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歴史
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れきし
ふりがな文庫
“
歴史
(
れきし
)” の例文
よくごらん、
紀元前
(
きげんぜん
)
二千二百年のことでないよ、
紀元前
(
きげんぜん
)
二千二百年のころにみんなが考えていた
地理
(
ちり
)
と
歴史
(
れきし
)
というものが書いてある。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
『
矢張
(
やは
)
り
歴史
(
れきし
)
に
名高
(
なだか
)
い
御方
(
おかた
)
だけのことがある。』
私
(
わたくし
)
は
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
で
独
(
ひと
)
りそう
感心
(
かんしん
)
しながら、
誘
(
さそ
)
わるるままに
岩屋
(
いわや
)
の
奥深
(
おくふか
)
く
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
それで、百姓村でもずいぶんふるい
歴史
(
れきし
)
をもった村があり、
何
(
なん
)
十
代
(
だい
)
つづいたかわからないような百姓家が、方々に残っているわけです。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
〔譯〕一
部
(
ぶ
)
の
歴史
(
れきし
)
、皆
形迹
(
けいせき
)
を
傳
(
つた
)
へて、
情實
(
じやうじつ
)
或は傳らず。史を讀む者は、須らく形迹に
就
(
つ
)
いて以て情實を
討
(
たづ
)
ね出だすことを要すべし。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
夜な夜な、
物置
(
ものお
)
きやうまやの中、または青空の下の木のかげにねむったあわれな子どもが、いまは
歴史
(
れきし
)
に
由緒
(
ゆいしょ
)
の深い
古城
(
こじょう
)
の主人であった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
▼ もっと見る
これはたゞあの
埴輪
(
はにわ
)
の
家
(
いへ
)
や、そのほかの
品物
(
しなもの
)
に
現
(
あらは
)
れてゐる
家
(
いへ
)
の
形
(
かたち
)
と、
歴史
(
れきし
)
や
歌
(
うた
)
の
書物
(
しよもつ
)
に
書
(
か
)
いてあるところで
想像
(
そう/″\
)
するほかには
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
過去
(
くわこ
)
を
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
いて、
事
(
こと
)
の
成行
(
なりゆき
)
を
逆
(
ぎやく
)
に
眺
(
なが
)
め
返
(
かへ
)
しては、
此
(
この
)
淡泊
(
たんぱく
)
な
挨拶
(
あいさつ
)
が、
如何
(
いか
)
に
自分等
(
じぶんら
)
の
歴史
(
れきし
)
を
濃
(
こ
)
く
彩
(
いろど
)
つたかを、
胸
(
むね
)
の
中
(
なか
)
で
飽迄
(
あくまで
)
味
(
あぢ
)
はひつゝ
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
大昔
(
おほむかし
)
の
歌
(
うた
)
には、この
歌
(
うた
)
に
限
(
かぎ
)
らず、
歴史
(
れきし
)
では
傳
(
つた
)
へてゐても、
作
(
つく
)
つた
人
(
ひと
)
は
別
(
べつ
)
であり、
時代
(
じだい
)
も
違
(
ちが
)
つてゐると
見
(
み
)
ねばならないものが、だん/\あるのです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
かえりみると、この
木
(
き
)
が、
野原
(
のはら
)
で
大
(
おお
)
きくなった
歴史
(
れきし
)
は、まったく
風
(
かぜ
)
との
戦
(
たたか
)
いであったといえるでありましょう。
木
(
き
)
はけっしてこのことを
忘
(
わす
)
れません。
曠野
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
われ/\はこの
種
(
しゆ
)
の
火山
(
かざん
)
を
死火山
(
しかざん
)
或
(
あるひ
)
は
舊火山
(
きゆうかざん
)
と
名
(
な
)
づけて、
有史以來
(
ゆうしいらい
)
噴火
(
ふんか
)
した
歴史
(
れきし
)
を
有
(
も
)
つてゐる
活火山
