“私:わたし” の例文
“私:わたし”を含む作品の著者(上位)作品数
小川未明230
泉鏡花50
芥川竜之介44
泉鏡太郎26
夏目漱石24
“私:わたし”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸69.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)49.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「お豊さん、もう一遍旦那だんな様にさう申して来て下さいな、わたし今日は急ぎますから、ちよつとお目に懸りたいと」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
わたしは(サア・オルコツク)ここで、日本人が国民として、他の国民よりも不道徳かどうかといふ問題にはいるつもりはない。
日本の女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しかういふものか此時このときばかり、わたしこころめう其方そつち引付ひきつけられた。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
しかしちょっとおにはて、わたしはたばこをいつぷくのみ、みなさんも一休ひとやすみといたしませう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
「えらい。たまげた。それぢや修業して物になる見こみは十分にある。わたしはまだ、こんな利口な弟子を取つたことがない。」
虹猫の話 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
うござんすかい、わたし無理むりにおたづまをします、あなたはうしてもおはなしなさいませぬ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たいわたしは、このころりう行のいはゆる藝術寫眞げいじゆつしやしんには、何の感興かんけうも持たない。
これきのこなればこそ、もまはさずに、じつとこらへてわたしにははなさずにかくしてた。
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その攝津守せつつのかみが、わたしつてるころは、五十七八の年配ねんぱい人品ひとがらなものであつた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その景色けしきをながめたり、またわたしどもの仲間なかま生活せいかつてきたいものだとおもって、いま
春がくる前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、わたしは、どんなさむでも、あたたかに、かぜや、あめたたかうことができるのです。
煙突と柳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「こんなひとが、わたしをつれていったら、わたしは、幸福こうふくだろう。」と、アネモネはおもったのです。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「それは、そうと、わたしのたずねていくところがわからない。」と、おじいさんは、あちらこちらと、まごまごしていました。
雪の上のおじいさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしたちは、はなや、えんどうのはなうえびまわっているだけなら、まちがいはありません。
ちょうと怒濤 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「しかし、にわとりさん、わたしはおまえさんを毎晩まいばんまもってあげますよ。」と、ほしはいったのです。
ものぐさなきつね (新字新仮名) / 小川未明(著)
「みんなおやすみ、どれわたしよう。」と、おばあさんはいって、いえなかはいってゆきました。
月夜と眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
先生せんせいわたし保姆ほぼさんになりたいとおもいますの。」と、一人ひとりむすめが、いいました。
汽車は走る (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしも、はだかむしはきらいです。どうしてこんなものをもらってきたの?」と、おかあさんがおっしゃいました。
正ちゃんとおかいこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「あら、ずるいわ。こんどは、わたしばんではないわ。おまえのばんじゃないの?」と、ねえさんはいいました。
小ねこはなにを知ったか (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしいえばかりでなく、きっとよろこいえがありますから、このへんをおあるきになってごらんなさい。
薬売りの少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たがひのこゝろわからないものにりました、いまおもへばそれはわたしから仕向しむけたので
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これはアメリカのアーネスト・トムソン・シートンという人が書いた物語で、文中『わたし』とあるのはシートン氏のことです。
「ここは狭いけれど、わたしの世帯なんだからね、たれにも遠慮はいらないんだよ。さ、こッちへはいって、お菓子でもお食べ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
菜売なうりおうな いやいや、難有ありがた御上人おしやうにんかも知れぬ。わたしは今のに拝んで置かう。
往生絵巻 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
蓮華夫人はそれを聞くと、城の上のたかどのに登って、「わたしはお前たち五百人の母だ。その証拠はここにある。」と云う。
捨児 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
客は長い話を終ると、ひざの前の茶碗をとり上げた。が、それに唇は当てず、わたしの顔へ眼をやって、静にこうつけ加えた。
捨児 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「まあ先をおきください。しまいまでお聴きくだされば、またおのずかわたしとは違ったお考が出るかもしれません」
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「麦酒も松茸もございますから早くあれを還してお了ひなさいましよ。わたし那奴あいつが居ると思ふと不快いやな心持で」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「ハハハハわたしの及第報告は二三日おくれただけだが、父さんのは一週間だ。親だけあって、私より倍以上気楽ですぜ」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「そりゃわたしもつい見なかったの。けれども、きっとあの相談よ。今に兄さんが帰って来たら聞いて御覧なさい。きっとそうよ」
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「これはこちらのでしょう。今朝わたしうちの裏に落ちていましたから持って来ました」と云いながら、文庫を出した。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
