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ひとびと
ふりがな文庫
“
人々
(
ひとびと
)” の例文
世間
(
せけん
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、このうわさを
耳
(
みみ
)
にすると
大
(
おお
)
さわぎでありました。そこにもここにも、
寄
(
よ
)
り
集
(
あつ
)
まって
金色
(
こんじき
)
の
魚
(
うお
)
の
話
(
はなし
)
をしたのであります。
金の魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
でもこれがもしほんとうだったとすれば、
花
(
はな
)
のき
村
(
むら
)
の
人々
(
ひとびと
)
がみな
心
(
こころ
)
の
善
(
よ
)
い
人々
(
ひとびと
)
だったので、
地蔵
(
じぞう
)
さんが
盗人
(
ぬすびと
)
から
救
(
すく
)
ってくれたのです。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
『ええ
只今
(
ただいま
)
、
足下
(
そっか
)
に
御関係
(
ごかんけい
)
のある
事柄
(
ことがら
)
で、
申上
(
もうしあ
)
げたいと
思
(
おも
)
うのですが。』と、
市役所員
(
しやくしょいん
)
は
居並
(
いなら
)
ぶ
人々
(
ひとびと
)
の
挨拶
(
あいさつ
)
が
済
(
す
)
むとこう
切
(
き
)
り
出
(
だ
)
した。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「
世
(
よ
)
の
人々
(
ひとびと
)
の
御主
(
おんあるじ
)
よ、われをも
拯
(
たす
)
け
給
(
たま
)
へ。」
此世
(
このよ
)
の
御扶
(
おんたすけ
)
も
蒼白
(
あをじろ
)
いこのわが
罪業
(
ざいごふ
)
は
贖
(
あがな
)
ひ
給
(
たま
)
はなかつた。わが
身
(
み
)
は
甦生
(
よみがへり
)
の
日
(
ひ
)
まで
忘
(
わすれ
)
られてゐる。
癩病やみの話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
これらの
本
(
ほん
)
は、どれもやさしくていねいに、だれにでもわかるようにかかれていたので、ひっぱりだこで、
人々
(
ひとびと
)
によまれました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
▼ もっと見る
白刃
(
しらは
)
を
植
(
う
)
えたような
稲妻
(
いなづま
)
が
断間
(
たえま
)
なく
雲間
(
あいだ
)
に
閃
(
ひらめ
)
き、それにつれてどっと
降
(
ふ
)
りしきる
大粒
(
おおつぶ
)
の
雨
(
あめ
)
は、さながら
礫
(
つぶて
)
のように
人々
(
ひとびと
)
の
面
(
おもて
)
を
打
(
う
)
ちました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
(ハ)
精神
(
せいしん
)
の
保養
(
ほよう
)
。 しかし、ずっと
最近
(
さいきん
)
では、
森林
(
しんりん
)
の
利用
(
りよう
)
を、もっとすゝめて、
直接
(
ちよくせつ
)
に
人々
(
ひとびと
)
の
健康
(
けんこう
)
のために
應用
(
おうよう
)
することを
考
(
かんが
)
へつきました。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
決
(
けつ
)
して
快
(
こゝろ
)
よく
解決
(
かいけつ
)
される
筈
(
はず
)
でないことを
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
る
人々
(
ひとびと
)
は
幾
(
いく
)
ら
愚
(
おろか
)
でも
自
(
みづか
)
ら
好
(
この
)
んで
其
(
そ
)
の
難局
(
なんきよく
)
に
當
(
あた
)
らうとはしないのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
人々
(
ひとびと
)
に
心
(
こころ
)
せよ、それは
汝
(
なんじ
)
らを
衆議所
(
しゅうぎしょ
)
に
付
(
わた
)
し、
会堂
(
かいどう
)
にて
鞭
(
むちう
)
たん。また
汝等
(
なんじら
)
わが
故
(
ゆえ
)
によりて、
司
(
つかさ
)
たち
王
(
おう
)
たちの
前
(
まえ
)
に
曳
(
ひ
)
かれん。
斜陽
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
世界中
(
せかいじゅう
)
の
人々
(
ひとびと
)
がみなお
互
(
たがい
)
に
愛
(
あい
)
しあい、そして
力強
(
ちからづよ
)
く
生
(
い
)
きてゆくこと、それが
彼
(
かれ
)
の
理想
(
りそう
)
であり、そして
彼
(
かれ
)
はいつも
平和
(
へいわ
)
と
自由
(
じゆう
)
と
民衆
(
みんしゅう
)
との
味方
(
みかた
)
であります。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
そこで
王子
(
おうじ
)
は、ラプンツェルを
連
(
つ
)
れて、
国
(
くに
)
へ
帰
(
かえ
)
りましたが、
国
(
くに
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、
大変
(
たいへん
)
な
歓喜
(
よろこび
)
で、この
二人
(
ふたり
)
を
迎
(
むか
)