(
かつかざん
)
と
區別
(
くべつ
)
してゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
今更
(
いまさら
)
に
思
(
おも
)
つてみれば、
勉
(
つとむ
)
はもう十九である。九つと三つの
子供
(
こども
)
を
遺
(
のこ
)
されてからの十
年間
(
ねんかん
)
は、
今
(
いま
)
自分
(
じぶん
)
で
自分
(
じぶん
)
に
涙
(
なみだ
)
ぐまれるほどな
苦勞
(
くらう
)
の
歴史
(
れきし
)
を
語
(
かた
)
つてゐる。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
世界
(
せかい
)
の
歴史
(
れきし
)
風俗
(
ふうぞく
)
を
調
(
しら
)
べて
見
(
み
)
るに、
何國
(
なにこく
)
、
何時代
(
なにじだい
)
に
於
(
おい
)
ても、
化物思想
(
ばけものしさう
)
の
無
(
な
)
い
處
(
ところ
)
は
決
(
けつ
)
して
無
(
な
)
いのである。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
漢学
(
かんがく
)
がおもでしたが、
諭吉
(
ゆきち
)
は
歴史
(
れきし
)
がすきで、すきな
本
(
ほん
)
は、
何回
(
なんかい
)
もよみ、
暗記
(
あんき
)
してしまうほどでした。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
『あァ
解
(
わか
)
つた
佛蘭西
(
フランス
)
の
鼠
(
ねずみ
)
だわ、ウィリアム
第
(
だい
)
一
世
(
せい
)
と一
緒
(
しよ
)
に
來
(
き
)
た』(
歴史
(
れきし
)
を
習
(
なら
)
つたけれども
愛
(
あい
)
ちやんは、
何
(
なに
)
が
何年位
(
なんねんぐらゐ
)
前
(
まへ
)
に
起
(
おこ
)
つた
事
(
こと
)
か
判然
(
はツきり
)
と
知
(
し
)
りませんでした)
乃
(
そこ
)
で
又
(
また
)
愛
(
あい
)
ちやんが
云
(
い
)
ふには
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
彼
(
かれ
)
が
最
(
もつと
)
も
好
(
この
)
む
所
(
ところ
)
の
書物
(
しよもつ
)
は、
歴史
(
れきし
)
、
哲學
(
てつがく
)
で、
醫學上
(
いがくじやう
)
の
書物
(
しよもつ
)
は、
唯
(
たゞ
)
『
醫者
(
ヴラーチ
)
』と
云
(
い
)
ふ一
雜誌
(
ざつし
)
を
取
(
と
)
つてゐるのに
過
(
す
)
ぎぬ。
讀書
(
どくしよ
)
爲初
(
しはじ
)
めると
毎
(
いつ
)
も
數時間
(
すうじかん
)
は
續樣
(
つゞけさま
)
に
讀
(
よ
)
むのであるが、
少
(
すこ
)
しも
其
(
そ
)
れで
疲勞
(
つかれ
)
ぬ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
もし、このままにして置いたら、たいていの人は忘れるであろう。そうして前代日本人の、いろいろの苦心と
経験
(
けいけん
)
とが、わからなくなるであろう。それでは困るから
歴史
(
れきし
)
は学ぶのである。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
余等
(
よら
)
が
最
(
もつと
)
も
興味
(
きやうみ
)
を
有
(
ゆう
)
して
傾聽
(
けいちやう
)
したのは、
權現臺貝塚
(
ごんげんだいかひづか
)
の
歴史
(
れきし
)
であつて、
最初
(
さいしよ
)
に
野中
(
のなか
)
完
(
くわん
)
一
氏
(
し
)
が
發見
(
はつけん
)
したのを、
氏
(
し
)
は
深
(
ふか
)
く
秘
(
ひ
)
して
居
(
ゐ
)
たので、
其頃
(
そのころ
)
は
發掘
(
はつくつ
)
をせずとも、
表面
(
ひやうめん
)
をチヨイ/\
掻廻
(
かきまは
)
して
見
(
み
)
れば、
土偶
(
どぐう
)
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
お
前
(
まへ
)
の
歴史
(
れきし
)
は
流
(
りう
)
×
(11)
に
彩
(
いろど
)
られて
来
(
き
)
た
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
歴史
(
れきし
)
はふれど オリオンの
ラクダイ横町
(新字新仮名)
/
岡本良雄
(著)
村
(
むら
)
の
歴史
(
れきし
)
を
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
