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『三等車の中(スケッチ)』
ふりがな文庫
『
三等車の中(スケッチ)
(
さんとうしゃのなか(スケッチ)
)
』
疲れてゐるのに眠られぬ。車室の中は満員である。棚の上もトランクや土産物で一杯である。 僕の連れの男は僕の丁度直ぐ前の席に、もう先刻から眠つてゐる。汽車が東京を出発してから、二言三言言ひかはしたばかりである此の男は、節野と云つて、外国語学校の …
著者
中原中也
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
主
(
しゆ
)
明
(
あか
)
肥
(
ふと
)
鼻翼
(
こばな
)