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代
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か
ふりがな文庫
“
代
(
か
)” の例文
若者
(
わかもの
)
は、
近所
(
きんじょ
)
で
布
(
ぬの
)
一
反
(
たん
)
の
代
(
か
)
わりに、
手綱
(
たづな
)
とくつわを
買
(
か
)
って
馬
(
うま
)
につけますと、さっそくそれに
乗
(
の
)
って、またずんずん
歩
(
ある
)
いて行きました。
一本のわら
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
天晴
(
あつぱ
)
れ
一芸
(
いちげい
)
のある
効
(
かひ
)
に、
其
(
そ
)
の
術
(
わざ
)
を
以
(
もつ
)
て
妻
(
つま
)
を
償
(
あがな
)
へ!
魔神
(
まじん
)
を
慰
(
なぐさ
)
め
楽
(
たの
)
しますものゝ、
美女
(
びじよ
)
に
代
(
か
)
へて
然
(
しか
)
るべきなら
立処
(
たちどころ
)
に
返
(
かへ
)
し
得
(
え
)
さする。——
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「ばかばかしい。
早
(
はや
)
く
死
(
し
)
んで
失
(
う
)
せろ。いくらでもおまえがたの
代
(
か
)
わりは
生
(
う
)
まれてくるわ。」と、
幹
(
みき
)
は
体
(
からだ
)
を
震
(
ふる
)
わして
怒
(
おこ
)
ったのであります。
葉と幹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
他
(
かれ
)
がたのもしきをよろこびて、
残
(
のこ
)
る田をも
販
(
う
)
りつくして
金
(
かね
)
に
代
(
か
)
へ、
一一
絹素
(
きぬ
)
あまた
買積
(
かひつ
)
みて、京にゆく日を
一二
もよほしける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
これは
吾人
(
ごじん
)
が
日々
(
ひゞ
)
の
會話
(
くわいわ
)
や
新聞
(
しんぶん
)
などにも
無數
(
むすう
)
に
發見
(
はつけん
)
するが、
例
(
たと
)
へば、
近
(
ちか
)
ごろ何々日といふ
代
(
か
)
はりに何々デーといふ
惡習
(
あくしふ
)
が一
部
(
ぶ
)
に
行
(
おこな
)
はれてゐる。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
▼ もっと見る
同樣
(
どうよう
)
に
葉
(
は
)
を
落
(
おと
)
し
代
(
か
)
へる
木
(
き
)
に『
落葉針葉樹
(
らくようしんようじゆ
)
』(からまつ、いてふ
等
(
など
)
)と『
落葉闊葉樹
(
らくようかつようじゆ
)
』(さくら、もみぢ
等
(
など
)
)の
別
(
べつ
)
があります。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
横田いよいよ
嘲笑
(
あざわら
)
いて、お手前とてもその通り道に
悖
(
もと
)
りたる事はせぬと申さるるにあらずや、これが武具などならば、大金に
代
(
か
)
うとも惜しからじ
興津弥五右衛門の遺書
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
謙作はしかたなしに車を
代
(
か
)
えて走らしたが、その車もまたどこにも止まらなかった。車の上を一日照らしていた
陽
(
ひ
)
が
何時
(
いつ
)
の間にか
掠
(
かす
)
れてしまった。
港の妖婦
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
新信条を以て旧信条に
代
(
か
)
ふべしと
曰
(
い
)
ふは可なり。之を増減
刪加
(
さんか
)
すべしと曰ふは可なり。之を置くの可否を論ずるに至りては事理を解せざるの
太甚
(
はなはだ
)
しき者也。
信仰個条なかるべからず
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
「創作」とか、「葡萄酒」とか。後の言葉は
麺麭
(
パン
)
を主の肉に
代
(
か
)
え葡萄酒を主の血に代えるという宗教上の儀式の言葉から意味だけを借りて来たのであった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
日本現代の西洋摸倣も日本語の使用を法律にて禁止なし、これに
代
(
か
)
ふるに欧洲語を以てする位の意気込とならぬ限りこの国の小説家漢文を無視しては損なり。
小説作法
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
一
合
(
がふ
)
ほどを
量
(
りやう
)
とした
但馬守
(
たじまのかみ
)
は、
珍
(
めづ
)
らしく二三
度
(
ど
)
も
銚子
(
てうし
)
を
代
(
か
)
へたが、一
向
(
かう
)
に
醉
(
ゑ
)
ふといふことを
知
(
し
)
らなかつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
よってその
関係
(
かんけい
)
の
大概
(
たいがい
)
を
記
(
しる
)
して序文に
代
(
か
)
う。明治二十四年十月十六日、木村旧軍艦
奉行
(
ぶぎょう
)
の従僕福沢諭吉
誌
(
しるす
)
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
「ピストル」猟銃も亦
雨
(
あめ
)
に
湿
(
うる
)
うて
錆
(
さび
)
を生ぜる
贅物
(
ぜいぶつ
)
となり、唯帰途の一行
無事
(
ぶじ
)
の
祝砲
(
しゆくはう
)
に
代
(
か
)
はりしのみ。
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
そしてわたしたちの
代
(
か
)
わりにボートへ
乗
(
の
)
れた人たちは、きっとみんな
助
(
たす
)
けられて、
心配
(
しんぱい
)
して
待
(
ま
)
っているめいめいのお父さんやお母さんや自分のお家へやら行くのです。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
お延は仕方がないので、茶を
淹
(
い
)
れ
代
(
か
)
えるのを口実に、席を立とうとした。小林はそれさえ
遮
(
さえ
)
ぎった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
またその梅を折る人も物を盗むは悪い事と知りながらそれを金に
代
(
か
)
えようというわけでもなく、
多寡
(
たか
)
が梅の花の一枝位だから折ってやれと、
窃
(
ひそ
)
かに折り取ろうとしていると
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
妾が
烏滸
(
おこ
)
の
譏
(
そし
)
りを忘れて、
敢
(
あ
)
えて半生の経歴を
極
(
きわ
)
めて率直に少しく隠す所なく
叙
(
じょ
)
せんとするは、
強
(
あなが
)
ちに罪滅ぼしの
懺悔
(
ざんげ
)
に
代
(
か
)
えんとには
非
(
あら
)
ずして、新たに世と己れとに対して
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
十一時
雑煮
(
ぞうに
)
。東京仕入の
種物
(
たねもの
)
沢山で、
頗
(
すこぶる
)
うまい。
長者気
(
ちょうじゃき
)
どりで三碗
代
(
か
)
える。尤も
餅
(
もち
)
は唯三個。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
その
間髪
(
かんはつ
)
には、ふたりの
頭脳
(
あたま
)
に、助かッたぞッ——という
歓呼
(
かんこ
)
があがったであろうが、結果は同じことだった。ただ
業火
(
ごうか
)
の
地獄
(
じごく
)
から八
寒
(
かん
)
地獄
(
じごく
)
へ
位置
(
いち
)
を
代
(
か
)
えたにすぎなかった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
薪に
代
(
か
)
へて僅に得し
稗
(
ひえ
)
の
麨
(
こ
)
あるを与へんと僧を呼び留め、
尊者
(
そんじゃ
)
よ、道のためにせらるる尊き人よ、幸ひに我が奉つる
麁食
(
そしい
)
を納め玉はむや、と問へば僧はふりかへりて、薪を売る人よ
印度の古話
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
私の答礼に
代
(
か
)
えたいのである。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
夢に
現
(
うつゝ
)
を
代
(
か
)
へ難き
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
その
代
(
か
)
わり一つお
願
(
ねが
)
いがあります。どうぞくすのきで
舟
(
ふね
)
をこしらえて、
水
(
みず
)
をいっぱい
入
(
い
)
れて、その中にささの
葉
(
は
)
を
浮
(
う
)
かべて
下
(
くだ
)
さい。
雷のさずけもの
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「あの
山
(
やま
)
のあちらの
温泉
(
おんせん
)
へ、どうかつれていってください。」と、
会長
(
かいちょう
)
が、みんなに
代
(
か
)
わって、
北国
(
ほっこく
)
からきたすずめに
頼
(
たの
)
みました。
温泉へ出かけたすずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
然
(
しか
)
も
其
(
そ
)
の
労力
(
らうりよく
)
に
仕払
(
しはら
)
ふべき、
報酬
(
はうしう
)
の
量
(
りやう
)
の
莫大
(
ばくだい
)
なるに
苦
(
くるし
)
んで、
生命
(
いのち
)
にも
代
(
か
)
へて
最惜
(
いとをし
)
む
恋人
(
こひびと
)
を
仮
(
かり
)
に
奪
(
うば
)
ふて、
交換
(
かうくわん
)
すべき
条件
(
でうけん
)
に
充
(
あ
)
つる
人質
(
ひとじち
)
と
為
(
し