わたしうちは向う横丁の角屋敷かどやしきですとさえ云えば職業などは聞かぬ先から驚くだろうと予期していたのである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ところで、一せんたりとも茶代ちやだいいてなんぞ、やす餘裕よゆうかつたわたしですが
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
青膨あをぶくれが、たんからんだ、ぶやけたこゑして、行掛ゆきかゝつたわたしめた……
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わたしはおよねさんの、きよあたゝかはだおもひながら、ゆきにむせんでさけびました。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
わたしはあの女神をお嫁にしようと思っても、どうしても来てくれない。どうだ、おまえならもらってみせるか」と聞きました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
わたし、実は今日けふそれ御詫おわびあがつたのよ」と云ひながら、一度俯向うつむいた顔を又げた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さて雑誌を出すについては、前々ぜん/\から編輯へんしうはう山田やまだわたしとが引受ひきうけて
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
誠にわたしもじれッたくって、漸くまア此の位出来ましたが、又材木などが差支さしつかえて…まア彼方あちらへお出で遊ばせ
母様おつかさんわたし一人可愛かあいんだから、うして、先生せんせいのいふことはわたしだますんでも
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「あら、貴方あなたなんことはない……どころなもんですか。澤山たくさんですわ。わたしう……」
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わたしにもよくはわからないけれど、あの、ことまをすのだえ、うたこゝろはえ。」
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いよ/\東京とうきやうはうくんですか。わたしおほきくなつておまへさんをつてます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ですがわたしは、そのひとわたしの「みのはヽ」であるといふことをたしかめるのをおそれました。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
「むだですよ、旦那。わたしん所には荷車の車輪きり売るなあありません。なんにしてもここは田舎いなかのことですからな。」
わたしかい。私は有名な魔術師ニヤンプウだ。」と、七色の虹猫は、いかめしい、もつたいらしい、作り声で答へました。
虹猫の話 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
『ほんとにわたしは、こんなことが貴郎あなたに言はれた義理ぢアないんですけれど、手紙で申し上げたやうなわけで……』
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
さあ、それでは御案内ごあんないまをしませう、どれ、丁度ちやうどわたしこめぎにまゐります。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
坊主ばうず此処こゝまでつたときいてたわたし熱鉄ねつてつのやうなあせながれた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「お猫さんとお黒さん、どこへ行くの? わたしたちも一緒にそこまで行きませう。おう、暑いこと。」と、犬さんは言ひました。
お猫さん (新字旧仮名) / 村山籌子古川アヤ(著)
「そんならわたしたち三人や、小さな赤ちやんをみんなおいていくの?」と聞きました。星の女は、さう言はれるとびつくりして、
星の女 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
わたし貴方あなた教育けういくと、高尚かうしやうなるこゝろとをはなは敬愛けいあいしてるです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
じつわたしけたのです。で、奈何どうでせう、ぜにを五百ゑんしてはくださらんか?』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
……けれども、虹には目がないから、わたしの姿が見つからないので、かしらを水に浸して、うなだれしおれて居る。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それ貴方あなた段々だん/″\詮索あらつて見まするとわたしと少し内縁ひつかゝりやうに思はれます
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
わたしはこのうたたとへば百點ひやくてんうただといふほどには、めるにはなりません。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
朴訥ぼくとつな人のささうな老爺おやぢが、大きな鍵を持つてわたしの前に立つた。わたしは線香と花とを買つた。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
ぽかりといたら、あさかまへたやうに硝子ガラスそとからわたしのぞいてゐた。
日の光を浴びて (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
にいさん、実は二、三日うちわたしの方からお邪魔にあがろうと思っていたんだよ。」とお豊が突然話しだした。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
わたしたちは、それから、御所前ごしよまへ廣場ひろばこゝろざして立退たちのくのにはなかつた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「おかあさんのところへいって、わたし今日きょう算術さんじゅつができなくてのこされたからといっておくれ。」
残された日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あきすえになると、あるのこと、ペンキがきてわたしうつくしく、てかてかとりました。
煙突と柳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なんでも、わたしたちのっているものなら、みんなあなたにさしあげます。」と、二人ふたりちかいました。
木と鳥になった姉妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
卸問屋おろしとんやのほうでげるのですから、こうしてわたしどもは、やはりもうからないのです。」
火を点ず (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、わたしは、うつくしいつばさと、また、あなたのようないいなきごえとをさずかってきます。
