“来:き” の例文
“来:き”を含む作品の著者(上位)作品数
楠山正雄38
三遊亭円朝27
泉鏡花16
夏目漱石13
吉川英治6
“来:き”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸79.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)8.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
するといつどこから出てたか、おおきなひげのえたおとこと、かわいらしい小さなぼうさんが出て
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
京都きょうとのからすは関東かんとうのからすにかって、このごろみやこはなしをしました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
子供こどもたちや、あけておくれ。おかあさんだよ。おまえたちのすきなおみやげを、たんとってたからね。」
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
すると母親ははおやは、おおきな、おおきな、おさらくろいスープをって、はこんでました。
そこで母鳥ははどり子供達こどもたちをぞろぞろ水際みずぎわれてて、ポシャンとみました。
あさになって野鴨達のがもたちきてみますと、見知みしらないものているのでをみはりました。
するとうま若者わかものまえまでて、ふいにばったりたおれて、そのままそこでんでしまいました。
一本のわら (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「ふふふ。こっちへあがりゃァ、ぐにわかるこッた。——まァこの行燈あんどんそばねえ」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
と、ミハイル、アウエリヤヌイチはいつものようにこういながら、アンドレイ、エヒミチのいえはいってた。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
安「へー左様で何でも早い方が宜しゅうございます、伊兵衞や灯火あかりを持ってねえ、お料理や何かの支度は出来たかえ」
そのあさ学校で、おいのりの前に、講堂こうどうにいるシューラのそばへ、ミーチャ・クルイニンがってて、
身体検査 (新字新仮名) / フョードル・ソログープ(著)
例のわづらしき人は今日もつ、しかもあだならずこころめたりとおぼしき見舞物など持ちて。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ぼくたちは弁当べんとうっていなかったのではらぺこになって、むらに二時頃じごろかえってた。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
健三の稚気を軽蔑けいべつした彼は、形式の心得もなく無茶苦茶に近付いてようとする健三を表面上鄭寧な態度で遮った。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こゝはや藪の中央ならむともとかた振返ふりかへれば、真昼は藪に寸断されて点々星にさもたり。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
市「それが奇怪だって、そりゃ無理だ、芸妓だっても厭なとこへはなえ、貴方あんたの方は厭だから来なえのだろう」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
やがてわたくし祖父じじ……わたくしより十ねんほどまえ歿なくなりました祖父じじれて
此処ここにしていへやもいづく白雲しらくも棚引たなびやまえてにけり 〔巻三・二八七〕 石上卿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そしてしばをりながら、ふくろれてってたかちぐりして、ばりばりべました。
かちかち山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
為朝ためとも伊豆いずの七とう勝手かってうばった上に、おにしまからおにをつれて
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
ある日めずらしく牡鹿おじか夢野ゆめの牝鹿めじかところて、一にちあそらしていました。
夢占 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
女の子はぶるぶるふるえながら、台所だいどころへ行って、御飯ごはんのいっぱいはいったおはちをってました。
山姥の話 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
女の子はこの女の人に、山姥やまうばわれてたことをはなして、石のひつの中へかくしてもらいました。
山姥の話 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
道連みちづれになつた上人しやうにんは、名古屋なごやから越前えちぜん敦賀つるが旅籠屋はたごや
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まさかとおもつても気迷きまよひがするので、今朝けさちぎはによくた、まへにもまを
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ふん、んて馬鹿気ばかげはなしなんだろう。こっちからおたのもうしててもらったわけじゃなし。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
彼は貧乏びんぼうだったけれど、どうにか工面くめんして一人一人ひとりびとり土産物みやげものを持っててくれた。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
おやうしたんだね、まアうもあんまり早いぢやアないか、はまつてぐにかへつてたの。
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
つた当座たうざだから療治れうぢはないや、退屈たいくつだらうと思つて岩田屋いはたや御夫婦ごふうふ
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
麻布あざぶへ出たんだ、麻布あざぶから高輪たかなわへ出て、それからしばかへつてて、新橋しんばしを渡り
年始まはり (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
イワン、デミトリチは彼等かれら厨房くりや暖炉だんろなおしにたのであるのはっていたのであるが
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
いのりに行く時間じかんたのだ——これをしなくちゃ授業じゅぎょうはじめるわけにゆかないのだから。
身体検査 (新字新仮名) / フョードル・ソログープ(著)
「熱は大してないねんな。———ま、こじらすと悪いよってに臥てなさい。兎に角櫛田くしださんにもらおう」
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
角兵ヱかくべえ角兵ヱかくべえでまた、足駄あしだばきでえられるへいを五つました。かしら
