“高壇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
テラース66.7%
かうだん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
迷宮の林の中の小径こみちふじのからまった高壇テラース阿亭あずまやの中の腰掛など、恋しい思い出の跡を求めてはみずから苦しんだ。彼は執念深くくり返した。
高壇テラース手摺てすりひじをついて、河の方へ低くなってる芝生の斜面を眼の下に眺めた。地面は湯気をたてて、生温なまあたたかい水蒸気が日向ひなたに立ち上っていた。雨のしずくが草の上にひらめいていた。
基督きりすと兵卒へいそつなり、兵卒は其時そのとききたまでなにをなすべきかを知らず、しゆめいならん乎、高壇かうだんつ事もあるべし、官海くわんかいたうずるやもはかられず、基督信者は目的もくてきなき者なり
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)