“音読”の読み方と例文
読み方割合
おんどく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スイセンは水仙を音読おんどくした、そのスイセンが今日本の普通名となっているが、昔はわがくにでこれを雪中花せっちゅうかと呼んだこともあった。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
とほくに、行々子ぎやう/\しきしきつて、こゝにかはづがすだく——あひだを、わあーとつないで、屋根やねもんえないで、あの、遅桜おそざくらやまのうらあたり、学校がくかう生徒せいとの、一斉いちどき読本とくほん音読おんどくはすこゑ
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
キキョウは漢名かんめい、すなわち中国名である桔梗の音読おんどくで、これが今日こんにちわがくにでの通名つうめいとなっている。昔はこれをアリノヒフキととなえたが、この名ははやくにすたれて今はいわない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)