“櫛田”の読み方と例文
読み方割合
くしだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それまでは大して心配もせず、口先で叱ってばかりいた幸子も、この鼠の一件から事の重大さに心づいて、翌日櫛田くしだ医師に来て貰った。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
その梅津の本家の方は博多に在住してその頃の所謂いわゆる町役者となり、山笠に名高い博多の氏神、櫛田くしだ神社の神事能を受持っていた。
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
息ノ浜の宿営地から街の探題邸までは、入江に沿った松原つづきで、途中に櫛田くしだ神社がある。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)