつ
)
といふ
心
(
こゝろ
)
に
乏
(
とぼ
)
しいであります。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
化物
(
ばけもの
)
の
分類
(
ぶんるゐ
)
の
中
(
うち
)
、
第
(
だい
)
二の
幽靈
(
ゆうれい
)
は、
主
(
しゆ
)
として
人間
(
にんげん
)
の
靈魂
(
れいこん
)
であつて
之
(
これ
)
を
生靈
(
いきれう
)
死靈
(
しれう
)
の二つに
分
(
わ
)
ける。
生
(
い
)
きながら
魂
(
たましひ
)
が
形
(
かたち
)
を
現
(
あら
)
はすのが
生靈
(
いきれう
)
で、
源氏物語
(
げんじものがたり
)
葵
(
あをひ
)
の
卷
(
まき
)
の六
條
(
でう
)
御息所
(
みやすみどころ
)
の
生靈
(
いきれう
)
の
如
(
ごと
)
きは
即
(
すなは
)
ち
夫
(
それ
)
である。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
「あの女——といふのは御新造のことだらう。お前にはお
主
(
しゆ
)
ぢやないか」
銭形平次捕物控:107 梅吉殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
女将 えゝ、この辺ぢやどうしてもね、その方が
主
(
しゆ
)
になりますわ。
雅俗貧困譜
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
兄弟よ——悪魔の暗示には耳を傾けぬがよい。悪魔は、お前が永久に身を
主
(
しゆ
)
に捧げたのを憤つて、お前のまはりを餌食を探す狼のやうに這ひまはりながら、お前を捕へる最後の努力をしてゐるのぢや。
クラリモンド
(新字旧仮名)
/
テオフィル・ゴーチェ
(著)
多くの師には逢つたが、一人の
主
(
しゆ
)
には逢はなかつたのである。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
いや、
寧
(
むし
)
ろ全能の
主
(
しゆ
)
の憎しみの証拠とさへ思はれるであらう。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
萬物の
主
(
しゆ
)
たりと名乘る、かくて其祖より離れぬ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
軍勢敵を屠る時、
主
(
しゆ
)
として君に捧げたる
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
美しく凄いアマゾンはおれ達のお
主
(
しゆ
)
だ
展望
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
主
(
しゆ
)
たる
汝
(
なんぢ
)
の
神
(
かみ
)
を
試
(
こゝろ
)
むべからず。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
その方が
主
(
しゆ
)
になるのである。
三等車の中(スケッチ)
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
しちめんだうな
主
(
しゆ
)
の宿を
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
主
(
しゆ
)
をかばふ
忠
(
ちゆう
)
と
勇
(
ゆう
)
は
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
凡
(
す
)
べて
神聖
(
しんせい
)
な
物
(
もの
)
の
終
(
はて
)
は
悦
(
よろこび
)
に
在
(
あ
)
る。われらが
主
(
しゆ
)
の
君
(
きみ
)
はこの
紅
(
あか
)
い
茨
(
いばら
)
の
上
(
うへ
)
に、このわが
口
(
くち
)
に、わが
貧
(
まづ
)
しい
言葉
(
ことば
)
にも
宿
(
やど
)
つていらせられる。
浮浪学生の話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
絵が
主
(
しゆ
)
であるけれど、彫塑や
其他
(
そのた
)
の工芸美術品も対等の取扱を受けて
毫
(
がう
)
も会自身に価値を定めようとする所が無く、
全
(
まつた
)
く観衆の批評に一任して居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
舞台
(
ぶたい
)
はいふまでもなく
櫻
(
さくら
)
の
園
(
その
)
の女
主
(
しゆ
)
人ラアネフスカヤの
邸宅
(
ていたく
)
の
廣間
(
ひろま
)
で、時は
春
(
はる
)
の
夜
(
よ
)
、その
地
(
ち
)
方の名家もやがて
沒落
(
ぼつらく
)
といふ
悲
(
かな
)
しい
運命
(
うんめい
)
の前にあるのだが
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
簡單
(
かんたん
)
乍
(
なが
)
ら一
日
(
にち
)
の
式
(
しき