)
たに
相違
(
さうゐ
)
ない。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大金に
代
(
か
)
うとも惜しからじ、香木に不相応なる価を出さんとせらるるは、
若輩
(
じゃくはい
)
の心得違なりと申候。
興津弥五右衛門の遺書(初稿)
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「なんの、遍路の者はお互いでございます。
草鞋
(
わらじ
)
の
代
(
か
)
えや
旅籠銭
(
はたごせん
)
は大丈夫ですか」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
勇蔵
(
ゆうぞう
)
に
代
(
か
)
わって
赤
(
あか
)
ん
坊
(
ぼう
)
の
守
(
も
)
りをしながら、ボールを
見
(
み
)
ていた
達吉
(
たつきち
)
の
耳
(
みみ
)
へも、
一人
(
ひとり
)
の
子供
(
こども
)
が
飛
(
と
)
んできて、
伯父
(
おじ
)
の
災難
(
さいなん
)
を
知
(
し
)
らせました。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
代
(
か
)
わりまた、ねずみが
悪
(
わる
)
さをはじめたら、いつでも
見
(
み
)
つけ
次第
(
しだい
)
食
(
く
)
い
殺
(
ころ
)
してもかまわない。どうだね、それで
承知
(
しょうち
)
してくれるか。
猫の草紙
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
鎧
(
がい
)
、
紫
(
むらさき
)
の
紗
(
しや
)
を
伸
(
の
)
べて
四十里
(
しじふり
)
の
歩障
(
ほしやう
)
を
造
(
つく
)
れば、
崇
(
そう
)
は
錦
(
にしき
)
に
代
(
か
)
へて
是
(
これ
)
を
五十里
(
ごじふり
)
に
張
(
は
)
る。
武帝
(
ぶてい
)
其
(
そ
)
の
舅
(
しうと
)
に
力
(
ちから
)
を
添
(
そ
)
へて、まけるなとて、
珊瑚樹
(
さんごじゆ
)
の
高
(
たか
)
さ
二尺
(
にしやく
)
なるを
賜
(
たま
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「オイ、ぐちをこぼしてもしかたがねえ。早く水を
代
(
か
)
えておこうじゃねえか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なるほど、そんなら、
私
(
わたし
)
は、
思
(
おも
)
いきって、
安
(
やす
)
くしましょう。その
代
(
か
)
わり、
仕事
(
しごと
)
のほうは、すこしぞんざいになるかもしれないが……。」
五銭のあたま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「まあ、それはお
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
ですね。ではその
代
(
か
)
わりに、これを
上
(
あ
)
げましょう。のどがかわいたでしょう、お
上
(
あ
)
がりといって、
上
(
あ
)
げておくれ。」
一本のわら
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
七
年
(
ねん
)
幾月
(
いくつき
)
の
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
はじめて、
世界
(
せかい
)
を
代
(
か
)
へた
天竺
(
てんぢく
)
の
蕃蛇剌馬
(
ばんじやらあまん
)
の
黄昏
(
たそがれ
)
に、
緋
(
ひ
)
の
色
(
いろ
)
した
鸚鵡
(
あうむ
)
の
口
(
くち
)
から、
同
(
おな
)
じ
言
(
ことば
)
を
聞
(
き
)
いたので、
身
(
み
)
を
投臥
(
なげふ
)
して
泣
(
な
)
いた、と
言
(
い
)
ひます。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
茂助の
一喝
(
いっかつ
)
にようやく鎮まったものの、ついこの頃、
貼
(
は
)
り
代
(
か
)
えたばかりの
襖
(
ふすま
)
が破れ放題に破れているし、そこらの調度や机や書物なども乱脈に取りちらかって、目もあてられない有様である。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あの
寺男
(
てらおとこ
)
が
臥
(
ね
)
ているなら、ほかのものを
代
(
か
)
わりにさせればいいのだ。この
村
(
むら
)
には、
遊
(
あそ
)
んでいるものが、
幾人
(
いくにん
)
もあるはずだ。」
娘と大きな鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と
思
(
おも
)
いました。そこで
天子
(
てんし
)
さまに
願
(
ねが
)
って、
自分
(
じぶん
)
が
御褒美
(
ごほうび
)
を
頂
(
いただ
)
く
代
(
か
)
わりに、
宗任
(
むねとう
)
はじめ
敵
(
てき
)
のとりこを
残
(