紅すずめ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そら、きつねさん、わたしのいわないことではありません。狩人かりゅうどいぬですよ。」と、ほしはいいました。
ものぐさなきつね (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、どうか、むすめさんを、わたしどもの大尽だいじん息子むすこのおよめにもらいたいといったのです。
海ぼたる (新字新仮名) / 小川未明(著)
じつながあいだのことで、あの安否あんぴ気遣きづかい、そのため、わたしは、やせてしまった。
雲と子守歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのかいもなく、戦死せんし報知ほうちがあったときには、わたしは、まったく転倒てんとうしてしまった。
雲と子守歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ありますよ。たぶん、わたしは、そんなうわさがあるところでないかとおもって、ここへってみたのです。
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ふゆまえにして、なんとわたしたちは、わる時代じだいまれてこなければならなかったのだろう。」
冬のちょう (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼっちゃん、わたしに、どうかこのボタンを一つください。わたしは、これを時計とけいのかぎにぶらさげておきます。
青いボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おかあさん、令二れいじにそんなおかねをおやりなさるなら、わたしにも毛糸けいとってちょうだいよ。」
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いやよ。だって、わたしたちなにもしないんでしょう、ているだけですもの。」と、かつさんが、いいました。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しろはなくらんのあるところへきたというよろこびが、つよわたし勇気ゆうきづけました。
らんの花 (新字新仮名) / 小川未明(著)
さあわたしこゝろはたまりません、ひとつをうたがすととう二十にじふうたがはしくなつて
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なにようかと氷嚢こほりぶくろ片寄かたよせて傍近そばちかるに、わたしおこしてくだされ
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その夜、たしかにロボのほえる声が聞こえたというので、わたしは大喜びで翌朝よくちょうはやく結果を見にでかけた。
わたしにしてはうまれてはじめての冒険ぼうけんで、あしえ、きもえて、中途ちうとおもはず
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わたしがここにこもっていれば、世界は暗闇になった筈ではないか? それを神々は楽しそうに、笑い興じていると見える。」
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「それでは今日からわたしの所に、二十年の間奉公おし。そうすればきっと二十年目に、仙人になる術を教えてやるから。」
仙人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
――いまわたしは、可恐おそろし吹雪ふゞきなかを、其處そここゝろざしてるのであります――
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とおすがると、どうしたのか、我を忘れたように、わたしは、あの、低い欄干らんかんへ、腰をかけてしまったんです。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
藤「あいた……いけません、遊女屋で柔術やわらの手を出してはいけません、わたしどもの云う事を聴くのではございませんから」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わたし不相変あひかはらずしばからかよつてた、山田やまだます/\親密しんみつになるにけて
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
アノ笑顔わらひがほをおしなので、わたしもさうおもつてせいか、ひとがあるいてとき
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「もしもし、わたしんとこの犬を二ひきとも出して下さい。何という乱暴なことをするんだ。」とってかかりました。
やどなし犬 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
女性ぢよせい美人びじんであるといはれることをよろこぶにちがひない、とわたししんじてゐるのだが――
そしてまた何度なんどわたしみちそとへよろけさうとするかれおさへてやつたかれなかつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
その瞬間しゆんかんわたしひだりほほなにかにやとほどげられた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
どれわたしにそのれないたまごせて御覧ごらん。きっとそりゃ七面鳥めんちょうたまごだよ。
貴郎あなたわたしのおねがひかなへて下すつて。』と言はれて気がき、銀之助は停止たちどまつた。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ときとすると、二時三時ふたときみときそばじつわたし仕事しごとる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
女「わたしは子煩悩ですが、子と云うのは此の悴ばかりで、女の子はどうも可愛かあいらしくッて、さア、これをおたべ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わたしはまだあんないゝ声の鶉を聞いたことがない。早速あれを生捕りにしてまゐれ。お城につれて行つて飼うてつかはすから。」
孝行鶉の話 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
「さあ/\、下りていらつしやい。わたしの糸は空気のやうにかるいけれど、つよいことははがねと同じです。」と言ひました。
星の女 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「何、だいぢやうぶです。わたしはあすこへいつたつて、けつして妖女えうぢよなんぞにまけはしません、安心してゐて下さい。」
湖水の鐘 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
そして、勝負せうふをしながら畫談ぐわだんかせていたゞいたりするのも、わたしには一つのたのしみだつた。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
しか日清戰爭につしんせんさうおこつたころには、わたしは一愛國者あいこくしやであつた。
母はもとよりわたしのぞみみなら先づ大がいいてもらへた父母にもさかんにせがんで見たが、