)
が
畢
(
をは
)
つた
時
(
とき
)
四
斗樽
(
とだる
)
の
甘酒
(
あまざけ
)
が
柄杓
(
ひしやく
)
で
汲出
(
くみだ
)
して
周圍
(
しうゐ
)
に
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る
人々
(
ひと/″\
)
に
與
(
あた
)
へられた。
主
(
しゆ
)
として
子供等
(
こどもら
)
が
先
(
さき
)
を
爭
(
あらそ
)
うて
其
(
その
)
大
(
おほ
)
きな
茶碗
(
ちやわん
)
を
換
(
か
)
へた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
〔譯〕
周子
(
しうし
)
靜
(
せい
)
を
主
(
しゆ
)
とす、
心
(
こゝろ
)
本體
(
ほんたい
)
を守るを謂ふなり。
※説
(
づせつ
)
に、「
欲
(
よく
)
無し故に
靜
(
せい
)
」と
自註
(
じちゆう
)
す、
程伯氏
(
ていはくし
)
此
(
これ
)
に因つて天
理
(
り
)
人
欲
(
よく
)
の
説
(
せつ
)
有り。
叔子
(
しゆくし
)
敬
(
けい
)
を
持
(
ぢ
)
する
工夫
(
くふう
)
も亦
此
(
こゝ
)
に在り。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
この月の日課なる
馬太伝
(
マタイでん
)
の
中
(
うち
)
には神の王国に就きて重要なる教へ多くあり。
主
(
しゆ
)
のつとめは実に
栄
(
さかえ
)
あるものにして、之を守るものは、尤も
福
(
さいはひ
)
にして尤も
恩
(
めぐみ
)
あるものとす。
主のつとめ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
主
(
しゆ
)
よ、今君の
奉仕者
(
ほうししや
)
と記入されたるわれらは鉛にあらず、石にあらず、
朽木
(
きうぼく
)
のはしにあらず
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
余
(
よ
)
は
基督
(
きりすと
)
の
兵卒
(
へいそつ
)
なり、兵卒は
其時
(
そのとき
)
の
来
(
きた
)
る
迄
(
まで
)
は
何
(
なに
)
をなすべきかを知らず、
主
(
しゆ
)
の
命
(
めい
)
ならん乎、
余
(
よ
)
は
高壇
(
かうだん
)
に
立
(
た
)
つ事もあるべし、
官海
(
くわんかい
)
に
身
(
み
)
を
投
(
たう
)
ずるやも
計
(
はか
)
られず、基督信者は
目的
(
もくてき
)
なき者なり
問答二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
故
(
ゆゑ
)
に
主
(
しゆ
)
に
愛
(
あい
)
せらるれば
則
(
すなは
)
ち
知
(
ち
)
當
(
あた
)
りて
親
(
しん
)
を
加
(
くは
)
へ、
主
(
しゆ
)
に
憎
(
にく
)
まるれば
則
(
すなは
)
ち
(一一〇)
罪
(
つみ
)
當
(
あた
)
りて
疏
(
そ
)
を
加
(
くは
)
ふ。
故
(
ゆゑ
)
に
諫説
(
かんぜい
)
の
士
(
し
)
は、
(一一一)
愛憎
(
あいぞう
)
の
主
(
しゆ
)
を
察
(
さつ
)
して
而
(
しか
)
る
後
(
のち
)
之
(
これ
)
に
説
(
と
)
かざる
可
(
べ
)
からざるなり。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
貴女
(
あなた
)
が常に気を付けて
過失
(
あやまち
)
の無い様にせねばならない、
基督
(
キリスト
)
の御弟子の中で一番悧巧であつたものが、
主
(
しゆ
)
を三十両で売り渡したイスカリヲテのユダなのだからツてネ、ほんとに先生
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
とにかく
主
(
しゆ
)
として
石
(
いし
)
で
造
(
つく
)
つた
器物
(
きぶつ
)
を
使用
(
しよう
)
した
時代
(
じだい
)
が
長
(
なが
)
らくつゞいたのです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
男の
仕事
(
しごと
)
は
鳥獸魚
(
ちようじゆうぎよ
)
の
捕獲
(
ほくわく
)
、
住居
(
じうきよ
)
の
建築
(
けんちく
)
、
石器
(
せきき
)
の
製造
(
せいざう
)
、舟の製造、發火等を
主
(
しゆ
)
とし、
女
(
をんな
)
の仕事は
植物性
(
しよくもつせい
)
食物原料及び貝類の採集、
編
(
あ
)
み物、織り
物
(
もの
)
、紐類、土噐の製造、
調理
(
てうり
)
、小兒
保育等
(
ほいくとう
)
を主とせしなり
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“主”を含む語句
主人
亭主
主婦
主家
女主人
家主
御主
主殺
主題
御亭主
坊主
神主
主翁
主君
領主
主從
主取
救世主
主従
女主人公
...