“見張台”の読み方と例文
読み方割合
みはりだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんなことをしているところへ、船からつぎつぎに泳ぎついて、二十日の間、苦楽をともにした見張台みはりだいの上の人間の顔がれなく揃った。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
此の前、見張台みはりだいでグラマンを見たとき、私は狼狽ろうばいはしたけれど、恐いとは思わなかったのだ。今、私をとらえたあの不思議な恐怖は何であろう。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)