あれこそはひとりこの
御夫婦
(
ごふうふ
)
の
御
(
ご
)
一
代
(
だい
)
を
飾
(
かざ
)
る、
尤
(
もっと
)
も
美
(
うつく
)
しい
事蹟
(
じせき
)
であるばかりでなく、
又
(
また
)
日本
(
にほん
)
の
歴史
(
れきし
)
の
中
(
なか
)
での
飛
(
と
)
び
切
(
き
)
りの
美談
(
びだん
)
と
存
(
ぞん
)
じます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
かようにまだ
歴史
(
れきし
)
が
十分
(
じゆうぶん
)
に
明
(
あきら
)
かではないが、ぼんやりわかつて
來
(
き
)
た
時代
(
じだい
)
を、われ/\は
原史時代
(
げんしじだい
)
といふのであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
大島
(
おほしま
)
といふ
名前
(
なまへ
)
の
火山島
(
かざんとう
)
か
伊豆
(
いづ
)
と
渡島
(
おしま
)
とにある。
伊豆
(
いづ
)
の
大島
(
おほしま
)
の
有
(
ゆう
)
する
火山
(
かざん
)
は
三原山
(
みはらやま
)
(
高
(
たか
)
さ
七百五十五米
(
しちひやくごじゆうごめーとる
)
)と
名
(
な
)
づけられ、
噴火
(
ふんか
)
の
古
(
ふる
)
い
歴史
(
れきし
)
を
有
(
ゆう
)
してゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
いはゆる
目
(
め
)
の
寄
(
よ
)
るところに
玉
(
たま
)
で、この
新古今集
(
しんこきんしゆう
)
の
時
(
とき
)
ほど、
日本
(
につぽん
)
の
歌
(
うた
)
の
歴史
(
れきし
)
の
上
(
うへ
)
で、
名人
(
めいじん
)
・
上手
(
じようず
)
といふべき
人
(
ひと
)
が、たくさん
揃
(
そろ
)
つて
出
(
で
)
たことはありません。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
あらゆる
歴史
(
れきし
)
がそなわり、すっと
消
(
き
)
えると、もうがらんとした、ただもうそれっきりになってしまうのを見ました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「
僕
(
ぼく
)
も
歴史
(
れきし
)
は
好
(
す
)
きだ。やはり
海
(
うみ
)
の
学校
(
がっこう
)
の
読本
(
とくほん
)
にも、
壇
(
だん
)
の
浦
(
うら
)
の
合戦
(
かっせん
)
のことが
書
(
か
)
いてあるかえ。」とききました。
海の少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わが
國
(
くに
)
の
姓名
(
せいめい
)
の
發生
(
はつせい
)
發達
(
はつたつ
)
の
歴史
(
れきし
)
はこゝに
述
(
の
)
べないが、
要
(
えう
)
するに
今日
(
こんにち
)
吾人
(
ごじん
)
の
姓
(
せい
)
と
稱
(
しやう
)
するものは
實
(
じつ
)
は苗字といふべきもので、苗字と姓と
氏
(
うじ
)
とはその
出處
(
でどころ
)
を
異
(
こと
)
にするものである。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
それはたいてい植物学の本か植物の
歴史
(
れきし
)
のほかには、
航海
(
こうかい
)
に
関係
(
かんけい
)
した本であった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
彼
(
かれ
)
は
多
(
おほ
)
くの
剥
(
は
)
げかゝつた
社
(
やしろ
)
と、
寂果
(
さびはて
)
た
寺
(
てら
)
を
見盡
(
みつく
)
して、
色
(
いろ
)
の
褪
(
さ
)
めた
歴史
(
れきし
)
の
上
(
うへ
)
に、
黒
(
くろ
)
い
頭
(
あたま
)
を
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
ける
勇氣
(
ゆうき
)
を
失
(
うしな
)
ひかけた。
寐耄
(
ねぼ
)
けた
昔
(
むかし
)
に
彽徊
(
ていくわい
)
する
程
(
ほど
)
、
彼
(
かれ
)
の
氣分
(
きぶん
)
は
枯
(
か
)
れてゐなかつたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
(
かれ
)
が
最
(
もっと
)
も
好
(
この
)
む
所
(
ところ
)
の
書物
(
しょもつ
)
は、
歴史
(
れきし
)
、
哲学
(