えました。その
後
(
ご
)
二人
(
ふたり
)
は、
永
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
、
睦
(
むつま
)
じく、
幸福
(
こうふく
)
に、
暮
(
くら
)
しました。
ラプンツェル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
おそろしかった
一夜
(
ひとよ
)
は
明
(
あ
)
けて、
翌朝
(
よくあさ
)
になりました。しかし、なかなか、
六部
(
ろくぶ
)
も
犬
(
いぬ
)
も
帰
(
かえ
)
って
来
(
き
)
ませんでした。
娘
(
むすめ
)
のふた
親
(
おや
)
は
心配
(
しんぱい
)
して、
村
(
むら
)
の
人々
(
ひとびと
)
と
相談
(
そうだん
)
して、
様子
(
ようす
)
を
見
(
み
)
に山へ
上
(
あ
)
がっていきました。
しっぺい太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
その
度毎
(
たびごと
)
に、おせんの
首
(
くび
)
は
横
(
よこ
)
に
振
(
ふ
)
られて、あったら
玉
(
たま
)
の
輿
(
こし
)
に
乗
(
の
)
りそこねるかと
人々
(
ひとびと
)
を
惜
(
お
)
しがらせて
来
(
き
)
た
腑甲斐
(
ふがい
)
なさ、しかも
胸
(
むね
)
に
秘
(
ひ
)
めた
菊之丞
(
きくのじょう
)
への
切
(
せつ
)
なる
思
(
おも
)
いを、
知
(
し
)
る
人
(
ひと
)
とては
一人
(
ひとり
)
もなかった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
そを見ると
見下
(
みおろ
)
せる
人々
(
ひとびと
)
が
倦
(
う
)
みし
面
(
おもて
)
も。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
去
(
さ
)
りゆく
人々
(
ひとびと
)
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
島
(
しま
)
の
人々
(
ひとびと
)
が、どちらに
太陽
(
たいよう
)
を
見
(
み
)
てゆくときは、どの
方向
(
ほうこう
)
へゆくということを
教
(
おし
)
えてくれたので、それをただ一つのたよりとしました。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
はかくも
神経質
(
しんけいしつ
)
で、その
議論
(
ぎろん
)
は
過激
(
かげき
)
であったが、
町
(
まち
)
の
人々
(
ひとびと
)
はそれにも
拘
(
かかわ
)
らず
彼
(
かれ
)
を
愛
(
あい
)
して、ワアニア、と
愛嬌
(
あいきょう
)
を
以
(
もっ
)
て
呼
(
よ
)
んでいた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
今
(
いま
)
までお
菓子
(
かし
)
につかったお
金
(
かね
)
を、これからは
使
(
つか
)
わずにためておいて、しんたのむねの
下
(
した
)
に、
人々
(
ひとびと
)
のための
井戸
(
いど
)
を
掘
(
ほ
)
ろうというのでありました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
馬車
(
ばしゃ
)
にのせて、りっぱなホテルにあんないし、
町
(
まち
)
のおもだった
人々
(
ひとびと
)
が、あとからあとからとおしかけて、
下
(
した
)
にもおかないもてなしぶりでした。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
村落
(
むら
)
の
人々
(
ひとびと
)
は
好奇心
(
かうきしん
)
に
驅
(
か
)
られて
怖
(
お
)
づ/\も
棺臺
(
くわんだい
)
をそつと
揚
(
あ
)
げて
見
(
み
)
た。
蛇
(
へび
)
は
依然
(
いぜん
)
としてだらりと
横
(
よこ
)
たはつた
儘
(
まゝ
)
であつた。
人々
(
ひとびと
)
は
睜
(
みは
)
つた
目
(
め
)
を
見合
(
みあは
)
せた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
西北
(
せいほく
)
の
空
(
そら
)
からどっと
吹
(
ふ
)
き
寄
(
よ
)
せる
疾風
(
はやて
)
、
見
(
み
)
る
見
(
み
)
る
船
(
ふね
)
はグルリと
向
(
む
)
きをかえ、
人々
(
ひとびと
)
は
滝
(
たき
)
なす
飛沫
(
しぶき
)
を一ぱいに
浴
(
あ
)
びました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「
世
(
よ
)
の
人々
(
ひとびと
)
の
御主
(
おんあるじ
)
よ、われをも
罪
(
つみ
)
無
(
な
)
くなし
給
(
たま
)
へ、この
癩病
(
らいびやう
)
に
病
(
や
)
む
者
(
もの
)
を。」
噫
(
あゝ
)
、
淋
(
さむ
)
しい、あゝ、
恐
(
こは
)
い。
歯
(
は
)
だけに、
生来
(
しやうらい
)
の
白
(
しろ
)
い
色
(
いろ
)
が
残
(
のこ
)
つてゐる。
獣
(
けもの
)
も
恐
(
こは
)
がつて
近
(
ちか
)
づかず、わが
魂
(
たましひ
)
も
逃
(
に
)
げたがつてゐる。
癩病やみの話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
座元
(
ざもと
)
をはじめ、あらゆる
芝居道
(