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
もんをはいると、昨日きのうよりちからのない、ひきつるようなしゃっくりのこえこえてました。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
六日——牧野雪子(雪子は昨年の暮れ前橋の判事と結婚せり)より美しき絵葉書の年賀状たる。△腫物はれもの再発す。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
たのしく起居おきふしともにした時代じだい現世げんせらしい気分きぶん復活ふっかつしてたのでした。
青駒あをこま足掻あがきはや雲居くもゐにぞいもがあたりをぎてにける 〔巻二・一三六〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「せっかくだが、おばあさんもっているだろうから、今日きょうかえることにしましょう。またたびたびますよ。」
舌切りすずめ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
それがどうして日本にっぽんわたってて、こちらにむようになったか、それにはこういうおはなしがあります。
赤い玉 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
しろ手巾はんけちしてて、あたまくび密着くっつけたうえを、ぐるぐるといて
「なるほど一寸法師いっすんぼうしちがいない。それでわたしの屋敷やしきたのはなんようだ。」
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「こんなおもしろいおどりははじめてだ。じいさん、明日あすばんて、おどりをおどるのだぞ。」
瘤とり (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
子供こどもたちは、さおをってましたが、羽根はねなかかくれて、したからはえませんでした。
東京の羽根 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かはの七分目ぶんめところに、大巌おほいはが一つみづいて龍虎りうこおどらす。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そういって盗人ぬすびとのかしらはいままでしてたわるいことをみな白状はくじょうしてしまいました。そしておしまいに、
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
ただただとうさんはだまって、袖子そでこている部屋へやそと廊下ろうかったりたりした。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
子供こどもきなおはつ相変あいかわらず近所きんじょいえから金之助きんのすけさんをいてた。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
代助の方でも、門野かどのを教育しにうまれてた訳でもないから、好加減いゝかげんにしてほうつて置く。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
余所よそのものはうであらうと些少ちつとこころにはけないやうにましにさうなつてた。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
やっとみずうみのそばまでましたが、もう白鳥はくちょうはどこへ行ったか姿すがたえませんでした。
白い鳥 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
はな彫物ほりものをしてやうとまで、しんじてたのが、こひしいをんな一所いつしよたゝめ
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
真先まつさき案内者あんないしや権七ごんしちかへつてたのが、ものゝ半時はんときあひだかつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
富本とみもとじやうるりにせうらうましたので、長唄ながうた出囃でばやしります。
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
たふげ岐路えだみち悄乎しよんぼりつたのには——汽車きしやからこぼれて、かぜかれて
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
でもちいさかったときからあのかね朝晩あさばんしたしんでたことをおもえば、ちょっとさびしいもする。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
背戸せどひいらぎはちをかけるつもりか、昨日きのう今日きょう様子ようすたが
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
こう考えると急に三人の談話が面白くなくなったので、三毛子の様子でも見てようかと二絃琴にげんきんの御師匠さんの庭口へ廻る。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
平岡もくちいそがしくはないと見えて、生返事なまへんじをしながら、一所にはこんでた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「せっかくちゃがまをってて、ながめてばかりいてもつまらない。今日きょうはひとつ使つかいだめしをしてやろう。」
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「いや、わたしたちは天子てんしさまのおいいつけで、おに退治たいじたのだから、安心あんしんしておいでなさい。」
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
と、和尚おしょうさんは大きなこえでどなりつけました。すると小僧こぞうはすまして、のこのこやってて、
和尚さんと小僧 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
子供こどもたちや、あけておくれ。おかあさんだよ。みんなのすきなおみやげを、たんとってたからね。」
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「まあ、おまえがここへなすってからもう三ねんになるよ。月日つきひのたつのははやいものだね。」
白い鳥 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
といいながら、下へおりてて、こんどはわりに瓜子姫子うりこひめこを木の上にのせました。のせるときに、
瓜子姫子 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
はー、わたし彼奴あいつが取りにた時びつくりしましたよ、だけれども莨入たばこいれを忘れてつたよ。
(和)茗荷 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
今まで彼にいてそういう所へ行った事は幾度となくあったが、まさかそのために彼がわざわざ下宿へ誘いにようとは思えなかった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
