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寂果
ふりがな文庫
“寂果”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さびは
50.0%
さびはて
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さびは
(逆引き)
彼は多くの
剥
(
は
)
げかかった
社
(
やしろ
)
と、
寂果
(
さびは
)
てた寺を見尽して、色の
褪
(
さ
)
めた歴史の上に、黒い頭を振り向ける勇気を失いかけた。
寝耄
(
ねぼ
)
けた昔に
彽徊
(
ていかい
)
するほど、彼の気分は枯れていなかったのである。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
寂果(さびは)の例文をもっと
(1作品)
見る
さびはて
(逆引き)
彼
(
かれ
)
は
多
(
おほ
)
くの
剥
(
は
)
げかゝつた
社
(
やしろ
)
と、
寂果
(
さびはて
)
た
寺
(
てら
)
を
見盡
(
みつく
)
して、
色
(
いろ
)
の
褪
(
さ
)
めた
歴史
(
れきし
)
の
上
(
うへ
)
に、
黒
(
くろ
)
い
頭
(
あたま
)
を
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
ける
勇氣
(
ゆうき
)
を
失
(
うしな
)
ひかけた。
寐耄
(
ねぼ
)
けた
昔
(
むかし
)
に
彽徊
(
ていくわい
)
する
程
(
ほど
)
、
彼
(
かれ
)
の
氣分
(
きぶん
)
は
枯
(
か
)
れてゐなかつたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
寂果(さびはて)の例文をもっと
(1作品)
見る
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
果
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“寂”で始まる語句
寂
寂寞
寂然
寂寥
寂莫
寂滅
寂静
寂々
寂漠
寂々寥々