しばいどう
)
の
人達
(
ひとたち
)
はいうまでもなく、
贔屓
(
ひいき
)
の
人々
(
ひとびと
)
、
出入
(
でいり
)
のたれかれと、百を
越
(
こ
)
える
人数
(
にんずう
)
は、
仕切
(
しき
)
りなしに
押
(
お
)
し
寄
(
よ
)
せて、さしも
豪奢
(
ごうしゃ
)
を
誇
(
ほこ
)
る
住居
(
すまい
)
も
所
(
ところ
)
狭
(
せま
)
きまでの
混雑
(
こんざつ
)
を
見
(
み
)
ていたが
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
なにゆゑに
人々
(
ひとびと
)
の笑ひしか。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
心契
(
しんけい
)
の
人々
(
ひとびと
)
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
街
(
まち
)
の
中
(
なか
)
を
通
(
とお
)
る
人々
(
ひとびと
)
も、
両側
(
りょうがわ
)
の
店
(
みせ
)
もだいぶ
変
(
か
)
わったけれど、やはり、
銀行
(
ぎんこう
)
は、そこにあり、そして、
向
(
む
)
こう
側
(
がわ
)
にたばこ
屋
(
や
)
がありました。
街の幸福
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
自
(
みずか
)
ら
感
(
かん
)
じた
不愉快
(
ふゆかい
)
のこと、
愚
(
おろか
)
な
人々
(
ひとびと
)
が
自分
(
じぶん
)
を
狂人視
(
きょうじんし
)
しているこんな
町
(
まち
)
から、
少
(
すこ
)
しでも
出
(
で
)
て
見
(
み
)
たらば、とも
思
(
おも
)
うのであった。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
椿
(
つばき
)
の
木
(
こ
)
かげに
清水
(
しみず
)
はいまもこんこんと
湧
(
わ
)
き、
道
(
みち
)
につかれた
人々
(
ひとびと
)
は、のどをうるおして
元気
(
げんき
)
をとりもどし、また
道
(
みち
)
をすすんで
行
(
い
)
くのであります。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
しかし、それらの
人々
(
ひとびと
)
の
中
(
なか
)
にも、これをよんでいくうちに、
諭吉
(
ゆきち
)
のかたよらない
考
(
かんが
)
えかたや、ただしい
意見
(
いけん
)
に
感心
(
かんしん
)
してくるものもでてきました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
假令
(
たとひ
)
他人
(
たにん
)
の
爲
(
ため
)
には
悲
(
かな
)
しい
日
(
ひ
)
でも
其
(
そ
)
の一
日
(
じつ
)
だけは
自己
(
じこ
)
の
生活
(
せいくわつ
)
から
離
(
はな
)
れて
若干
(
じやくかん
)
の
人々
(
ひとびと
)
と一
緒
(
しよ
)
に
集合
(
しふがふ
)
することが
彼等
(
かれら
)
には
寧
(
むし
)
ろ
愉快
(
ゆくわい
)
な一
日
(
にち
)
でなければならぬ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
これは
大
(
たい
)
へんである。
三浦
(
みうら
)
は
自分
(
じぶん
)
にとりて
切
(
き
)
っても
切
(
き
)
れぬ
深
(
ふか
)
い
因縁
(
いんねん
)
の
土地
(
とち
)
、このまま
土地
(
とち
)
の
人々
(
ひとびと
)
を
見殺
(
みごろ
)
しにはできない。
殊
(
こと
)
にあそこには
良人
(
おっと
)
をはじめ、
三浦
(
みうら
)
一
族
(
ぞく
)
の
墓
(
はか
)
もあること……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
隣座敷
(
となりざしき
)
から、
俄
(
にわか
)
に
人々
(
ひとびと
)
の
立
(
た
)
つ
気配
(
けはい
)
がした。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
草分
(
くさわけ
)
の
人々
(
ひとびと
)
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「やあ、こんな
花
(
はな
)
がここに
咲
(
さ
)
いているのは
珍
(
めずら
)
しい。このとこなつは、
高
(
たか
)
い
山
(
やま
)
にあるとこなつです。」と、ほかの
人々
(
ひとびと
)
を
顧
(
かえり
)
みていった。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
じぶんが
通
(
とお
)
ると、
人々
(
ひとびと
)
はそら
変
(
へん
)
なやつが
来
(
き
)
たといわんばかりに、
窓
(
まど
)
をしめたり、すだれをおろしたりしました。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
忘驚
(
ぼうきょう
)
の
人々
(
ひとびと
)
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうかといって、
人々
(
ひとびと
)
が、おじいさん、おじいさんと
話
(
はな
)
しかけてこようものなら、それは、むずかしい
顔
(
かお
)
をしてうるさがりました。
ものぐさじじいの来世
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうならば、また、