従ってカーライルの英雄崇拝的傾向の欲求が永久に存在する事は前述の通りであるが今はこれに多少の変化をたしたという訳であります。
教育と文芸 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
他所よそのおぢさんのとりさしがて、わたしとこはしつめで、えのきした立留たちどまつて
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「うん、それでね、あんまりどくだから、わたしがやけどにいちばんくこうやくをこしらえてってたのだよ。」
かちかち山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
ちょうど三日みっかめにおきょうがすむと、そらの上から三じゃくはばのあるきれいな蓮花れんげって
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「かあちゃん、かあちゃん、どこへ行ったの。もうけっしてわるいことはしませんから、はやかえってください。」
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
大工だいくは、みょうな、気味きみわるいやつがたとおもいながら、わざとへいきで、
鬼六 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
といいながら、かえってました。そのこえくと、むすめはあわててとびしてて、
松山鏡 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
めたやうだが……んなぼんやりしたところた……遠くに電気燈でんきとうでもいてるのか知ら
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
御意ぎよい、」と一同いちどう川岸かはぎし休息きうそくする。むかぎしへのそ/\とたものがあつた。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
駕籠かごを一ちやう駕籠屋かごやが四にんたふげ茶屋ちやややすんだのが、てく/\とかへつてた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そうして腹の中で、あしたの朝岡田の留守に、ちょっと電車に乗って一人で行って様子を見てようと取りきめた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そういいすてると、彼は歩調ほちょうもゆるめず、大きなマスクの頭をふりたてて、ドンドンもとた道に引返ひきかえしていった。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
夕方ゆうがたになって、さるはくたびれて、そとからかえってました。そしてばたにどっかりすわんで、
猿かに合戦 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「いよいよ、いつぞやの約束やくそくたす日がた。わたしたちは今夜限こんやかぎりこのろうとおもう。」
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そしておにしまから大男おおおとこ一人ひとりつれて、大島おおしまかえってました。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
すぐたくかへつて羽織はおりひきかけ差配人さはいにんたくへやつてました。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
唐繻子たうじゆす丸帯まるおびめ小さい洋傘かうもりがさもつ這入はいつました。
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「それみろ、あんな所へ連れて行くから、すぐペスト菌にたかられておる。それよか、ぼつぼつ支度をしなさい」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
土堤の上も暗くなり、ときたまする人たちも、影絵のようにぼんやりと黒く、こころもとなげに見えた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
一時は混雑も、不和も来、けんかもるかは知れないが、結局はそうするよりしかたがないと思いますよ。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
甚「何か持って来て呉れても煮て食うがねえから、左様なら、ピッタリ締めて行ってくれ、若者わけえのもっと此方こっちねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
久しく細君の父を訪ねないでいた彼は、用事のあるなしにかかわらず、向うがわざわざこっちへ出掛けてようなどとは夢にも予期しなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『おい、ペンペ、下界したろ。すばらしい景色けしきじやないか。おまへなんぞこゝらまでんでたこともあるまい。』
火を喰つた鴉 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)
「これはめずらしいものがやってたぞ。なにしろ大王様だいおうさまもうげよう。」
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
とぶつぶつっているところへ、おみやげのつづらを背負せおって、おじいさんがかえってました。
舌切りすずめ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
おしまいに日本にっぽんくにて、いんさまのお使つかいの女になって、玉藻前たまものまえのりました。
殺生石 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
初手しょては唯かりそめのちぎりとしぬれば人にいはれぬ深きわけ重なりてまことの涙さそはるる事もぬるなり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
ぢやア明朝みやうあさ早く骨揚こつあげますから、死骸しがい間違まちがひないやうに願ひます。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「つねに近江と鎌倉の間をしておるため、ついお目にかかる折もなかったが、はからずも、よい所で」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おらはな、この女子を介抱しておぢやるさかいに、其方は早やう行て、寺の内に其方が子を捜してやれ。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
またあるとき野原のはらかりに出かけますと、こうからきつねが一ぴき出てました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
といいながら、おにが出てたので、「ひゃあ。」と一声ひとこえ、すっかりあおくなって、ぶるぶるふるえしてしまいました。
鬼六 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
さいなせるくらいなら、まア、どうなってもいいや、そのっててやろうよ。」