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星
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ほし
ふりがな文庫
“
星
(
ほし
)” の例文
「はやく、お
家
(
うち
)
へはいらないと、
知
(
し
)
らぬ
人
(
ひと
)
につれられていってしまうがな。」と、
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
をながめて
心細
(
こころぼそ
)
く
思
(
おも
)
ったことがありました。
古いはさみ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
恁
(
か
)
くてぞありける。あゝ、
日
(
ひ
)
は
何時
(
いつ
)
ぞ、
天
(
てん
)
より
星
(
ほし
)
一
(
ひと
)
つ、はたと
落
(
お
)
ちて、
卵
(
たまご
)
の
如
(
ごと
)
き
石
(
いし
)
となり、
其
(
そ
)
の
水上
(
みなかみ
)
の
方
(
かた
)
よりしてカラカラと
流
(
なが
)
れ
來
(
く
)
る。
妙齢
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
東
(
ひがし
)
の
空
(
そら
)
のききょうの
花
(
はな
)
びらはもういつかしぼんだように
力
(
ちから
)
なくなり、
朝
(
あさ
)
の
白光
(
しろびか
)
りがあらわれはじめました。
星
(
ほし
)
が一つずつきえてゆきます。
いちょうの実
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
末男
(
すゑを
)
は
子供
(
こども
)
を
抱
(
だ
)
きながら、まち
子
(
こ
)
と一
所
(
しよ
)
に
銀座
(
ぎんざ
)
の
明
(
あか
)
るい
飾窓
(
かざりまど
)
の
前
(
まへ
)
に
立
(
た
)
つて、
星
(
ほし
)
の
見
(
み
)
える
蒼空
(
あをそら
)
に、すき
透
(
とほ
)
るやうに
見
(
み
)
える
柳
(
やなぎ
)
の
葉
(
は
)
を
見
(
み
)
つめた。
追憶
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
懇意な友人の新婚
披露
(
ひろう
)
に招かれて
星
(
ほし
)
が
岡
(
おか
)
の
茶寮
(
さりょう
)
に行った時も、着るものがないので、袴羽織とも
凡
(
すべ
)
て兄のを借りて間に合せた事もあった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
若
(
も
)
し
眼
(
め
)
が
星
(
ほし
)
の
座
(
ざ
)
に
直
(
なほ
)
り、
星
(
ほし
)
が
姫
(
ひめ
)
の
頭
(
つむり
)
に
宿
(
やど
)
ったら、
何
(
なん
)
とあらう!
姫
(
ひめ
)
の
頬
(
ほゝ
)
の
美
(
うつく
)
しさには
星
(
ほし
)
も
羞耻
(
はにか
)
まうぞ、
日光
(
にっくわう
)
の
前
(
まへ
)
の
燈
(
ランプ
)
のやうに。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
西行のような出家こそ、出家の真実を意味するものだろうが、あれまでの真実に徹しようとした者は、
暁天
(
ぎょうてん
)
の
星
(
ほし
)
といってよい。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
というのは、いのきちが、よしむらさんに
星
(
ほし
)
の
話
(
はなし
)
をせがむより、いつも、よしむらさんがいのきちに、山の
話
(
はなし
)
や、
湖
(
みずうみ
)
の
話
(
はなし
)
をさきにききだした。
ラクダイ横町
(新字新仮名)
/
岡本良雄
(著)
「
蛙君
(
かへるくん
)
、きみはまあ
何
(
なに
)
をゆつてるんだ。
星
(
ほし
)
の
國
(
くに
)
は、こうした
樹
(
き
)
の
上
(
うへ
)
の、そのもつと
高
(
たか
)
いたかあいところにある
天空
(
そら
)
なんだよ」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
そこで
太郎
(
たろう
)
と
次郎
(
じろう
)
は
逃
(
に
)
げ
支度
(
じたく
)
をして、のこのこ
布団
(
ふとん
)
からはい
出
(
だ
)
して、
戸
(
と
)
をあけて
外
(
そと
)
へ出ました。
空
(
そら
)
はよく
晴
(
は
)
れて、
星
(
ほし
)
がきらきら
光
(
ひか
)
っていました。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
鳥
(
とり
)
は
赤
(
あか
)
と
緑
(
みどり
)
の
羽
(
はね
)
をして、
咽
(
のど
)
のまわりには、
黄金
(
きん
)
を
纒
(
まと
)
い、二つの
眼
(
め
)
を
星
(
ほし
)
のようにきらきら
光
(
ひか
)
らせておりました。それはほんとうに
美事
(
みごと
)
なものでした。
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
夕空
(
ゆうぞら
)
はしだいにくら
闇
(
やみ
)
のいろにつつまれ、ほそい
