“麁食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そしい50.0%
そしょく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薪にへて僅に得しひえあるを与へんと僧を呼び留め、尊者そんじゃよ、道のためにせらるる尊き人よ、幸ひに我が奉つる麁食そしいを納め玉はむや、と問へば僧はふりかへりて、薪を売る人よ
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
麁食そしいに水呑み
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
仔細を尋ぬるに上座中座の諸僧は美食に飽きたが、下座と沙弥とは古飯と胡麻滓ごまかすを菜に合せて煮た麁食そしょくのみくれたのでせ弱ったという。
医師はいわずや快楽を以て食すれば麁食そしょくも体を養うべけれども心痛は消化を害し滋養品もその功を奏する少しと、真理は心の食物なるのみならずまた身体の食物なり、我の滋養は天より来るなり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)