村
(
むら
)
というものは、
心
(
こころ
)
のよい
人々
(
ひとびと
)
が
住
(
す
)
まねばならぬということにもなるのであります。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
村
(
むら
)
に、なんの
職業
(
しょくぎょう
)
ということもきまらずに、
日
(
ひ
)
を
送
(
おく
)
っているりこう
者
(
もの
)
がありました。
村
(
むら
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、その
人
(
ひと
)
をりこう
者
(
もの
)
といっていました。
天下一品
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、いって、お
母
(
かあ
)
さんは、あの
道
(
みち
)
の
暑
(
あつ
)
い
日盛
(
ひざか
)
りに
通
(
とお
)
る
人々
(
ひとびと
)
をかぞえあげました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
途中
(
とちゅう
)
その
馬
(
うま
)
を
見
(
み
)
た
人々
(
ひとびと
)
は、みんな
驚
(
おどろ
)
いて、
口々
(
くちぐち
)
に、
馬
(
うま
)
をかわいそうだといい、また、よく
働
(
はたら
)
く、
強
(
つよ
)
い
馬
(
うま
)
だといってほめたのであります。
駄馬と百姓
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
清吉
(
せいきち
)
は、じっさいについて、これを
知
(
し
)
ろうと、すこしはなれた
電柱
(
でんちゅう
)
のところに
立
(
た
)
って、
往来
(
おうらい
)
の
人々
(
ひとびと
)
のようすを
見守
(
みまも
)
ったのでありました。
考えこじき
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
がかげって、
天気
(
てんき
)
が
変
(
か
)
わりそうになったので、そばに
立
(
た
)
っている
人々
(
ひとびと
)
は、しだいに
少
(
すく
)
なく、みんなあちらにいってしまいました。
幸福に暮らした二人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まだ、
乞食
(
こじき
)
というものを
経験
(
けいけん
)
したことのない
彼
(
かれ
)
は、どこへいって、どうして
知
(
し
)
らぬ
人々
(
ひとびと
)
から
銭
(
ぜに
)
をもらったらいいだろうかと
思
(
おも
)
いました。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「さあ、さあ、たくさんありますから、みんなめしあがってください。」と
夜警
(
やけい
)
の
人々
(
ひとびと
)
はいって、
盆
(
ぼん
)
を
持
(
も
)
ってきて
差
(
さ
)
し
出
(
だ
)
しました。
子供と馬の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「お
姫
(
ひめ
)
さまは、
昨夜
(
さくや
)
、
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
に
沈
(
しず
)
んでしまわれたのだもの。いくら
探
(
さが
)
したって
見
(
み
)
つかるはずがない。」と、
人々
(
ひとびと
)
は
思
(
おも
)
っていました。
赤い姫と黒い皇子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
年
(
とし
)
は、りんごに
虫
(
むし
)
がつかずよく
実
(
みの
)
って、
予想
(
よそう
)
したよりも、
多
(
おお
)
くの
収穫
(
しゅうかく
)
があったのであります。
村
(
むら
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、たがいに
語
(
かた
)
らいました。
牛女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
家来
(
けらい
)
にも、そればかりは、わかりませんでしたから、かたわらの
人々
(
ひとびと
)
に
聞
(
き
)
きますと、やはり、だれも
知
(
し
)
っているものがありません。
珍しい酒もり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
美
(
うつく
)
しい、三つの
人形
(
にんぎょう
)
が、はじめて、このにぎやかな
街
(
まち
)
の
店
(
みせ
)
さきにかざられたとき、
通
(
とお
)
る
人々
(
ひとびと
)
は、
男
(
おとこ
)
も、
女
(
おんな
)
もみんな
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
いてゆきました。
三つのお人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
人々
(
ひとびと
)
は、この
姉
(
あね
)
と
弟
(
おとうと
)
が、
毎日
(
まいにち
)
どこから、ここにやってきて、こうして
唄
(
うた
)
をうたい、
笛
(
ふえ
)
を
吹
(
ふ
)
いてお
金
(
かね
)
をもらっているのか
知
(
し
)
りませんでした。
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
々
3画
“人々”で始まる語句
人々跪
人々齡
人々個々
人々具足
人々心得
人々戲言