新月
(
しんげつ
)
が
夢
(
ゆめ
)
のような
姿
(
すがた
)
をみせ、
星
(
ほし
)
もふたつみっつ数をましていった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
今
(
いま
)
はそれさへ
天涯
(
でんがい
)
の
彼方
(
かなた
)
に
落
(
お
)
ちて、
見渡
(
みわた
)
す
限
(
かぎ
)
り
黒暗々
(
こくあん/\
)
たる
海
(
うみ
)
の
面
(
おも
)
、たゞ
密雲
(
みつうん
)
の
絶間
(
たへま
)
を
洩
(
も
)
れたる
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
の一二
點
(
てん
)
が
覺束
(
おぼつか
)
なくも
浪
(
なみ
)
に
反射
(
はんしや
)
して
居
(
を
)
るのみである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
晨
(
あした
)
に
星
(
ほし
)
をいただいて
出
(
い
)
で、
夕
(
ゆうべ
)
に月を踏んで帰るその
辛苦
(
しんく
)
も国家のためなりと思って
甘
(
あま
)
んずればよいが、なかなか普通人情として
甘
(
あま
)
んじてのみいるものでない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
それがしの宮の催したまひし
星
(
ほし
)
が
岡
(
おか
)
茶寮
(
さりょう
)
の
独逸会
(
ドイツかい
)
に、洋行がへりの将校次を
逐
(
お
)
うて身の上ばなしせし時のことなりしが、こよひはおん身が物語聞くべきはずなり
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
本当
(
ほんとう
)
だ、どんなものを歌う
必要
(
ひつよう
)
があるか?……彼はやさしさと
悲
(
かな
)
しみで
胸
(
むね
)
が一ぱいになるのを
感
(
かん
)
じた。
牧場
(
まきば
)
を、河を、空を、なつかしい
星
(
ほし
)
を、
胸
(
むね
)
に
抱
(
だ
)
きしめたかった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
向
(
むか
)
ふ
側
(
かわ
)
ではSH
氏
(
し
)
の
夫人
(
ふじん
)
らしい、ちら/\
動
(
うご
)
く
星
(
ほし
)
のやうな
目
(
め
)
の
極
(
きわ
)
めて
凉
(
すゞ
)
しい
人
(
ひと
)
が、
無邪気
(
むじやき
)
な
表情
(
へうぜう
)
をしてゐるのが
目
(
め
)
についた。
私
(
わたくし
)
の
脇
(
わき
)
にゐるお
転婆
(
てんば
)
さんが
彼女
(
かのじよ
)
を
讃
(
ほ
)
めてゐた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
胸に思うてゞ御座りませうが
如何
(
いか
)
なることか此忠兵衞にお
話
(
はな
)
しを
如何
(
どうぞ
)
なされて下されませと
星
(
ほし
)
を
刺
(
さゝ
)
れて長三郎
發
(
はつ
)
と計に
顏
(
かほ
)
赤
(
あから
)
め面目なげに見えけるが漸々にして
首
(
かうべ
)
を下げ
和郎
(
そなた
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
百人町の一帯は、どの屋敷も、高さ五、六間もある杉丸太の先へ、杉の葉へ包んだ屋根を取り付けて、その下へ
灯
(
とう
)
ろうを掲げてあることとて、さながら
群
(
むら
)
がる
星
(
ほし
)
のように美しかった。
乳を刺す:黒門町伝七捕物帳
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
木はみしみしと
音
(
おと
)
を立てました。もみの木のてっぺんにつけてある
金
(
きん
)
紙の
星
(
ほし
)
が、うまくてんじょうにしばりつけてなかったら、きっと木は、あおむけにひっくりかえされたことでしょう。
もみの木
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
すみわたった、あい色の空には、お
星
(
ほし
)
さまがいちめんにきらめいていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
無論屋根が無いので、見物の頭の上には、
霜夜
(
しもよ
)
の
星
(
ほし
)
がキラ/\光って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
殊更
(
ことさら
)
に
勉
(
つと
)
めて
他人
(
たにん
)
を
教化
(
けうくわ
)
せんとするが如きは
是
(
これ
)
を為す者の
僣越
(
せんえつ
)
を
示
(
しめ
)
し、
無智無謀
(
むちむぼう
)
を
証
(
しよう
)
す、
余
(
よ
)
は
知
(
し
)
る大陽は
勉
(
つと
)
めて
輝
(
かゞや
)
かざるを、
星
(
ほし
)
は吾人の
教化
(
けうくわ
)
を
計
(
はかつ
)
て
光
(
ひかり
)
を
放
(
はな
)
たず、
光
(
ひ
)
からざるを
得
(
え
)
ざれば
光
(
ひか
)
るなり
問答二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
