“合切袋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がっさいぶくろ80.0%
がつさいぶくろ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんな容子の人だとくと、かばんを持ってる若い人だというので、(取次とりつぎがその頃わたしが始終げていたかわ合切袋がっさいぶくろを鞄と間違えたと見える。)
鴎外博士の追憶 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
今度だって荷物なんか何にも持って来やしませんや、この合切袋がっさいぶくろとこの大将のあのかばんを差し引くと、残るのは命ばかりといいたいくらいのものだ。ねえ大将
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼は年ごろ六十かもう少し上かも知れなかつた、古い着物ながら身ぎれいにして大きな合切袋がつさいぶくろをそばに置いて坐つた。
たんざくの客 (新字旧仮名) / 片山広子(著)