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生徒
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せいと
ふりがな文庫
“
生徒
(
せいと
)” の例文
鐘
(
かね
)
が
鳴
(
な
)
ると、
生徒
(
せいと
)
らは、
先
(
さき
)
を
争
(
あらそ
)
って
廊下
(
ろうか
)
から
外
(
そと
)
へとかけ
出
(
だ
)
しました。そのとき、
良
(
りょう
)
一は、
先生
(
せんせい
)
が
教員室
(
きょういんしつ
)
へいかれる
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
ったのです。
僕が大きくなるまで
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
うつくしき
顏
(
かほ
)
に
似合
(
にあは
)
ぬは
心
(
こゝろ
)
小學校通
(
せうがくかうがよ
)
ひに
紫袱紗
(
むらさきふくさ
)
對
(
つゐ
)
にせし
頃
(
ころ
)
年上
(
としうへ
)
の
生徒
(
せいと
)
に
喧嘩
(
いさかひ
)
まけて
無念
(
むねん
)
の
拳
(
こぶし
)
を
我
(
わ
)
れ
握
(
にぎ
)
る
時
(
とき
)
同
(
おな
)
じやうに
涙
(
なみだ
)
を
目
(
め
)
に
持
(
も
)
ちて
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
わたしが思い切った子なら、さるがばかにしているのは
生徒
(
せいと
)
ばかりではなく、先生までもばかにしているのだと言ってやりたかった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
先生
(
せんせい
)
を
訪
(
と
)
ふた、
翌日
(
よくじつ
)
でした、
使者
(
しゝや
)
が
手紙
(
てがみ
)
を
持
(
もつ
)
て
來
(
き
)
て
今
(
いま
)
から
生徒
(
せいと
)
十
數名
(
すうめい
)
を
連
(
つ
)
れて
遠足
(
ゑんそく
)
にゆくが
君
(
きみ
)
も
仲間
(
なかま
)
に
加
(
くは
)
はらんかといふ
誘引
(
さそひ
)
です。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
中津藩
(
なかつはん
)
の
子
(
こ
)
どもばかりでなく、ほかからも
入門
(
にゅうもん
)
するものがあって、十
人
(
にん
)
あまりの
生徒
(
せいと
)
に、
諭吉
(
ゆきち
)
は、
毎日
(
まいにち
)
オランダ
語
(
ご
)
をおしえていました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
▼ もっと見る
あの顔の赤い、そしていつでも少し眼が血走ってどうかすると
泣
(
な
)
いているように見える、あの
生徒
(
せいと
)
だ。
五内川
(
ごないかわ
)
でもないし、何と云ったかな。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ちょうど、ガンがその上にきたとき、おおぜいの
生徒
(
せいと
)
たちがならんで出てきて、たちまち
校庭
(
こうてい
)
にいっぱいあらわれました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
『
生徒
(
せいと
)
さん、
今日
(
けふ
)
も
學校
(
がくかう
)
ですか。この
寒
(
さむ
)
いのに、よくお
通
(
かよ
)
ひですね。
毎日々々
(
まいにち/\
)
さうして
精出
(
せいだ
)
して
下
(
くだ
)
さると、このお
婆
(
ばあ
)
さんも
御褒美
(
ごほうび
)
をあげますよ。』
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
一
年級
(
ねんきゅう
)
の
生徒
(
せいと
)
でいるのはいい
気持
(
きもち
)
だ——それはこの世できまった
位置
(
いち
)
を作ってくれるからだ。しかし、一年生の生活にだって、時々いやなことがある。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
次
(
つぎ
)
に
申
(
まを
)
したいのは
責任
(
せきにん
)
を
自
(
みづ
)
から
知
(
し
)
るといふの
點
(
てん
)
であります。
英學塾
(
えいがくじゆく
)
の
寄宿舍
(
きしゆくしや
)
には
唯今
(
たゞいま
)
五十
名
(
めい
)
足
(
た
)
らずの
生徒
(
せいと
)
が
居
(
ゐ
)
ます。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
而
(
さう
)
して
程
(
ほど
)
なく
或人
(
あるひと
)
の
世話
(
せわ
)
で
郡立學校
(
ぐんりつがくかう
)
の
教師
(
けうし
)
となつたが、