それ故大正改元のころには、
山谷
(
さんや
)
の
八百善
(
やおぜん
)
、吉原の兼子、
下谷
(
したや
)
の伊予紋、
星
(
ほし
)
ヶ
岡
(
おか
)
の
茶寮
(
さりょう
)
などいう会席茶屋では食後に果物を出すようなことはなかったが、いつともなく古式を棄てるようになった。
葛飾土産
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
粉
(
こな
)
ダイヤと
星
(
ほし
)
、凍つた藍の
山
(
やま
)
々、冠
松
(
まつ
)
、ヤホー、ヤホー
冠松次郎氏におくる詩
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
二十本の刀のどれにも、
星
(
ほし
)
が映っている。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
眞闇
(
まやみ
)
に
星
(
ほし
)
を、
黎明
(
しののめ
)
の
空
(
そら
)
を、あからめ
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
仰げば空の
七
(
なな
)
つ
星
(
ほし
)
紅
(
あか
)
く
煌
(
きら
)
めき
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
白
(
しろ
)
きは
星
(
ほし
)
の
果
(
はて
)
ならん
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
自然界
(
しぜんかい
)
に
法則
(
ほうそく
)
があれば、
人間界
(
にんげんかい
)
にも
法則
(
ほうそく
)
がある。どの
星
(
ほし
)
を
見
(
み
)
ても、ほこらしげに、また
安
(
やす
)
らけく
輝
(
かがや
)
くのは、
天体
(
てんたい
)
の
法則
(
ほうそく
)
を
守
(
まも
)
るからだ。
アパートで聞いた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
やがて、とことはの
闇
(
やみ
)
となり、
雲
(
くも
)
は
墨
(
すみ
)
の
上
(
うへ
)
に
漆
(
うるし
)
を
重
(
かさ
)
ね、
月
(
つき
)
も
星
(
ほし
)
も
包
(
つゝ
)
み
果
(
は
)
てて、
時々
(
とき/″\
)
風
(
かぜ
)
が
荒
(
あ
)
れ
立
(
た
)
つても、
其
(
そ
)
の
一片
(
いつぺん
)
の
動
(
うご
)
くとも
見
(
み
)
えず。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
星
(
ほし
)
がすっかりきえました。
東
(
ひがし
)
の
空
(
そら
)
は
白
(
しろ
)
くもえているようです。
木
(
き
)
がにわかにざわざわしました。もう
出発
(
しゅっぱつ
)
に
間
(
ま
)
もないのです。
いちょうの実
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
彼は三十分と立たないうちに、
吾家
(
わがいへ
)
の
門前
(
もんぜん
)
に
来
(
き
)
た。けれども
門
(
もん
)
を
潜
(
くゞ
)
る気がしなかつた。
彼
(
かれ
)
は高い
星
(
ほし
)
を
戴
(
いたゞ
)
いて、
静
(
しづ
)
かな
屋敷町
(
やしきまち
)
をぐる/\徘徊した。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
それは、まだ
寒
(
さむ
)
い春のはじめで、一
番
(
ばん
)
の
汽車
(
きしゃ
)
にのるために、
夜
(
よ
)
あけ
近
(
ちか
)
く、山をおりていくいのきちたちの
頭
(
あたま
)
の上には、
星
(
ほし
)
がきらきらかがやいていた。
ラクダイ横町
(新字新仮名)
/
岡本良雄
(著)
けれども
兜
(
かぶと
)
の
前立
(
まえだて
)
のきらきらする
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
におじけて、ただ口から火を
吹
(
ふ
)
くばかりで、そばへ
近寄
(
ちかよ
)
ることができません。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
運
(
うん
)
の
星
(
ほし
)
に
懸
(
かゝ
)
ってある
或
(
さる
)
怖
(
おそろ
)
しい
宿命
(
しゅくめい
)
が、
今宵
(
こよひ
)
の
宴
(
えん
)
に
端
(
はし
)
を
開
(
ひら
)
いて、
世
(
よ
)
に
倦
(
う
)
み
果
(
は
)
てた
我
(
わが
)
命數
(
めいすう
)
を、
非業無慚
(
ひごふむざん
)
の
最期
(
さいご
)
によって、
絶
(
た
)
たうとするのではないか
知
(
し
)
らぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
民部
(
みんぶ
)
はものをいわなかった。小文治も
黙然
(
もくねん
)
とふかい
息
(
いき
)
をつくのみだった。蔦之助もまた
暗然
(
あんぜん
)
と言葉をわすれて、
無情
(
むじょう
)
な
星
(
ほし
)
のまたたきに
涙
(
なみだ
)
ぐむばかり……
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
