“十里”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じふり66.7%
じゆうり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、親切しんせつ車夫くるまやは、そのしんずるものにつて、たのまれたきやくわたすまでは、建場々々たてば/\を、幾度いくたび物色ぶつしよくするのが好意かういであつた。で、十里じふり十五里じふごり大抵たいていく。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
前面ぜんめん大手おほて彼方かなたに、城址しろあと天守てんしゆが、くもれた蒼空あをぞら群山ぐんざんいて、すつくとつ……飛騨山ひださんさやはらつたやりだけ絶頂ぜつちやうと、十里じふり遠近をちこち相対あひたいして
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
大陸たいりくしゆとして花崗岩質かこうがんしつのもので出來できてゐて、大體だいたい十里じゆうり程度ていどふかさをつてゐるようである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)