其
(
そ
)
れも
暫時
(
ざんじ
)
、
同僚
(
どうれう
)
とは
折合
(
をりあ
)
はず、
生徒
(
せいと
)
とは
親眤
(
なじ
)
まず、
此
(
こゝ
)
をも
亦
(
また
)
辭
(
じ
)
して
了
(
しま
)
ふ。
其中
(
そのうち
)
に
母親
(
はゝおや
)
は
死
(
し
)
ぬ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
この
地震
(
ぢしん
)
の
時
(
とき
)
は、
丁度
(
ちようど
)
夏季休暇中
(
かききゆうかちゆう
)
であつたため、
一人
(
ひとり
)
の
生徒
(
せいと
)
もゐなかつたのであるが、
假
(
かり
)
に
授業中
(
じゆぎようちゆう
)
であつたとして、もしそれに
善處
(
ぜんしよ
)
せんとするならば
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
然
(
さう
)
かと
思
(
おも
)
ふと、
其青年
(
そのせいねん
)
は
高等商業
(
かうとうしやうげふ
)
の
生徒
(
せいと
)
らしく、
実業界
(
じつげふかい
)
に
羽
(
はね
)
を
伸
(
のば
)
さうと
云
(
い
)
ふ
前途
(
ぜんと
)
の
抱負
(
はうふ
)
なども
微見
(
ほのめ
)
かしてある。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「つまり、おまえは、やぶれた
洋服
(
ようふく
)
を着た
生徒
(
せいと
)
がいては学校の
面目
(
めんもく
)
にかかわるというのだね。」
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
ジャンセエニュ
先生
(
せんせい
)
は、なんでもよくお
出来
(
でき
)
になるのですが、この小さな
生徒
(
せいと
)
たちに
先
(
ま
)
ず
計算
(
けいさん
)
の
仕方
(
しかた
)
をお
教
(
おし
)
えになります。
先生
(
せんせい
)
はローズ・ブノワさんにこうおっしゃいます。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
勝島獣医学博士
(
かつしまじゅういがくはくし
)
が
駒場農学校
(
こまばのうがっこう
)
のまさに
卒業
(
そつぎょう
)
せんとする数十名の
生徒
(
せいと
)
をひきいて
種畜場
(
しゅちくじょう
)
参観
(
さんかん
)
にこられたときは、
教師
(
きょうし
)
はもちろん生徒にいたるまで
糟谷
(
かすや
)
のごときほとんど
眼中
(
がんちゅう
)
になかった。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
先生の
居
(
きょ
)
、同じく
戒心
(
かいしん
)
あるにもかかわらず、数十の
生徒
(
せいと
)
を
伴
(
ともな
)
い
跣足
(
せんそく
)
率先
(
そっせん
)
して
池水
(
いけみず
)
を
汲
(
くみ
)
ては門前に運び出し、
泥塗満身
(
でいとまんしん
)
消防
(
しょうぼう
)
に
尽力
(
じんりょく
)
せらるること
一霎
(
いっしょう
)
時間
(
じかん
)
、
依
(
よっ
)
て
辛
(
かろ
)
うじてその
災
(
さい
)
を
免
(
まぬか
)
れたり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
こゝには
動植鑛物
(
どうしよくこうぶつ
)
を
始
(
はじ
)
め、
理科
(
りか
)
に
關
(
かん
)
する
標本
(
ひようほん
)
が
完備
(
かんび
)
してゐます。そして
子供
(
こども
)
や
素人
(
しろうと
)
のためにいろ/\
興味
(
きようみ
)
を
惹
(
ひ
)
くように
竝
(
なら
)
べてありますので、
年
(
とし
)
の
若
(
わか
)
い
學校
(
がつこう
)
の
生徒
(
せいと
)
なども
大勢
(
おほぜい
)
見物
(
けんぶつ
)
に
出
(
で
)
かけます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
唯
(
と
)
、
遠
(
とほ
)
くに、
行々子
(
ぎやう/\し
)
が
鳴
(
な
)
きしきつて、こゝに
蛙
(
かはづ
)
がすだく——
其
(
そ
)
の
間
(
あひだ
)
を、わあーとつないで、
屋根
(
やね
)
も
門
(
もん
)
も
見
(
み
)
えないで、あの、
遅桜
(
おそざくら
)
の
山
(
やま
)
のうらあたり、
学校
(
がくかう
)
の
生徒
(
せいと
)
の、
一斉
(
いちどき
)
に
読本
(
とくほん
)
の
音読
(
おんどく
)
を
合
(
あ
)
はす
声
(
こゑ
)
。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
先生
(
せんせい
)
と
生徒
(
せいと
)
の
大喧嘩
(
おおげんくわ
)
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