村をすぎていったじぶんには、あたりはとっぷりと日がくれ、美しい
星
(
ほし
)
がきらきらと空にかがやきはじめていた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
どつちもその
所信
(
しよしん
)
を
棄
(
す
)
てません。そのうちに、とつぷりと
日
(
ひ
)
がくれて、
月
(
つき
)
がでました。
星
(
ほし
)
もでました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
窻
(
まど
)
の
硝子越
(
がらすご
)
しに
海上
(
かいじやう
)
を
眺
(
なが
)
めると、
電光艇
(
でんくわうてい
)
は
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
を
浴
(
あ
)
びて
悠然
(
いうぜん
)
と
波上
(
はじやう
)
に
浮
(
うか
)
んで
居
(
を
)
る、あゝ
此
(
この
)
艇
(
てい
)
もかく
竣成
(
しゆんせい
)
した
以上
(
いじやう
)
は、
今
(
いま
)
から
一週間
(
いつしゆうかん
)
か、十
日
(
か
)
以内
(
いない
)
には、
萬端
(
ばんたん
)
の
凖備
(
じゆんび
)
を
終
(
をは
)
つて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
殊
(
こと
)
に
其目
(
そのめ
)
は
星
(
ほし
)
のやうで、
絶
(
た
)
えず
私
(
わたし
)
の
顔
(
かほ
)
を
見
(
み
)
ては、
心
(
こゝろ
)
を
熔
(
とろか
)
さうとしてゐるやうな
媚
(
こび
)
を
作
(
つく
)
る。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
持
(
もつ
)
て
野道
(
のみち
)
山路
(
やまみち
)
は云も更なり
都合
(
つがふ
)
に
因
(
より
)
ては
朝
(
あさ
)
は
星
(
ほし
)
を
戴
(
いたゞ
)
き
暮
(
くれ
)
には月を
踏
(
ふん
)
で
旅行
(
りよかう
)
なす事
往々
(
まゝ
)
あるにより先生を
頼
(
たの
)
み劔術を
學
(
まな
)
びなば道中
爲
(
する
)
にも心強く
且
(
かつ
)
賊難
(
ぞくなん
)
を
防
(
ふせ
)
ぐ一端共成事なれば此趣きを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あたりはひっそりとしていた。ゴットフリートの顔にうかんでる
神秘的
(
しんぴてき
)
な感じに、クリストフも引きこまれていった。
地面
(
じめん
)
は
影
(
かげ
)
におおわれており、
空
(
そら
)
はあかるかった。
星
(
ほし
)
がきらめきだしていた。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
星
(
ほし
)
のみ
光
(
ひか
)
った
空
(
そら
)
の
下
(
した
)
に、二つのかたちは、
犬
(
いぬ
)
の
如
(
ごと
)
くに
絡
(
から
)
み
合
(
あ
)
っていた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
水漬
(
みづ
)
く
火
(
ひ
)
や、——
今宵
(
こよひ
)
も
星
(
ほし
)
は
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
あァれは
蛍
(
ほたる
)
か、
星
(
ほし
)
の
尾
(
を
)
か
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
粉
(
こな
)
ダイヤの
星
(
ほし
)
の
下
(
した
)
で
冠松次郎氏におくる詩
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
月
(
つき
)
清
(
きよ
)
し、
星
(
ほし
)
白
(
しろ
)
し
寡婦の除夜
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
星
(
ほし
)
の
祭
(
まつり
)
の
艶
(
えん
)
なれば
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
あたりは、すっかり
暗
(
くら
)
くなって、さらさらと
風
(
かぜ
)
がとうもろこしの
葉
(
は
)
を
鳴
(
な
)
らして、
頭
(
あたま
)
の
上
(
うえ
)
には、
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
が、きらきらと
輝
(
かがや
)
いていました。
ある夜の姉と弟
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“星”の意味
《名詞》
(ほし)夜間に観測される、天上にある点状の光。
(ほし)注目に値する人物、事柄
(ほし)星型図形
(ほし)運命。
(出典:Wiktionary)
星
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
“星”を含む語句
明星
大熊星
火星
彗星
流星
新星
金星
目星
星霜
室生犀星
星明
星月夜
天狼星
妖霊星
幾星霜
織女星
星光
北極星
星雲
星夜
...