てつがく
)
で、
医学上
(
いがくじょう
)
の
書物
(
しょもつ
)
は、ただ『
医者
(
ヴラーチ
)
』と
云
(
い
)
う一
雑誌
(
ざっし
)
を
取
(
と
)
っているのに
過
(
す
)
ぎぬ。
読書
(
どくしょ
)
し
初
(
はじ
)
めるといつも
数時間
(
すうじかん
)
は
続様
(
つづけさま
)
に
読
(
よ
)
むのであるが、
少
(
すこ
)
しもそれで
疲労
(
つかれ
)
ぬ。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ところが
明治
(
めいじ
)
になつて、
古
(
ふる
)
い
歴史
(
れきし
)
のある
日本
(
につぽん
)
の
短歌
(
たんか
)
を
改正
(
かいせい
)
して、
新派和歌
(
しんぱわか
)
といふものを
唱
(
とな
)
へ
出
(
だ
)
した
一人
(
ひとり
)
の
正岡子規
(
まさをかしき
)
といふ
人
(
ひと
)
は
第一
(
だいゝち
)
にこの
歌
(
うた
)
を
笑
(
わら
)
ひました。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
けれども、ね、ちょっとこの本をごらん、いいかい、これは
地理
(
ちり
)
と
歴史
(
れきし
)
の
辞典
(
じてん
)
だよ。この本のこの
頁
(
ページ
)
はね、
紀元前
(
きげんぜん
)
二千二百年の
地理
(
ちり
)
と
歴史
(
れきし
)
が書いてある。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そして
日本
(
につぽん
)
は
歴史
(
れきし
)
のある
時代
(
じだい
)
にはひつて、われ/\の
祖先
(
そせん
)
の
遺
(
のこ
)
した
品物
(
しなもの
)
が、だん/\と
現
(
あらは
)
れて
來
(
く
)
るのであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
何
(
なに
)
にしろ
日本
(
にほん
)
の
歴史
(
れきし
)
を
飾
(
かざ
)
る
第一
(
だいいち
)
の
花形
(
はながた
)
といえば、
女性
(
じょせい
)
では
弟橘姫様
(
おとたちばなひめさま
)
、
又
(
また
)
男性
(
だんせい
)
では
大和武尊様
(
やまとたけるのみことさま
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
長吉
(
ちょうきち
)
は
朝
(
あさ
)
学校
(
がっこう
)
へゆきます
前
(
まえ
)
に
時間割
(
じかんわ
)
りを
見
(
み
)
まして、
自分
(
じぶん
)
の
好
(
す
)
きな
作文
(
さくぶん
)
や、
歴史
(
れきし
)
の
時間
(
じかん
)
などがあって、
算術
(
さんじゅつ
)
の
時間
(
じかん
)
がない
日
(
ひ
)
には、なんとなく
学校
(
がっこう
)
へゆくのが
楽
(
たの
)
しみで
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
歴史
(
れきし
)
のどこかに
毛
(
け
)
を
降
(
ふ
)
らした
記事
(
きじ
)
があるが、その
中
(
なか
)
の
或場合
(
あるばあひ
)
は
火山毛
(
かざんもう
)
であつたらしく
思
(
おも
)
はれる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
併
(
しか
)
しながら、
永
(
なが
)
くわが
國
(
くに
)
に
慣用
(
くわんよう
)
された
歴史
(
れきし
)
のある
我
(
わが
)
國語
(
こくご
)
は、
充分
(
じうぶん
)
にこれを
尊重
(
そんてう
)
せねばならぬ。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
斯
(
か
)
ういふ
譯
(
わけ
)
だから、
過去
(
くわこ
)
の
歴史
(
れきし
)
を
今
(
いま
)
夫
(
をつと
)
に
向
(
むか
)
つて
新
(
あら
)
たに
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
さうとは、
御米
(
およね
)
も
思
(
おも
)
ひ
寄
(
よ
)
らなかつたのである。
宗助
(
そうすけ
)
も
今更
(
いまさら
)
妻
(
つま
)
からそれを
聞
(
き
)
かせられる
必要
(
ひつえう
)
は
少
(
すこ
)
しも
認
(
みと
)
めてゐなかつたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
けれど、
作文
(
さくぶん
)
や
歴史
(
れきし
)
などは
好
(
す
)