さすがに、
子供
(
こども
)
どうしの
間
(
あいだ
)
では
同情
(
どうじょう
)
があって、
行商
(
ぎょうしょう
)
に
出
(
で
)
ると、
鉛筆
(
えんぴつ
)
や、
紙
(
かみ
)
などを
学校
(
がっこう
)
の
生徒
(
せいと
)
が
買
(
か
)
ってくれます。ありがたいことです。
子供は悲しみを知らず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
慶応義塾
(
けいおうぎじゅく
)
だけが、
西洋
(
せいよう
)
のあたらしい
学間
(
がくもん
)
をおしえていたわけです。そこで、
生徒
(
せいと
)
の
数
(
かず
)
も、二百
人
(
にん
)
、三百
人
(
にん
)
をかぞえるようになりました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
でもわたしたちは力を合わせて、やがて先生と
生徒
(
せいと
)
の美しい
協力一致
(
きょうりょくいっち
)
から、ほんとうの天才
以上
(
いじょう
)
のものができるようになった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
町の小学校でも
石
(
いし
)
の
巻
(
まき
)
の近くの海岸に十五日も
生徒
(
せいと
)
を
連
(
つ
)
れて行きましたし、
隣
(
とな
)
りの女学校でも
臨海
(
りんかい
)
学校をはじめていました。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それが
僕
(
ぼく
)
の
出身
(
しゆつしん
)
の
學校
(
がくかう
)
なのです、四十
幾歳
(
いくさい
)
の
屈強
(
くつきやう
)
な
體躯
(
からだ
)
をした
校長
(
かうちやう
)
大島氏
(
おほしまし
)
は、四五
人
(
にん
)
の
教員
(
けうゐん
)
を
相手
(
あひて
)
に二百
餘人
(
よにん
)
の
生徒
(
せいと
)
の
教鞭
(
けふべん
)
を
採
(
と
)
つて
居
(
を
)
られます。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
峠
(
たうげ
)
の
上
(
うへ
)
から
村
(
むら
)
の
小學校
(
せうがくかう
)
へ
通
(
かよ
)
ふ
生徒
(
せいと
)
がありました。
近
(
ちか
)
いところから
通
(
かよ
)
ふ
他
(
ほか
)
の
生徒
(
せいと
)
と
違
(
ちが
)
ひまして、
子供
(
こども
)
の
足
(
あし
)
で
毎日
(
まいにち
)
峠
(
たうげ
)
の
上
(
うへ
)
から
通
(
かよ
)
ふのはなか/\
骨
(
ほね
)
が
折
(
お
)
れました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
我
(
お
)
れが
私立
(
しりつ
)
の
寢
(
ね
)
ぼけ
生徒
(
せいと
)
といはれゝばお
前
(
まへ
)
の
事
(
こと
)
も
同然
(
どうぜん
)
だから、
後生
(
ごせう
)
だ、どうぞ、
助
(
たす
)
けると
思
(
おも
)
つて
大萬燈
(
おほまんどう
)
を
振廻
(
ふりまわ
)
しておくれ、
己
(
お
)
れは
心
(
しん
)
から
底
(
そこ
)
から
口惜
(
くや
)
しくつて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
そうして
程
(
ほど
)
なく
或人
(
あるひと
)
の
世話
(
せわ
)
で
郡立学校
(
ぐんりつがっこう
)
の
教師
(
きょうし
)
となったが、それも
暫時
(
ざんじ
)
、
同僚
(
どうりょう
)
とは
折合
(
おりあ
)
わず、
生徒
(
せいと
)
とは
親眤
(
なじ
)
まず、ここをもまた
辞
(
じ
)
してしまう。その
中
(
うち
)
に
母親
(
ははおや
)
は
死
(
し
)
ぬ。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
当番
(
とうばん
)
の
生徒
(
せいと
)
は
祈祷書
(
きとうしょ
)
を見ながら、歌わないで読むことになっている
祈祷
(
きとう
)
を
朗誦
(
ろうしょう
)
した——その朗誦がやはり大声の
無表情
(
むひょうじょう
)
で、一口にいえば、何もかもいつもの
通
(
とお
)
りだった。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
反対
(
はんたい
)
に、
聖書
(
せいしょ
)
のお話は
大変
(
たいへん
)
よく知っています。ジャンセエニュ
先生
(
せんせい
)
の
生徒
(
せいと
)
のうちでも、
地上
(
ちじょう
)
の
楽園
(
らくえん
)
とノアの
方舟
(
はこぶね
)
の
事
(
こと
)
をローズ・ブノワさんのように
上手
(
じょうず
)
にお話しできる
生徒
(
せいと
)