のこ
)
らず
許
(
ゆる
)
してやりました。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
然
(
さ
)
れば、
然
(
さ
)
う
言
(
い
)
はれると
私
(
わし
)
も
弱
(
よわ
)
る。
天守
(
てんしゆ
)
からは、よく
捌
(
さば
)
け、
最早
(
もは
)
や
婦
(
をんな
)
を
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
るやう
少
(
わか
)
い
人
(
ひと
)
を
悟
(
さと
)
せとある……
御身達
(
おみたち
)
は
生命
(
いのち
)
に
代
(
か
)
へても
取戻
(
とりもど
)
したいと
断
(
た
)
つて
言
(
い
)
ふ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
まっ白に塗った
湯女
(
ゆな
)
が、銚子の
代
(
か
)
えを持ってきながら
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
代
(
か
)
わりお
坊
(
ぼう
)
さま、しっかり
頼
(
たの
)
んでおきますがね、わたしが
帰
(
かえ
)
ってくるまで、あなたはそこにじっと
座
(
すわ
)
っていて、どこへも
動
(
うご
)
かないで
下
(
くだ
)
さいよ。
安達が原
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そして、
風
(
かぜ
)
は、
悲
(
かな
)
しむ
母親
(
ははおや
)
に
代
(
か
)
わり、はるかなる
国
(
くに
)
へさまよいゆく、みなし
子
(
ご
)
のために、かすれがちな
声
(
こえ
)
で、
子守歌
(
こもりうた
)
をうたってきかせるのであります。
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
月
(
つき
)
を
見
(
み
)
て、
面影
(
おもかげ
)
に
代
(
か
)
ゆべくは、
誰
(
たれ
)
かまた
哀別離苦
(
あいべつりく
)
を
言
(
い
)
ふものぞ。
高
(
たか
)
き
靈
(
れい
)
よ、
須臾
(
しばらく
)
の
間
(
あひだ
)
も
還
(
かへ
)
れ、
地
(
ち
)
に。
君
(
きみ
)
にあこがるゝもの、
愛
(
あい
)
らしく
賢
(
かしこ
)
き
遺兒
(
ゐじ
)
たちと、
温優貞淑
(
をんいうていしゆく
)
なる
令夫人
(
れいふじん
)
とのみにあらざるなり。
芥川竜之介氏を弔ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「弓の
代
(
か
)
えを。土屋ッ、弓の代えを」
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ようございますとも。そのかわり
万一
(
まんいち
)
わたしが
負
(
ま
)
けたら、にいさんの
代
(
か
)
わりに、わたしがごちそうをしましょう。」
春山秋山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
十二になると、お
父
(
とう
)
さんのお
代
(
か
)
わりをするのか、
知
(
し
)
らないけれど、
急
(
きゅう
)
に、
自分
(
じぶん
)
でも
大人
(
おとな
)
になったような
気
(
き
)
がする。
ある少年の正月の日記
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
身
(
み
)
にも
生命
(
いのち
)
にも
代
(
か
)
へて
逢
(
あ
)
はうと
云
(
い
)
ふ。
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
茶筅
(
ちゃせん
)
髪は、
折髷
(
おりまげ
)
に
結
(
ゆ
)
い
代
(
か
)
えている。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「もしもし、おばあさん、くたびれたら
少
(
すこ
)
しお
手伝
(
てつだ
)
いをいたしましょう。その
代
(
か
)
わりこの
縄
(
なわ
)
をといて
下
(
くだ
)
さい。」
かちかち山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
あの
細
(
こま
)
かいこうしじまの
代
(
か
)
わりに、お
母
(
かあ
)
さんは、どこからか
真
(
ま
)
っ
白
(
しろ
)
なエプロンを
持
(
も
)
ってきて
働
(
はたら
)
いていたのです。
はてしなき世界
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“代”の意味
《名詞》
(ダイ、よ)ある統治者が統治する期間。
(ダイ)代金の略。お代。
(ダイ)代理。
(出典:Wiktionary)
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“代”を含む語句
身代
御代
時代
代々
交代
名代
代替
月代
近代
出代
手代
神代
古代
重代
稀代
酒代
永代
永代橋
千代
万代
...