“漢名”の読み方と例文
読み方割合
かんめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
リンドウというのは漢名かんめい、龍胆の唐音とうおん音転おんてんであって、今これが日本で、この草の通称となっている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
漢名かんめい(中国名のこと)の淫羊藿いんようかくき、中国の説では、羊がこの葉(かく)を食えば、一日の間に百ぺん雌雄しゆう相通あいつうずることができる効力を持っていると信ぜられている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
キキョウは漢名かんめい、すなわち中国名である桔梗の音読おんどくで、これが今日こんにちわがくにでの通名つうめいとなっている。昔はこれをアリノヒフキととなえたが、この名ははやくにすたれて今はいわない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)