きなものですから、だれよりもいちばんよくできたのでありました。
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
インドにおいては、
地理
(
ちり
)
歴史
(
れきし
)
の
關係
(
くわんけい
)
から、
北部
(
ほくぶ
)
と
南部
(
なんぶ
)
とでは
根本
(
こんぽん
)
から
言語
(
げんご
)
がちがふので、インド
人
(
じん
)
同士
(
どうし
)
で
英語
(
えいご
)
を
以
(
もつ
)
て
會話
(
くわいわ
)
を
試
(
こゝろ
)
みてゐるのを
見
(
み
)
てインドが
到底
(
たうてい
)
獨立
(
どくりつ
)
し
得
(
え
)
ざるゆゑんを
悟
(
さと
)
つた。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
「
私
(
わたし
)
は、
古代民族
(
こだいみんぞく
)
の
歴史
(
れきし
)
を
研究
(
けんきゅう
)
しているので、こうして、
方々
(
ほうぼう
)
を
歩
(
ある
)
いています。」といいました。
銀河の下の町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
歴史
(
れきし
)
で
見
(
み
)
ても
最初
(
さいしよ
)
から
出
(
で
)
て
來
(
く
)
る
伏羲氏
(
ふくぎし
)
が
蛇身
(
じやしん
)
人首
(
じんしゆ
)
であつて、
神農氏
(
しんのうし
)
が
人身
(
じんしん
)
牛首
(
ぎうしゆ
)
である。
恁
(
こ
)
ういふ
風
(
ふう
)
に
支那人
(
しなじん
)
は
太古
(
たいこ
)
から
化物
(
ばけもの
)
を
想像
(
さうざう
)
する
力
(
ちから
)
が
非常
(
ひぜう
)
に
強
(
つよ
)
かつた。
是皆
(
これみな
)
國土
(
こくど
)
の
關係
(
くわんけい
)
による
事
(
こと
)
と
思
(
おも
)
はれる。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
若者
(
わかもの
)
は、それがために、
熱心
(
ねっしん
)
に
城
(
しろ
)
の
歴史
(
れきし
)
などから
伝説
(
でんせつ
)
などをしらべたのでした。
三つのかぎ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
元來
(
ぐわんらい
)
わが
日本語
(
にほんご
)
は
甚
(
はなは
)
だ
複雜
(
ふくざつ
)
なる
歴史
(
れきし
)
を
有
(
いう
)
する。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
「
僕
(
ぼく
)
は
今年
(
ことし
)
四
年生
(
ねんせい
)
だ。いちばん
修身
(
しゅうしん
)
と
歴史
(
れきし
)
が
好
(
す
)
きだよ。
君
(
きみ
)
は? ……」
海の少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
勝
(
か
)
ち
気
(
き
)
の
達吉
(
たつきち
)
は、
同
(
おな
)
じ
年
(
とし
)
ごろの
少年
(
しょうねん
)
が
学校
(
がっこう
)
へいくのを
見
(
み
)
たりすると、うらやむかわりに、
夜
(
よる
)
も、
疲
(
つか
)
れた
体
(
からだ
)
を
小
(
ちい
)
さな
机
(
つくえ
)
の
前
(
まえ
)
にもたせて、
航空雑誌
(
こうくうざっし
)
を
読
(
よ
)
んだり、
地理
(
ちり
)
や、
歴史
(
れきし
)
を
復習
(
ふくしゅう
)
したりしていました。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正雄
(
まさお
)
さんも
歴史
(
れきし
)
は
大好
(
だいす
)
きなもんですから
海の少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“歴史”の解説
は、何らかの事物が時間的に変遷したありさま、あるいはそれに関する文書や記録のことをいう。主に国家や文明など人間の社会を対象とする。記述されたことを念頭に置いている。
ヴィルヘルム・ヴィンデルバントの科学分類に拠れば、「自然科学が反復可能な一般的法則であるのに対し、歴史科学が対象とする歴史は反復が不可能である一回限りかつ個性を持つもの」と定義している。また、現在に至る歴史を「来歴」という。
(出典:Wikipedia)
歴
常用漢字
小5
部首:⽌
14画
史
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
“歴史”で始まる語句
歴史上
歴史以後
歴史年代
歴史的
歴史以前
歴史図
歴史大全
歴史時代
歴史博物館
歴史的人物