トップ
>
寂果
>
さびはて
ふりがな文庫
“
寂果
(
さびはて
)” の例文
彼
(
かれ
)
は
多
(
おほ
)
くの
剥
(
は
)
げかゝつた
社
(
やしろ
)
と、
寂果
(
さびはて
)
た
寺
(
てら
)
を
見盡
(
みつく
)
して、
色
(
いろ
)
の
褪
(
さ
)
めた
歴史
(
れきし
)
の
上
(
うへ
)
に、
黒
(
くろ
)
い
頭
(
あたま
)
を
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
ける
勇氣
(
ゆうき
)
を
失
(
うしな
)
ひかけた。
寐耄
(
ねぼ
)
けた
昔
(
むかし
)
に
彽徊
(
ていくわい
)
する
程
(
ほど
)
、
彼
(
かれ
)
の
氣分
(
きぶん
)
は
枯
(
か
)
れてゐなかつたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
果
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“寂”で始まる語句
寂
寂寞
寂然
寂寥
寂莫
寂滅
寂静
寂々
寂漠
寂々寥々