は一人もいません。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
是
(
これ
)
では
實
(
じつ
)
に
仕方
(
しかた
)
がない、
其故
(
それゆゑ
)
私
(
わたくし
)
は
生徒
(
せいと
)
に
向
(
むか
)
つて
常々
(
つね/″\
)
斯
(
か
)
う
申
(
まを
)
して
居
(
を
)
ります。
何事
(
なにこと
)
も
自分
(
じぶん
)
で
研究
(
けんきう
)
して
御覽
(
ごらん
)
なさい、
研究
(
けんきう
)
して
見
(
み
)
て
自分
(
じぶん
)
で
難問
(
なんもん
)
を
解釋
(
かいし
)
するやうに
爲
(
な
)
さい。これは
強
(
あなが
)
ち
讀書
(
どくしよ
)
のみに
限
(
かぎ
)
りません。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
木
(
き
)
は、そんなことをされても、だまっていましたが、
木
(
き
)
を
愛
(
あい
)
する
他
(
た
)
の
善良
(
ぜんりょう
)
な
生徒
(
せいと
)
たちは、けっして、だまってはいませんでした。
学校の桜の木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
かけこんできた
生徒
(
せいと
)
の
一人
(
ひとり
)
が、いきをはずませてしらせました。それまでしずかだった
講堂
(
こうどう
)
が、きゅうにざわめいてきました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
けれども私はその
溺
(
おぼ
)
れることを
心配
(
しんぱい
)
しませんでした。なぜなら
生徒
(
せいと
)
より前に、もう校長が飛び込んでいてごくゆっくり
泳
(
およ
)
いで行くのでしたから。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
わたしもむろんいい先生ではなかったし、マチアもあまりいい
生徒
(
せいと
)
であるはずがなかった。この課業は
成功
(
せいこう
)
ではなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
いたずらに他の
腕白
(
わんぱく
)
生徒
(
せいと
)
の
嘲弄
(
ちょうろう
)
の道具になるばかりですから、かえって気の毒に思って退学をさしたのだそうです。
春の鳥
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
父
(
とう
)
さんが
初
(
はじ
)
めてあがつた
小學校
(
せうがくかう
)
も、この
和尚
(
をしやう
)
さんの
住
(
す
)
むお
寺
(
てら
)
の
近
(
ちか
)
くにありました。
小學校
(
せうがくかう
)
の
生徒
(
せいと
)
に
狐
(
きつね
)
がついたと
言
(
い
)
つて、一
度
(
ど
)
大騷
(
おほさわ
)
ぎをしたことがありました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
本
(
ほん
)
がみつかったので、
講堂
(
こうどう
)
へ
走
(
はし
)
って
帰
(
かえ
)
ると、もう
生徒
(
せいと
)
らはお
祈
(
いの
)
りの
整列
(
せいれつ
)
をしていた。
背
(
せい
)
の
順
(
じゅん
)
に
長
(
なが
)
い
行列
(
ぎょうれつ
)
を
作
(
つく
)
っているので、小さいのは前の方で
聖像
(
せいぞう
)
に近く、大きいのはうしろに立っている。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
そうじゃないなんて
思
(
おも
)
ったり、いったりする
者
(
もの
)
があったら、それこそ神様を
敬
(
うやま
)
わないで、人の
悪口
(
わるくち
)
をいう人だといってやります。ジャンセエニュ
先生
(
せんせい
)
の
生徒
(
せいと
)
はみんなおとなしくて、
勉強家
(
べんきょうか
)
です。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
私立
(
しりつ
)
なれども
生徒
(
せいと
)
の
數
(
かず
)
は千
人
(
にん
)
近
(
ちか
)
く、
狹
(
せま
)
き
校舍
(
かうしや
)
に
目白押
(
めじろおし
)
の
窮屈
(
きうくつ
)
さも
教師
(
きやうし
)
が
人望
(
じんぼう
)
いよ/\あらはれて、
唯
(
たゞ
)
學校
(
がくこう
)
と一ト
口
(
くち
)
にて
此
(
この
)
あたりには
呑込
(
のみこ
)
みのつくほど
成
(
な
)
るがあり、
通
(
かよ
)
ふ
子供
(
こども
)
の
數々
(
かず/\
)
に
或
(
あるひ
)
は
火消
(
ひけし
)
鳶人足
(
とびにんそく
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
木
(
き
)
が
弱
(
よわ
)
ったと
知
(
し
