“かんめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
感銘86.7%
漢名6.7%
緩命6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、それまでにも又それから以後にも、彼女の身の上話は、切れ切れに、度々たびたび耳にしたのであったが、この時程感銘かんめい深くそれを聞いたことはない。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
リンドウというのは漢名かんめい、龍胆の唐音とうおん音転おんてんであって、今これが日本で、この草の通称となっている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
漢名かんめい(中国名のこと)の淫羊藿いんようかくき、中国の説では、羊がこの葉(かく)を食えば、一日の間に百ぺん雌雄しゆう相通あいつうずることができる効力を持っていると信ぜられている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
将が軍にあっては、君命もたない場合がある。いやしくも仲達に我を制し得る自信があれば、何で悠々中央と往来して緩命かんめいを待っておるものか。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)