)
ると、
学校
(
がっこう
)
じゅうは、たいへんなものでした。
先生
(
せんせい
)
も、
生徒
(
せいと
)
も、
小使
(
こづか
)
いもみんな
桜
(
さくら
)
の
木
(
き
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うえ
)
を
心配
(
しんぱい
)
しました。
学校の桜の木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
或日
(
あるひ
)
學校
(
がくかう
)
で
生徒
(
せいと
)
の
製作物
(
せいさくぶつ
)
の
展覽會
(
てんらんくわい
)
が
開
(
ひら
)
かれた。
其
(
その
)
出品
(
しゆつぴん
)
は
重
(
おも
)
に
習字
(
しふじ
)
、
※畫
(
づぐわ
)
、
女子
(
ぢよし
)
は
仕立物
(
したてもの
)
等
(
とう
)
で、
生徒
(
せいと
)
の
父兄姉妹
(
ふけいしまい
)
は
朝
(
あさ
)
からぞろ/\と
押
(
おし
)
かける。
取
(
と
)
りどりの
評判
(
ひやうばん
)
。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
わたしはひじょうに
高慢
(
こうまん
)
な先生であった。だから
生徒
(
せいと
)
の質問に答えることができないのが
情
(
なさ
)
けなかった。しかもかれはけっしてわたしを
容赦
(
ようしゃ
)
しはしなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「なあに、おうちの
生徒
(
せいと
)
さんぐらい大きな方ならあぶないこともないのですが
一寸
(
ちょっと
)
来てみたところです。」
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
長吉
(
ちょうきち
)
はやっと
自分
(
じぶん
)
でなかったので
安心
(
あんしん
)
しましたが、
吉田
(
よしだ
)
と
呼
(
よ
)
ばれた
生徒
(
せいと
)
と
自分
(
じぶん
)
とはわずかに二、三
人
(
にん
)
間
(
あいだ
)
を
隔
(
へだ
)
てているくらいでありましたから
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
製作物
(
せいさくぶつ
)
を
出
(
だ
)
した
生徒
(
せいと
)
は
氣
(
き
)
が
氣
(
き
)
でない、
皆
(
み
)
なそは/\して
展覽室
(
てんらんしつ
)
を
出
(
で
)
たり
入
(
はひ
)
つたりして
居
(
ゐ
)
る
自分
(
じぶん
)
も
此
(
この
)
展覽會
(
てんらんくわい
)
に
出品
(
しゆつぴん
)
する
積
(
つも
)
りで
畫紙
(
ゑがみ
)
一
枚
(
まい
)
に
大
(
おほ
)
きく
馬
(
うま
)
の
頭
(
あたま
)
を
書
(
か
)
いた。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「そんだ。林学でおら
習
(
なら
)
った。」何と
云
(
い
)
ったかな。このせいの高い
眼
(
め
)
の大きな
生徒
(
せいと
)
。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
部屋
(
へや
)
の中に
閉
(
と
)
じこもって、両手で耳をふさいで、目を本にはりつけたようにしているのでなければ、勉強のできない
生徒
(
せいと
)
のようであったら、わたしになにができたろう、なにもできはしない。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
あるところに、よく
生徒
(
せいと
)
をしかる
教師
(
きょうし
)
がありました。また、ひじょうに
物覚
(
ものおぼ
)
えの
悪
(
わる
)
い
生徒
(
せいと
)
がありました。
教師
(
きょうし
)
はその
子供
(
こども
)
をたいへん
憎
(
にく
)
みました。
教師と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
僕
(
ぼく
)
は
直
(
す
)
ぐ
支度
(
したく
)
して
先生
(
せんせい
)
の
宅
(
うち
)
に
駈
(
か
)
けつけました、それが
朝
(
あさ
)
の
六時
(
ろくじ
)
、
山野
(
さんや
)
を
歩
(
ある
)
き
散
(
ち
)
らして
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
たのが
夕
(
ゆふべ
)
の
六時
(
ろくじ
)
でした、
先生
(
せんせい
)
は
夏期休業
(
なつやすみ
)
と
雖
(
いへど
)
も
常
(
つね
)
に
生徒
(
せいと
)
に
近
(
ちかづ
)
き
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
徒
常用漢字
小4
部首:⼻
10画
“生徒”で始まる語句
生徒監
生徒中
生徒等
生徒達